• 追撃のゴールを挙げた中原は2年連続開幕戦で得点をゲット=味の素フィールド西が丘で(宮下 響撮影)

  • 去渡はトップチームデビューで早速数字に残る結果を残した

  • 先発デビューの幸野は右サイドを駆け回った(紫藤 大智撮影)

  • 途中出場の坂本は持ち前のスピードでチャンスを作る

大学トップクラスの攻撃陣に3失点…リーグ黒星発進となる

[サッカー部]JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦 第1節・法大戦(2018年04月09日 00時25分)

JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦 第1節・法大戦が4月8日、味の素フィールド西が丘にて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


【スコア】
駒大1−3法大☆

【得点者】
35分:[法]上田 綺世(黒崎 隼人)
51分:[法]上田 綺世(末木 裕也)
65分:[法]紺野 和也
88分[駒]中原 輝(去渡 信吾)

※()内はアシスト

【メンバー】

GK 1 角井 栄太郎[4年=三浦学苑高]

DF
2 須藤 皓生[4年=駒大高] 
3 星 キョーワァン[3年=矢板中央高]
4 伊勢 渉[4年=神戸国際附高] 
5 鈴掛 涼[4年=清水桜が丘高]

MF
6 大塲 淳矢[4年=藤枝東高]
16 薬真寺 孝弥[2年=長崎総科大附高] 
10 中原 輝[4年=ルーテル学院高]
23 幸野 高士[4年=駒大高](→63分 14 坂本 和雅[4年=聖和学園高])
18 矢崎 一輝[2年=駒大高](→77分 25 去渡 信吾[3年=日本学園高])

FW
高橋 潤哉[3年=山形ユース]

【SUB】
GK 21 松村 優太郎[3年=長崎総科大附高]
DF 15 立花 皓之介[4年=三浦学苑高]
DF 28 真下 瑞都[2年=矢板中央高]
MF 12 高田 和弥[4年=C大阪U-18]
MF 39 横山 玄徳[3年=千葉U-18]

リーグ開幕戦の相手はここ3年間の公式戦で1分5敗と苦手としている法大。試合は序盤からU-21日本代表の法大・上田綺世に攻撃をリードされる展開。星の徹底マークで序盤こそ耐え凌ぐものの、相手の積極的なサイドチェンジから完全に崩されて上田に先制点を献上。一方の攻撃陣は公式戦初先発の矢崎がチャンスを作るが、フィニッシュの制度を欠いてしまう。前半を1点ビハインドで折り返すと、後半開始早々にもCKから上田に追加点を奪われる。2点差の状況でもなお攻撃的な法大を前に、コンパクトな守備陣の逆をサイドチェンジで突かれて相手の術中にはめられてしまう。3点目はそのサイドチェンジから全日本選抜の紺野和也に決められる苦しい戦況。ここでリーグ戦デビューとなる去渡を投入すると、試合終了間際に去渡のアシストから中原が決めて1点を返す。しかし、反撃もここまで。リーグ開幕戦で昨季の総理大臣杯王者に出鼻を挫かれる結果となった。


◆秋田浩一監督
「(矢崎を先発で使ったことについて)それがダメだったかもしれないけど。まあ調子もいいし点も取ってたし。(前半から勝負をかけていたのか)そういうわけではないんだけど、サッカーは90分間できなかったら彼も将来厳しいじゃないですか。90分間やれる選手にならないと。(幸野高士について)高田(和弥)か幸野か迷ったけど、彼もドリブルがうまいので。相手の22番は速かったけど、くねくねした動きには弱いかなと思った。僕の想像だったんだけど。(去渡の投入の狙いは)シュート力があるので、まあもちろんターゲットマンとしてもそうなんだけど。どっちかというと思い切りシュートが打てるので、そういう場面が来ればと思った。まあなかったのであれですけど。(選手として)面白いのは面白いんだけど、やっぱ優しいかな。高橋潤哉が抜け出した決定機を決めていればまだわからなかったけど。まあ今日は(去渡の)出来は悪かったし、出来が悪かったと言うか、動き出しが全然ダメでしたね。負けるべくして負けたと言う感じでした。(前半押していた場面で決められなかったのは大きいか)それも一つなんだけど、ディフェンスが両サイドバックとセンターバックも含めてよくなかったと思いますね。(セカンドボールが拾えてなかったことに関して)出足とか動き出しが遅いから、観てから動くから、法政には速い子が多いので負けてしまう。予測して動けばそういうことは…大塲は頑張っていたけど、薬真寺とか両サイドの子が絞ってというのがあまりなかったので。しょうがないですね、(天皇杯予選を終えていい流れからリーグ戦で黒星を喫した。ここからどう修正するか)サッカーは同じことをやるので、動き出しと粘り強いディフェンスですね。粘り強さと出足の速さが戻ればいけると思います。もう少し良くなると思う。そこですね。粘り強いディフェンスと出足と動き出しっていうところを1週間強調してやりたい。(次戦・東国大戦の勝負の決め手は)うちはボールを人を動かすので、ボールも動くけど人も動く。運動量と速さじゃないかなと思う」

◆大塲 淳矢(法4)
「(今日の試合を振り返って)自分たちがやりたいことが全くできなかった。不甲斐ない試合だったと思う。(やりたかったこととは)前からプレスをかけて、相手に自由にやらせず、そこからショートカウンターとういうのが今年のサッカーだと思うが、なかなかプレスがかからなかった。相手(チーム)に上田選手などいい選手が多いので、相手のロングボールのところでもヘディングが競り勝てず、セカンドボールを拾われたりなど、こちらがやりたいことを完全に相手にやられてしまった。(バイタルエリア付近の相手チームのショートパスについての対応)相手の前線の選手は技術的に高いのは分かっていたこと。ああいった場面が増えるとういうのも分かっていた。準備もしていたが自由にやられてしまった。(天皇杯の良い流れを引き継げなかった要因)明治(大学)に良い形で勝てて、理想的なサッカーができた。今まで(長く)明治に勝っていなかったチームに勝てたことで、少し慢心や驕りがあったのかなと思う。練習中も何度か監督にそのように言われたりだとか、何とか直そう直そうとはしていたが、結果的に勝てなかったという事はそういう部分があったのかなと思う。(法大の印象)前線にはタレントが多いし、後ろもヘディングが強い選手が居るので、強かったが、勝てないチームは居ない。本当に自分たち次第でどうとでもなるので、今日勝てなかったのは自分たちのせいだと思う。(室町選手が居ない中セカンドボールの対応は)(室町)仁紀が居ない中でセカンドボールというよりも、ファーストプレッシャーがかからなかったのかなと思う。室町はファーストプレッシャーに行くことだったりプレスバックすることが彼の特徴だが、彼が居なくてそこで自分たちの前に落ちたボールなどが拾えなかったのが敗因かなと思う。(次節の相手東国大の印象)東国大は上手いサッカーを目指してくると思うので、法大と同様に自分たちが最後のところで守り切って、前からのプレスをかけてショートカウンターという事ができれば行けると思う。自分たち次第でどうにでもなるので相手よりも自分たちがやることを意識していきたいと思う(次の試合に向けて)本当にここで負けたらずるずるいってしまうので、ちゃんと自分たちが目指すサッカーをして勝ちたい」

◆中原 輝(経4)
「(今日の試合を振り返って)今日の試合は駒澤の方が全体的に動き出しも入り方も悪く、ミスが多かった。相手の方が主導権を握っていたと思う。自分たちがやるべきことをやれなかったというのが、チームとしての敗因だ。(前半、押している場面もあったが)前半少なからずチャンスがあったと思う。自分たちの中で守備からの攻撃という形がある中で、守備が全て後手を踏んでしまった。そういった中でチャンスも少なくなったと思う。今回は失点も目立つ。攻撃というより守備からもっとチームが意識を向けていかないといけない。(セカンドボールが拾えなかった印象があるが)コンパクトにやろうとは言っていた。しかし、今回ディフェンスラインが上げられなかったり、前線の選手がボールにプレスをかけられなかったりした。チームとしての方向性がバラバラだったと思う。そこで後手を踏んでいたためセカンドボールを自分たちのものにできなかった。チームとしての方向性をより明確にするため、自分たちで話していきたいと思う。(左サイドから攻め上がる場面が多かったが)サイドをやっているため、突破だったりクロスだったり、シュートまでの形が求められている。そういった中で今日、自分は何もできていないと思う。このままでは駄目。もっとチャンスメイクできる選手になりたい。(後半のゴールシーンについて)スローインから去渡がしっかり逸らしてくれたため、ヘディングで。チーム内でもあの後ろに入ること、相手の前で触ることは普段から意識している。上手く入れて点につながったのは良かったが、点を決める時間帯が遅かったと思う。(二年連続の開幕ゴールとなったが)去年取ってから取れていない。ゴールというよりもチームが勝てるように精一杯やる。その中でゴールやアシストが増えていけばいいと思う。こだわってはいるが、チームが勝つのが一番なので、深く考えず、そこに向かって全力を注ぎたい。(天皇杯の良い流れから今回の結果となったが)天皇杯は自分たちの良い形で勝てた。それが自信にもなっていたが、自分たちの思っていない部分で驕りや過信になっていたのだと思う。気のゆるさなどを監督やスタッフに指摘された。ちゃんとやれれば勝てる相手だったと思う。自分たちがやれる事をやって、慢心せずにチャレンジャー精神を持ってやっていくだけ。(次節に向けて)開幕を落としてしまったが、落ちる事なく次しっかり勝てればいいと思っている。次、勝ち点3を取れるように良い準備をしていきたい」

◆高橋 潤哉(営3)
「(今日の試合を振り返って)自分たちがなかなかリズムを作れず、流れを掴めないまま自分たちのミスで、失点してしまったので、もう少し攻撃や守備の形を作れたら良かったが、作れなかったのが敗因。(久しぶりにターゲットが1人だったが、マークは)どちらかというと、競り合いの部分で形は作れなかったが、その前の守備の時点でうまくはまらなかったのが、一番よくなかった。(沢渡との連携は)全部競ってくれると言ったので、自分はヘディングで、セカンドボールとかの逸らしたあとの反応などを意識した。1年生の時にIリーグで、一緒に組んでいたりして、やりたいことがわかったので、それで一本いい形も作れた。(次節に向けて)自分たちが勝つための形というか、こういうサッカーをしようとか、こういう考えでやっていこう、というのが出せたら、結果もついてくると思うので、そういうところの一体感というのは、もう一度チームで持てるように、また1週間良い準備をしていきたいと思う」

なお、次節は4月14日、東金アリーナ陸上競技場にて11:30から東国大と対戦する。

◆東金アリーナ陸上競技場
〒283-0063 千葉県東金市堀上1361-1
・JR「東金」駅から九十九里バス(家徳経由九十九里方面行き)「南新田」バス停下車徒歩7分
・「東金」駅より徒歩40分

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