• 果敢に切り込む二宮=日本武道館で(粕谷康太撮影)

無名のルーキー二宮、16強入り!

[剣道部]第58回関東学生剣道選手権大会(2012年05月14日 00時57分)

第58回関東学生剣道選手権大会【男子】が5月13日、日本武道館で行なわれた。駒大からは、主将の松崎俊彦(営4)をはじめとした7人が出場。結果は以下の通り。


〈2回戦〉
●松崎俊彦(営4)0―1<面>杉森音次郎(清和大)○(延長戦)
●小森勇輝(経3)<面>1-2<面、面>高野良介(日体大)○
●大崎龍馬(英3)0-2<面、胴>山本庄二(関東学大)○
●高橋俊也(福3)0-1<面>加藤宏明(東海大)○
○鶴岡貴大(法2)<面>1-0中村祐介(大正大)●
●平河内健祐(営2)0-1<小手>益子貴義(国士大)○(延長戦)
○二宮海周(営1)<面、面>2-0倉田一慶(一橋大)●

〈3回戦〉
○鶴岡<面>1-0井手俊宏(慶大)●
○二宮<面>1-0筒井達也(防衛大)●

〈4回戦〉
●鶴岡0-1<小手>時田 亮(東海大)○(延長戦)
○二宮<面>1-0越智泰介(早大)●

〈5回戦〉
○二宮<面、小手>2-1<面>村岡劍大(国武大)●

〈6回戦〉
●二宮0-1<小手>國友錬太朗(国士大)○(延長戦)

〈全日本出場決定戦1試合目〉
●鶴岡<面>1-2<小手、面>村上泰彦(国士大)○

〈全日本出場決定戦2試合目〉
○鶴岡<面、面>2-0飯田悠太(横浜商大)●

※4回戦で敗戦した選手が全日本出場決定戦に回り、その勝者が全日本選手権大会の出場権を得る。また、出場決定戦1試合目の敗者は2試合目に臨み、勝利すると出場決定権を得ることができる。


 1回戦は全員が突破したが2回戦で5人が敗退し、全日本出場をかけた4回戦までに鶴岡と二宮が勝ち残る。鶴岡は上段から果敢に攻め込むが、延長戦にもつれ込み1本負け。続く全日本出場決定戦でも勝利することはできなかったが、ラストチャンスの決定戦2試合目では強烈な面を打ち込み2本勝ちし、全日本大会への出場を決めた。一方、唯一1年生で出場を果たした二宮は、正面から強気に攻める姿勢で次々に勝利を勝ち取り、6回戦へ駒を進める。強豪国士大の國友を相手に延長戦にまで持ち込むが、我慢しきれず手元が上がったところを1本奪われた。勝ち進むことはできなかったが、1年生ながらベスト16に進出、全日本大会出場を決めた。


◆中 清剛監督
「(今日にむけて)練習の中で調子を合わせてこれた。今日勝たなければ次(全日本)はないので、完全な状態に持っていけるようにした。(二宮選手を出したのは)稽古をしていて調子が乗っていたことと、いいものを持っていると感じることができたから。今まで実績はなかったが、その感じたことがあったので出した。(鶴岡選手は)成績はよくなかったが、全日本出場という結果は残せたのでよかった。この悔しさは次につなげて、全日本で晴らして欲しい。(全体を通して)まだまだ力をつけなければならない。『たら、れば』ではだめ。負けないための力をつけて行きたい」

◆鶴岡貴大
「(今日までの調整は)去年よりも試合に向けての取り組みはチームとしても良かった。だから勢いそのものはあった。(今日は)調子は悪かったが、自分の中で悪いと思ってしまうとそれが出ちゃうんで、悪くないと思い込んでいた。最低限の目標であった全日本出場という目標を達成できて嬉しいが、内容は何一つ満足できるものがなかった。(今後は)高校の時に全国制覇の一歩手前の決勝で負けてしまったので、大学の全日本で悔いを果たしたい」


◆二宮海周
「(今日は)1試合目は緊張してたけど、2試合目から開き直ってきたので楽しくやれた。(結果は)自分の中では出来すぎ。一回でも勝とうと1試合ずつを大事にした。(試合を振り返って)最後の試合で我慢出来ずに手元を上げたので、もう少し我慢していれば粘れた。良かったことは開き直って稽古通りの動きが出来たので面をしっかり逃げずに向かったところ。(全日本への意気込みは)一回でも勝てるように、先輩たちの残してくれた名前に恥じないようにやっていきたい」

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