• 4連覇とならなかった林田=岐阜産業会館で(須部 楓撮影)

4連覇ならず…林田太、無念の幕引き

[ボクシング部]第81回全日本アマチュアボクシング選手権大会・最終日(2011年11月21日 00時50分)

 第81回全日本アマチュアボクシング選手権大会・最終日が11月20日、岐阜産業会館で行われた。結果は以下の通り。

【ライトフライ級 決勝】
林田太郎●(20)ポイント(34)○井上(青陵高)

 決戦の舞台に上がったライトフライ級・林田太は、ジャブを使って適度な距離をとりつつ、鋭いストレートで加点。試合開始直後から積極的に相手を攻め立てた。だが、ポイントを伸ばすことができず、1Rを終えた時点では9ポイントの差で出遅れた。中盤以降は力強いボディーブローや連打で追撃。試合終了に至るまで攻めの姿勢を貫いたが、ポイント差を縮めることはできず、20-34の14点差で敗北を喫した。大会4連覇は達成ならず、学生最後の試合を全日本大会準優勝という形で幕を引くことになった。

◆熊本道之コーチ
「(今日は)全体的な内容は五分五分。試合自体は満足できるもの。ボディーブローも入っていたし、練習でやってきたことがしっかりできていた。(一年を振り返って)反省の一年。弱いながら勝ち上がってきたが、これ以上の成果を出すには一層の努力や練習が必要。来年のリーグ戦に向けて、今年の反省を生かして練習して行かないと」

◆小山田裕二コーチ
「(今日は)言葉が出ない。1R目をしっかり取ろうと伝えたが、離された。打った後に止まってしまうとこは良くなかったが、でも本当によくやってくれた。(試合後は)お疲れ様、としか言えない。4年間の最後を勝ちで終わらせてあげたかった。(一年を振り返って)波のある1年だった。その分、下の子たちの収穫は多かった」

◆林田太郎(経4)
「(自分の手が上がらなかった瞬間は)負けたことに関しては悔いもなく、結果を受け入れていた。でも自分に期待してくれている人に、僕が恩返し出来るのは試合に勝つことだけだったから悔しかった。(今日で)競技を引退すると思うとさびしい。監督、コーチに『お疲れさん、お前はよくがんばったよ』って言われたら涙が出てきた。不安だらけのボクシング人生だったけど、ボクシングしかないといえる時間だった」

なお、試合の模様は11月27日16:00からNHK教育で放送される。

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