• 攻める気持ちを前面に押し出し勝利した田中=日野市市民の森ふれあいホールで(北詰友梨撮影)

  • 冷静に相手の動きをうかがい、勝ち星を得た林田

  • メダルを手に、はにかむ志渡澤

初の3階級制覇へ、いざ最終決戦!

[ボクシング部]第82回全日本アマチュアボクシング選手権大会(2012年11月24日 20時50分)

 第82回全日本アマチュアボクシング選手権大会・3日目が11月24日、日野市市民の森ふれあいホールで行われた。結果は以下の通り。

【ライトフライ級 3回戦】
田中亮明(商1)○(14)ポイント(8)●伊藤 走(東農大)

【フライ級 3回戦】
林田翔太(商2)○(8)ポイント(7)●野邊優作(拓大)

【バンタム級 3回戦】
志渡澤和広(仏3)●(8)ポイント(15)○藤田大和(拓大)

【ミドル級 3回戦】
濵﨑良太(禅4)○(10)ポイント(4)●酒井幹夫(東農大)

※()内数字はポイント数 

 ライトフライ級田中は序盤フェイントをかけつつ積極的な攻撃で間合いを詰め、ポイントを重ねる。体格を生かし懐に潜り込むと、ボディを連打。3Rで自分から勝負を仕掛け反撃を押さえ攻防戦を繰り広げ、勝利を手にした。続くフライ級林田は足を使い距離をとって戦う。拳打の応酬が続くも1Rは2ポイント奪取に留めた。2Rワンツーで冷静に試合を運び、気合い十分で迎えた3Rは周囲の声援を受け善戦し、1ポイント差で辛くも勝ちを収めた。ミドル級濱崎は1Rを接戦で終えたものの、中盤以降に激しい追い込みを見せる。昨日の反省を生かし適度な距離を保ち力の差を見せつけて勝利。バンタム級志渡澤は全日本で初の3位入賞を決めた。明日は対戦経験のある岡田(日大)との一戦を控えた濱崎、他2人が決勝戦に進出。3階級制覇のかかった試合の動向に注目が集まる。

◆濵﨑良太(禅4)
「(今日は)少し力んだが、2Rからアウトボクシングができた。距離感も良かった。(打ち合いは)練習通りできた。(攻めに関しては)とりあえず攻めた。攻められるより攻めた方が見栄えもいい。(特に意識して攻めた所は)空いてるところに当てに行った。ボディに入って良かった。(決勝の相手は岡田だが)倒すしかない。戦友みたいなもの。(明日に向けて)監督にも言われたことだが、あごを引いてガード上げていきたい。それは今日もできなかった。でも、自分のスタイルは崩さずに行きたい」

◆志渡澤和広(仏3)
「(今日は)ポイントが2Rで追い付けなかったので、判定を聞く前に負けたと思った。点数が伸びず入ってないと思ったパンチを自分で分かって、違うパンチを打てば良かった。1Rで気づくべきだった。でもベストを尽くしたと思う。後悔はないし、今はもう3位に満足。(今日の戦い方)びびったらだめだと思った。捌きつつ、合わせるところは合わせるようにした。(今日得たものをどう生かすか)今が自分のベストだし、全力を尽くした感はある。これからは基礎の底上げをして、全体的にレベルを上げていきたい。(今後の目標は)リーグ戦全勝して階級賞をとる。チームとしては優勝を目指す」

 なお、大会4日目は11月25日、日野市市民ふれあいホールで行われる予定。

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