• 大学デビュー戦を見事に飾った田中=後楽園ホールで(須部楓撮影)

  • 駒大の勝利を決めた濵崎(佐藤亮撮影)

好発進!強敵破りリーグ初戦白星飾る

[ボクシング部]第65回関東大学ボクシングリーグ戦(2012年05月14日 14時24分)

 第65回関東大学ボクシング1部リーグ対拓大戦が5月12日、後楽園ホールで行われた。結果は以下の通り。

☆駒大5―4拓大
【LF】田中亮明(商1)○(15)ポイント(10)●野邉優作
【F】林田翔太(経2)○(7)ポイント(7)●清水裕紀
【B】志渡澤和宏(仏3)○(15)ポイント(5)●橋本昌志
【B】渡部哲也(経3)○(8)ポイント(7)●藤田大和
【L】宮本太一(経3)●RSC○川村 尚
【L】鈴木涼太(文2)●(4)ポイント(16)○藤田健児
【LW】高田侑典(経1)●(5)ポイント(10)○井上浩樹
【W】越川孝紀(経4)●(6)ポイント(12)○齋藤 晶
【M】濱崎良太(禅4)○(10)ポイント(8)●鳴海友基

※RSCとはレフェリー・ストップ・コンテストの略
※()内数字はポイント数

 ライトフライ級・田中は大学デビュー戦ながら気後れのない強気な姿勢で好戦。ボディへの攻撃を交えた猛攻を繰り出し白星をあげた。その波に乗ったまま迎えたバンダム級・渡部。少ない手数で確実にポイントを重ねた。終盤には押される場面もあったが競り勝ちチーム勝利に大手をかけた。しかしこれ以降4つの黒星が並び状況は一転背水の陣。明暗を託されたミドル級・濱崎は序盤から積極的にパンチを打ち込んだ。怪我をするハプニングに見舞われたが怯むことなく攻撃を仕掛け見事チームを勝利へ導いた。強敵、拓大を破るリーグ開幕戦となり幸先の良いスタートを切った。

◆小山田裕二監督
「(今日は)勝った人も負けた人もやるべきことはできていた。(田中)これから中心になっていってもらいたい選手。(渡部)去年1P差で負けた相手。今日はそのリベンジだった。手数の少ない相手だからその辺を念頭に置いてやった。(濱崎)相手との距離が近すぎる。どっしりと構えないと。くっついた時にも自分から動けないようでは駄目。打っていかないと。(リーグ戦の目標)1戦1戦、怪我のないように。やるべきことはしっかりやって笑って終わりたい」

◆林田太郎コーチ
「(選手の出来は)満点だった。自分たちが言ったことをすんなりと遂行してくれるというのは大きかった。(濱崎には)始まる前から特に心配はしていなかった。実力差はあると思っていたので安心してみることが出来たが、最初勝ちを4つ取って後1つが取れなくてどんどんと来ていたので、どうしても嫌な予感は頭をよぎってしまっていた。気持ちの面では、お前が決めて来るんだろと言って送り出した。(コーチという立場になって)周りとの関係が変わるということはわかっていた。チームが勝てて、それに少しでも自分が貢献出来てよかった。(今後コーチとして)自分たちが3位、4位というところをずっとキープしてきていて、今年は補強もすごく素晴らしいものが出来たと思うので、2位、優勝を目指して頑張ってもらいたい」

◆田中亮明
「(大学生になって始めての試合は)自信はあった。試合中も部員の皆が声をかけてくれてすごく頑張ることができた。(今日の試合に向けての対策は)今日の相手は元チャンピオンということもあったので監督をはじめコーチの方々からアドバイスをもらった。減量中は、同級生がサポートしてくれていいコンディションでくることができた。(今年の)目標は、全日本優勝、今年の国体は岐阜で行われるのですが、岐阜出身なので国体に出場して地元の皆さんにも応援してもらいたい。(大学の練習は)やはり高校の時の練習より疲れる。大学では選手の自主性を大切にしてくれるので、たくさんの選手の良いところを吸収していきたい」

◆渡部哲也
「今日の相手は去年戦って負けてしまっているので、勝ちたいと思っていた。判定を聞いている時は、負けたと思ったが、1ポイント差で勝つことができた。本当に嬉しかった。(今日の試合に向けての対策は)チームメイトがすごくサポートしてくれた。そのおかげでやりきれたと思う。(目標は)国体と全日本出場して、決勝にいきたい。今までまだ決勝の舞台に行ったことがないので。(1年生が入ってきて)部活の中のバンダム級は1年も含め皆強いので全員意識している」

◆濱崎良太
「後半達が頑張ってくれて、最初に4つ取ってくれたので絶対に勝たないと行けないと思った。今日は少し力んでしまっていつものようには出来なかった。(第1Rは)テンションが上がりすぎてしまって冷静さが欠けてしまっていた。内容は悪かったけど、結果が良かったので良しとする。もっともらわない綺麗なボクシングをしたい。(判定待ちのとき)勝ったという確信はあった。しかしリーグ戦は何があるかわからないのでそこは怖かった。待たされる感じは興奮して楽しかった。会場もその方が盛り上がったと思う。次は去年怪我をして負けた相手なので絶対に勝ちたい」

 なお、対日大戦は5月26日、18:00頃後楽園ホールで行われる予定。

■会場へのアクセス
JR中央線・総武線 都営三田線 水道橋駅下車 徒歩1分
大江戸線 春日駅下車 徒歩5分
丸ノ内線・南北線下車 後楽園駅下車 徒歩1分

※掲載が遅れて申し訳ありませんでした。

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