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「部」として歩んできた1年間・前編

[女子ラクロス部]女子ラクロス部インタビュー(福島、大沢、河津、滝口)(2005年11月02日 00時00分)

今年初めて『部』として活動してきた女子ラクロス部。8月から始まった 第 18 回関東学生ラクロスリーグ戦女子4部Cブロックではブロック2位という結果を残し、3年生の大半は引退となった。部活としての女子ラクロス部の基盤を築き上げてきた彼女たちのこの一年間はどのようなものだったのか。そして今後の女子ラクロス部はどうなっていくのかを語ってもらった。



福島詩乃
1985 年1月 29 日生まれ/文学部社会学科3年/千葉県・船橋高校出身/ポジション・センター
大沢久美子
1984 年 11 月8日生まれ/経済学部商学科3年/長野県・松本蟻ヶ崎高校出身/ポジション・サードホーム
河津八絵
1985 年8月4日生まれ/法学部法律学科2年/静岡県・秀明高等学校出身/ポジション・サードマン
滝口瑛子
1985 年7月 23 日生まれ/法学部政治学科2年/東京都・東京家政大学附属/女子高等学校出身/ポジション・レフトエーウィ


正直悔しいですね
―まず、1年の総括でもあった秋季リーグを振り返っていかがでしたか?
福島:毎年、去年もそうなんですけど、初戦で勝てないっていうのがあって。それを皆もすごい感じてて、しかも初戦が強い手だったんで気合負けしてた部分があった気がして。そこで負けちゃったのが悔しいんですけど、去年と違うところはしっかり立て直せた所ですかね。リーグ(ブロックで)2位で終われた事は、この1年の収穫だったと思います。
大沢:初戦に合わせてなんかもっと出来ることがあっ
たんじゃないかなと思いました。
―出来ることというのは?
大沢:皆の気持ちの持っていき方だったりとか、練習内容だったりとか…。
福島:データ集めとかもやろうと思えば出来たと思うんで。手抜いちゃったのが敗因かな、と。
―2年生のお2人はいかがでしたか?
滝口:チームとしての反省点もいっぱいあったんですけど、個人の部分で見えてきた所があって個人の課題としてちゃんと生かせていけるような試合を出来たとは思います。
河津:リーグ戦に初めて出たんで、緊張とか色んな複雑な思いがありましたね。気持ちの面で強いチームと自分達のチームの違いがあるなってすごい感じて、茨城大戦で感じたからこそその後の3試合勝てたんだと思います。
―秋季リーグにかけていた想いはありましたか?
福島:想いは…去年から3部昇格を目的としてやってきたのですごい強かったですね。
大沢:今年から体育会に入ったので、余計にありましたね。
―3部昇格を目的としてやってきて、正直今回の結果についてはどう思っていますか?
福島:正直悔しいですね。今年上がって来年は3部で、と思ってたんですけど上がれなくて心残りはあります。
滝口:上に上がれる、試合が2つ3つ進んでもいけると勝手に期待してたんで。上がれなかったのは悔しいっていうよりショックで、まだやりたいなぁって思ってます。


あっという間の1年でした
―では、ラクロス部の事についてお聞きしたいのですが。どうして『部』としてやっていこうと思ったのでしょうか?
福島:サークルと部ってイメージが違って、イメージ的に『部』だと勝つためにやるっていう。うちらは本当に勝ちたいからラクロスしてるわけで。で、体育会に入った方が勝つ意識が強い子がより高い子が入ってきてくれるんじゃないかなって。今年の1年生は中途半端にやろうとしてる子がいないので、そういう意味では『部』になってちゃんとやる気のある子が入ってきてよかったと思います。
―今年1年を『部』としてやってきてどうでしたか?
大沢:(自分たちの)代になってからあっという間で。(福島)詩乃に任せっきりじゃダメだし、支えながら私もみんなを見て…間に入るみたいな感じで、チーム全体に気を遣って見ていたりするのが本当に大変でした。
福島:今思うと短いなと思うんですけど、去年の今頃はただただ焦ってどうしたらいいのかわからなかったけど、春ぐらいから落ち着いてきて合宿とか行って個人的な目標やチームの目標なども出てきて、それから夏までにしなきゃいけないこととかも考えることが出来たかな。
河津:2年生になって先輩と練習を始めて、チーム戦術だとか試合の流れだとか、やっぱ実際に試合に出てみたりして勝利の喜びとか負けたときの悔しさ、いろんな感情を知れてこの1年間としてはラクロスの楽しさを味わうことが出来ました。
滝口: リーグ戦中は悔しいこととかいっぱいあったんですけど、振り返ると本当に楽しいの一言に尽きて、辛いこととかそこまでなかったし。だから今年もこの思いが続くように、今度は先輩に頼ってた分自分達で楽しむラクロスを出来るようにしていきたいなと思える1年でした。
―3年生のお2人にお聞きしますが、部としてまとめる上で苦労した点はありましたか?
福島:最初は何も分からずキャプテンになったんで、何をすればチームが強くなるかっていうのを考えてそれを細かく組み立てて、練習メニューを決めたりするのがまず最初に大変でした。あとはそれをいかに下級生に伝えていくか、チームとしてのレベルアップを図るっていうのが大変…だったかな。あとは自分よりもまずみんなをきちんと見ることが大変でしたね。
大沢:コーチがいない分、うちらがその役割をしなきゃいけないから難しいですね。
―では、2年生のお2人は今後、ラクロス部をどのようなチームにしていきたいと思っていますか?
河津:(2年生の)代になると共に、今の3年生がやってきたことを私たちがやっていかなきゃいけなくて。まだ私たちも始まったばかりなんで面食らってる部分もあるんですけど、1年生も育てていかなきゃいけないし、まずは1年生を私たちが引っ張っていって個人レベルも上げて、チームレベルも上げて、全体に雰囲気のいいチームにしていきたいと思います。
滝口:キャプテンに(河津)八絵がなって、八絵だけに任せるんじゃなくてみんなでもっと雰囲気よくして自分達で盛り上げて、試合とかでも自分達の波を作り出せるようにしたりとか。あとは個人技術に差があるのでそれをバランスよくしたり、もっと意思疎通できるようにしていけば、来年こそは3部昇格だと思っています。
後編へ続く

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