• 開幕戦で完投勝利を挙げた辻本=神宮球場で(田上佳雅撮影)

  • 2回2点適時打を放ちガッツポーズの緒方(中川達夫撮影)

  • 4回菅野が適時打を放つ

  • 満塁弾を放ち右手を突き上げる岡田耕

重盗、適時打、そして満塁弾。開幕戦快勝発進

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対立正大1回戦(2018年04月09日 23時28分)

東都大学野球春季1部リーグ対立正大1回戦が明治神宮球場で4月9日に行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

立正大 001 000 020 =3
駒 大 120 500 00× =8

      打安点
(7)緒 方212
(4)菅 野421
(9)酒井良400
(3)岡田耕424
(D)巴 山300
 HD 鵜 飼100
(2) 長 310
(5)平 野320
(8)若 林200
(6)砂 川310
     計2997

     回 打安点
○辻 本 9 37103

 2018年春季開幕戦。大倉孝一監督は4人の1年生を早くもベンチ入りさせると、中堅にはオープン戦で主に起用されていた諸積怜(心4)ではなく若林楽人(現2)を起用した。また宮内紗衣マネージャー(法4)が駒大の女子マネージャーとしては22年ぶりにベンチ入りした。
 試合は序盤から動く。1死一、三塁から重盗を決め先制すると、2回も四死球と犠打で得た2死二、三塁の好機に緒方理貢(法2)が中前へ2点適時打を放った。3回に1点を返されるも、続く4回。平野英丸(地3)の安打から2死一、二塁とし、菅野赳門(商4)が右前適時打を放つと、さらに満塁から岡田耕太(市4)が初球を振り抜くと打球は左翼席へ一直線。自身2年連続となる満塁弾で試合を決めた。投げては先発の辻本宙夢(政4)が10安打を浴びながら粘りの投球で完投。1部復帰初戦を勝利で飾った。

◆大倉孝一監督
「(試合を終えて)辻本がよく粘った。(10安打を浴びたが)ヒット数というよりは兼ね合いだから。早めに点が入ったのが大きかった。(センターには若林選手を起用したが)総合的に(判断した)。負けられない試合だからいい方を使う。(評価は)まぁまぁあんなもんだろう。(相手が足をかなり警戒していたが)相手がミスしてくれたんだけどね。警戒してくれることが自体がいいこと。(明日に向けて)今日のことはもう終わり。1個ずつ1個ずつ、それしかない」

◆酒井良樹主将
「(試合を振り返って)一番大事な入りの試合だったが、良い勢いで入れた。(今後にはどのようにつながるか)今日はこっちのペースで試合ができたが、いくつかミスがあったので、その時の経験をこっちの流れではない時の試合運びの時につなげていきたい。(オープン戦からのこの1週間で取り組んだことは)メンバー、スタンド関係なく、全員で野球に入りこもう、1球1球にしっかり入りこもうという共通認識を全員で持つということ。技術的な面では、1週間でそこまで大きく変わることは無いので、全員の意識を1球に集めていくことをしてきた。(岡田耕選手の満塁ホームランについて)やってくれました。助かりました(笑)。(明日に向けて)明日で決めるということではなくて、うちの野球を全面的に見せていくということだと思う」

◆岡田耕太
「(本塁打は)ホームランは狙ってはいなかった。まっすぐ伸びていったので自分でも驚いた。(今日の試合は)初戦は大事になってくる。ひとまず一安心だが気を抜かず頑張っていきたい。(どんな取り組みを)振り込みやバッティングを中心に取り組んできた。(4年生の心境は)ラスト1年の大学野球なので無駄にしないように1日1日大事にしたいと思う。1つ上の代が引退して練習していたので春までの良い練習面が出ていた。(オープン戦は)新チーム初めてのオープン戦はベンチだった。途中からスタメンになって7番だった。その時はあまり調子が出せなかったが焦りがあったので、かえってよい影響になりスタメンになることができた。(オープン戦の際に)まだまだ完璧ではないが小技を練習してきた。上を目指して努力してゆきたい。(初戦をとれたのは)1つ目取れたのは一安心だが気を抜けない。(試合を見に来ていた中畑さんらからどのような声掛けをされたか)中畑さんからは今後を楽しみして、期待していると言っていただけた。(今後は)目標は1部優勝、最終目標は日本一になること。(明日の試合に向けて)今日の結果を踏まえて、気を抜かず試合に臨みたい」

◆辻本宙夢
「(試合を振り返って)ランナーを出して苦しい場面も多かったが、粘れたのが良かった。(オープン戦からどう調整をしてきたか)打たれたことはしょうがないと割り切って、ストライクゾーンにどんどん投げ込めるような調整をしてきた。(3、8回と得点を許したが)8回のホームランは自分でもしょうがないというのはあったが、3回の点の取られ方が、ゲッツーを取ってからのフォアボール、長打だったので、そういう失点の仕方は今後無くしていかないといけないと思う。(完投について)監督には(最後まで行けなど)何も言われなかったが、新垣コーチから全部行けと言われた。そのときには全部行こうと思っていた。(オープン戦終わって一週間どんなことをしてたか)しっかり自分のピッチングがどういうものかというのを考えながら、一球一球丁寧に練習で確認した」

◆長壱成(政4)
「(試合を振り返って)開幕だったので、辻本が頑張ってくれた。(大学1年次以来の1部リーグ)やっぱり神宮球場ということで、やっていて野球をやっている感じでした。(9回完投の辻本投手、どんなリードを心がけたか)フォアボールなしで、どんどん攻めていこうと前日から話していた。ヒットは10本打たれたが、粘り強く投げれたんじゃないかなと思う。(オープン戦後半辻本投手は乱調。そこから一緒に話し合ったことは)Hondaはもう相手のレベルが違うというか、そこでは打たれたことを気にせずに切り替えていこうと話した。(この一週間自身で変えたこと、心がけたことは)バッティングは自分の形を崩さないように逆方向バッティング。守備はとにかくピッチャーの球を見て、ビデオを観てどうやって投げていくかを当てはめていくという感じ。(好守備が出たが)スローイングとか、向こうのチームには脚の早い小郷とかがいるので、絶対刺すという気持ちで座っている。明日も走ったら絶対刺したいと思う。(初戦勝利、気持ちは)明日も勝って2タテして勝ち点を取る」

◆宮内紗衣
「(今日を振り返って)ゲーム内容は駒大野球を出来ていたなと思うが、やはり課題もオープン戦同様見つかっているので、それを修正しながらリーク戦を戦っていければなと思う。(駒大では22年ぶりの女子マネージャーのベンチ入り)まずはベンチに入れたことに感謝している。その中でみんないつも通りのプレーをしてくれたので、今度は力になれるような働きを出来るように意識してベンチに入りたいと思う。(この一週間どんなことを心がけてきたか)いつも以上に選手に対してもスタッフ陣に対しても気をつかったサポートをしてきたつもり。本当に小さなことでも言葉一つ選びながら接してきた一週間だったと思う。(5季ぶりの1部での勝利だが)1部でプレー出来る喜びを噛み締めながら、ベンチ・スタンドが一丸となって戦った結果が、この1勝だと思う。リーグ優勝・日本一の目標を達成するためにも一戦一戦、目の前の試合に挑みたい。(明日に向けて一言)明日は2タテで終われること前提で、今日のように攻めた試合を出来ると良いなと思う」
 
*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_basaball)

次戦、1部リーグ対立正大戦第2回戦は4月10日(火)11:00~明治神宮球場で行われる予定。


■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
(大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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