• 第81回関東大学バスケットボールリーグ戦・2部3部間入れ替え戦・対国士舘大戦 3部降格を告げる終了のブザーを聞き、呆然とするキャプテン小林(中央)とそれを見つめる牧野監督=代々木第二体育館で(木戸奈津葉撮影)

一発勝負の雰囲気に呑まれ、3部降格

[男子バスケットボール部]第81回関東大学バスケットボールリーグ戦・2部3部間入れ替え戦・対国士舘大戦(2005年10月31日 18時58分)

第81回関東大学バスケットボールリーグ戦・2部3部間入れ替え戦が10月31日代々木第二体育館にて行なわれた。
 2年連続の入れ替え戦突入となった駒大。相手は昨年と同カードである国士舘大との対戦。このゲームが今季最大の正念場となった。
 前の試合で、同2部順大が降格の現実を突き付けられ、物々しい雰囲気で始まったこの一戦。開始早々から両者、激しい攻防を繰り広げる。第1Q3分を経過してから国士大が3連続3Pでリードし、引き離しにかかる。駒大も負けじと#11塩山の3Pで反撃を開始。途中交代で入った#17神沢の速攻が立て続けに決まる。さらに#15鈴木裕が落ち着いてフリースローを沈め、ついに同点。その後は、お互い点を取り合い1点ビハインドで迎えた第2Q。序盤から速攻が決まり、駒大がペースを握るかに見えた。しかし、3部Aで混戦の優勝争いを制した国士大には焦りはなかった。 インサイドのリバウンドから流れを作り、アウトサイドのシュートを正確そして確実に積み重ねてく。一方、駒大は相手にリズムを掴まれると攻撃が単調になってしまう。24秒オーバータイムに焦り、打たされるシュートが増えてじりじりと点差が開きはじめた。その後も点差は開き、あっという間に第2Qを終えた時点で16点差まで広がった。
第3Q、第4Qはなんとか追い付こう必死に食い下がるものの完全に勢いに乗った国士大を止めることはできない。最後の最後までボールを懸命に追い掛けるが無情にも終了のブザーが会場に響き、降格という現実が駒大にも突き付けられた。
これで今季の全日程を終了したバスケットボール部は4年生が引退。
この悔しさをバネに来季3部での健闘を見守りたい。
結果とスターティングは以下の通り。
駒大●64‐98○ 国士舘大
(1Q21‐22)
(2Q10‐25)
(3Q19‐19)
(4Q14‐32)
【スターティングメンバー】
C柾木英夫(3)
F片貝 尚(3)
F鈴木裕也(2)
F向 淳希(2)
G塩山隼輔(2)
《選手・監督コメント》
牧野茂監督
「最初は点取れていて良いかなと思った。けど、途中おかしくなって、15―6から盛り返して普通にいけるかと思ったら2Qが悪すぎた。安易な気持ちでプレーに入ってしまい、うまくいかず自滅状態。3Qの始めで20点近くついたが追い上げられた。けれど、リバウンドを取ってもチャンスなのにミス。相手の方が勝ちたい気持ちが強く、運動量も多かった。こっちは運動量が少なく、自分たちは頑張っているつもりだが、トータルでは力不足。選手が思っているより実力はなかった。プレッシャーの中で発揮できないのはやはり力がないと言うこと。14試合やってきたんだからもうちょっとやってもらわないと。コーチは指示してた。あとは選手がやってくれたら。やっぱり4Qまで勝負にならないと。(4年生に対しては)ご苦労様と。チーム全体がそういう雰囲気になれてなかった。4年生に責任があるないは言わなかった」
#11塩山隼輔
「しようがないです。切り替えて来年頑張ります」
#15鈴木裕也
「個人的には悪くはなかったが、(チーム全体では)普段どおりにはできなかった面が多かった。この結果はしようがない。練習からしっかり意識して来年は3部で全勝できるように努力します」

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