• 学生最後の大会を笑顔で終える今吉=国立代々木第一体育館で(清水優加撮影)

今吉、念願の全日本で最後を飾る

[体操競技部]第61回全日本体操競技選手権大会(2007年10月26日 18時19分)

第61回全日本体操競技選手権大会が10月26日、国立代々木第一体育館で行われた。来年の北京オリンピックに出場する日本代表選手の一次選考会を兼ねた今大会に今吉咲耶子(社4)が出場。自身の目標である全日本出場を果たした。女子で出場するのは田中実奈(現駒大コーチ)以来、3年ぶりとなる。
 1種目目の平均台では2度の落下で得点が伸び悩むも、続くゆかではノーミス。3種目目の跳馬でもまずまずの演技を見せるが、段違い平行棒で着地を大幅に乱してしまう。結果、個人総合71位中68位で幕を閉じた。結果は以下の通り(上位3位と駒大のみ)。

<個人総合選手権予選・種目別決勝>
1位 鶴見 虹子(朝日生命体操クラブ) 59.350点
2位 大島 杏子(朝日生命体操クラブ) 58.500点
3位 美濃部ゆう(朝日生命体操クラブ) 58.250点
68位 今吉咲耶子(駒大) 47.650点

◆三幣晴三総監督
「(本人は)全日本に出れるのが嬉しくて仕方がないみたいだった。平均台は3~3.5点の損があった。ゆかはノーミスで最高の出来だった。(8月に出来た)新しい設備のおかげ。跳馬はまあまあOK。段違い平行棒は器具の感じが違う、と言っていたが対応していかないと。不満はあるが動きは全般的に良かった。トータルで4点ほどマイナスがあった。全部ノーミスでいけば51点はいっていたかな。この大会は本人にとっても部員にとってもいい材料になる。(これからは)ここで終わりじゃなくて北京予選一次、二次までいけるようになりたい」

◆今吉咲耶子
「とにかく楽しくて、思ったより緊張しなかった。ゆかのノーミスは久しぶりで一番良い出来。満点をあげてもいい。相変わらず平均台が課題。練習ではうまくいくんですけど、発揮できない。来年も絶対全日本に出たいです。(4年間を終えて)早かった。1、2年は訳もわからず試合をやっていた。3年生になってインカレ総合5位や段違い平行棒で3位になってより一層全日本に出たいと思うようになりこの1年ずっとやってきた。それが実ってすごい良かったし、改めて体操が好き、この先も続けたいと気づかされた4年間でした。(後輩へ)インカレで結果を出して一部昇格することも大事だけど、インカレで満足するんじゃなくて全日本とか大きな舞台に出るのを目標に頑張ってほしい」

【プロフィール】
今吉 咲耶子(いまよし さやこ)
文学部社会学科4年生
体操競技部・女子主将

個人戦成績
06年/全日本インカレ 個人総合5位・種目別段違い平行棒3位
07年/全日本インカレ 個人総合11位・種目別ゆか3位

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