• ピンポイントに攻撃を浴びせる安納=後楽園ホールで(佐藤亮撮影)

  • 相手を翻弄する林田=後楽園ホールで

  • スピードを生かし相手を攻める志渡澤=後楽園ホールで(服部萌香撮影)

善戦!もう一歩及ばず黒星二つ目

[ボクシング部]第65回関東大学ボクシング1部リーグ対東農大戦(2012年06月10日 03時02分)

 第65回関東大学ボクシング1部リーグ対東農大戦が6月9日、後楽園ホールで行われた。結果は以下の通り。

駒 大4―5東農大☆
【LF】安納佑樹○(13)ポイント(10)●華井玄樹
【F】林田翔太●(8)ポイント(9)○青木貞頼
【B】渡部哲也○(7)ポイント(5)●橋垣柊人
【B】志渡澤和広●(4)ポイント(9)○中澤 奨
【L】坂口堅人○(15)ポイント(10)●佐川 遼
【L】鈴木涼太●(5)ポイント(12)○斉藤一貴
【LW】石崎 遼●RSC○吉野修一郎
【W】越川孝紀●(3)ポイント(8)○酒井幹生
【M】濱崎良太○棄権●助川康兵


※RSCとはレフェリー・ストップ・コンテストの略
※()内数字はポイント数


 ライトフライ級・安納は相手の攻撃を避けつつ力強い攻撃。終盤では激しい打ち合いになったが押し負けることなくポイント勝ちを納め幸先の良いスタートを切った。続くフライ級・林田は1R、2Rは軽いフットワークで相手のペースを乱した。が、3Rでは手数が減りそれが要因となって敗北を喫した。バンダム級・志渡澤は前半は持ち前のスピードを生かした試合を展開。後半ではロープ際に押される場面もあり攻め切ることができず悔しい黒星となった。その後も取っては取られる接戦となったが、惜しくも及ばず。善戦したがあと一歩というところで強敵を相手に勝利を逃した。

◆小山田裕二監督
「(今日は)技術的には相手と比べて劣っていなかった。勝ちに対する気持ちがぎりぎりの戦いになった時、自分に甘くなってしまっている。安納の勝利は見越した試合。林田翔は行けば当たるのにその勇気がないから当たらない。勝つという気持ちの問題。渡部のいけなかった所は手数が少なかったこと。前の手をしっかりしてステパンチからの右フックで攻撃を重ね余裕のある試合を。自信を持って。志渡澤は前半よかった。足らないのは相手に向かっていく勇気。坂口は良い試合ではなかった。余力があったし本当なら点差を付けて勝てる試合だった。満足はできない。越川は相手に合わせてしまっていて、手が出ていなかった」

◆林田太郎コーチ
「(今日は)善戦。惜しい試合だった。こういう試合を取れるかが大切になる。安納の勝利は順当。それに甘んじることなく積極的に行けた。あまり試合に出ていないが力を持っている選手。渡部は勢いはあったが冷静に駆け引きできた。対応力があるから高度なことを言っても対処できる。志渡澤はパンチが軽くポイントとして取ってもらえない。スピードで付いてこられる選手はいない。越川はプレッシャーがあったと思うがそれを跳ね除けてこそ。勝てるはずの試合だった。どの選手もカウンターの技術向上を目指したい。それが出来るかが勝敗を分ける」

◆志渡澤和宏(仏3)
「(今日は)1R目は完璧に勝ったと思った。もっと待って攻めてを繰り返すべきだった。カウンターを貰ってしまった。自分のスタイルで出来なかった。敗因は体力面やプレッシャー面。完全に相手に負けていた。自分が勝っていたら駒大が勝っていた。とても悔しい。決め切れない。攻め切って、しっかりと決めなければ。自分のスタイルを見直すべきだなと感じた。次に試合をしたら勝てるかもしれない相手。ぜひ、また試合をしたい」

◆安納佑樹(経2)
「(今日は)戦ってみると難しくて。1Rが終わった時はやばいと思った。みんなからのたくさんの応援やアドバイスがあって勝つことができた。監督からは距離を取ること、と言われていた。相手に対しては絶対に負けないという気持ちで戦っていた。チームが負けたことが本当に悔しい。チームとして勝ちたい」

◆林田翔太(経2)
「(今日は)敗戦の要因は最後に気持ちが切れてしまったことだと思う。体力も集中力も全部。そこから気持ちが切れた。敗戦を通して後悔しかない。冷静に考えると、2個目3個目と次へ次へとやれればよかった。(試合前には)監督からは失うものは何もないから行けと言われていた。(次戦は)切り替えてやっていきたい。悔しい思いはしたくない。それが得たもの。次はとりあえず勝つ。どんなことをしてでも勝ちたい」

 なお、対法大戦は6月23日、後楽園ホールで行われる予定。

■会場へのアクセス

JR中央線・総武線 都営三田線 水道橋駅下車 徒歩1分
大江戸線 春日駅下車 徒歩5分
丸ノ内線・南北線下車 後楽園駅下車 徒歩1分

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