• にらみ合う一瞬、タイミングを計る志渡澤(右)と飛田(左)=日野市市民の森ふれあいホールで(高橋春子撮影)

  • 格上の相手に自分のスタイルを貫いた宮本(国定一俊撮影)

  • 強烈な左ストレートで圧倒する濵﨑(田島佑人撮影)

激闘の2回戦、また一つ駒を進める

[ボクシング部]第82回全日本アマチュアボクシング選手権大会(2012年11月23日 21時08分)

 第82回全日本アマチュアボクシング選手権大会・2日目が11月23日、日野市市民の森ふれあいホールで行われた。結果は以下の通り。


【ライトフライ級 2回戦】
田中亮明(経1)○不戦勝●山本佑哉(明大)

【フライ級 2回戦】
新井啓司(営3)●(5)ポイント(18)○野邊優作(拓大)
林田翔太(商2)○RSC●高橋一生(拓大)

【バンタム級 2回戦】
志渡澤和広(仏3)○(5)ポイント(3)●飛田貴大(経3)
渡部哲也(商3)●(7)ポイント(9)○井出洋一(平成国際大)

【ライト級 2回戦】
宮本太一(現3)●(6)ポイント(14)○成松大介(自体校)

【ウェルター級 2回戦】
高田侑典(経1)●(6)ポイント(14)○斉藤 晶(拓大)

【ミドル級 2回戦】
濵﨑良太(禅4)○RSC●ヤバシチャータイ(名古屋工学院専門学校)

※RSCとはレフェリー・ストップ・コンテストの略 
※()内数字はポイント数 

 バンタム級志渡澤は同じく駒大の飛田との対戦。両者とも試合前から気合い充分。お互いのプレーが分かっているだけになかなか手数が増えず、均衡した試合展開に。ポイント数も僅差のまま志渡澤に軍配があがった。全日本初出場ライト級宮本は序盤から格上相手に果敢に攻めるも疲れが見え始め、ポイントが入らず苦しい展開に。最後に周りの応援を糧に気合いで攻める姿勢を見せたものの健闘空しく敗北を喫した。ミドル級濵崎は日連推薦の岡田に勝利経験のある相手にプレッシャーを与える。1R後半には2度のダウンを奪い反撃させる隙を与えない。結果1R目RSCと力の差を見せつけ勝利した。明日駒大からは4名がベスト4を懸けた戦いに挑む。

◆小山田裕二監督
「(今日は)練習の通り。良いことも悪いことも練習したことしか発揮出来ないと改めて感じた。(宮本は)練習を全力で集中してこなすことができたし、それをやろうとしていることは伝わってきた。(志渡沢と飛田は)全然だめ。やりづらいのはわかるけど、2人供優しすぎ。もう少ししっかり攻めないと。(濵崎は)相手の戦い方に合わせてちゃんと距離をとってロングレンジで戦わないといけなかった」

◆濵﨑良太(禅4)
「(試合の感想)調子はバッチリで、戦えた。もちろんRSCで勝つつもりだったので、ただ距離感がちょっと近すぎたって監督に終わった後に言われた。だから攻める心は残しつつ、監督の指示にそえるようにしたい。(やりたかったことは)中に入ってフックとかもできたので、練習通りできたので。(岐阜国体に比べて)気持ちと調整ミスで、特に調整ミスは大きいんでね、結果は後からついてくるんで、この大会やりきるだけ。(全日本初戦は)若干、緊張したけど、とくにはいつも通り」

◆宮本太一(現3)
「(試合は)自分の動きは出来たし、言われたとおりに出来たと思う。(今日の試合はどんな気持ちで臨んだか)組み合わせが決まったのが一昨日で、仕方ないと思った。でも勝ちにいく気持ちでいった。(全日本初出場)コーチ・監督から全国は緊張するから気をつけるように言われていたが、以前から言われていたので、精神は安定していた。試合をしたらあっという間で、普段と変わらなかった。(主将の立場からみたチームの頑張り)試合で勝つ人は自分で練習しているし、負けた人は練習が足りない。皆で練習して強くなれたらいいと思う。(これからの目標)個人戦ベスト8と来年のリーグ戦を主将として全勝すること」

◆志渡澤和広(仏3)
「(飛田選手が相手は)いつもと違う感じの緊張をしてしまった。あまりいい緊張ではない。普段からスパーをしているのでお互いの手の内を知っていて、ばれているからうかつに手を出せなかった。(監督からは)ガードで受けず足を使えと言われた。最近のびてきてるという飛田に勝てて嬉しい。(明日は)岡山県の選手との対決でびびったら負けだと思っているので頑張りたい」

◆飛田貴大(経3)
「(全日本を振り返って)1回戦は自分の動きが出来たと思う。ストレートなどよかった。しかし、緊張して動きが少し固い場面もあった。2回戦は、対戦相手が同じ大学の志渡澤だったので勝ちたかった、普段からよく一緒に練習もしていたから試合中も相手の出方が読めてしまってなかなか手が出せなかった。(試合前に相手と話したか)いつもどおり。お互いにピリピリはしていた。(監督から)悔いのない試合をしろと言われた。(今後の課題は)重心がぶれているのと、ガードが甘いのでポイントを取られてしまうから、ディフェンスを強化したい。(今後の意気込み)自分たちの最後の代なので、思いっきり悔いのないようにいきたい」


 なお、大会3日目は11月24日、日野市市民ふれあいホールで行われる予定。
 

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