あわやノーノーが一転、東サヨナラ打!竹本も自身初完投で今季初の初戦白星
[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対亜大第1回戦(2019年10月17日 11時47分)
東都大学野球秋季1部リーグ対亜大第1回戦が10月16日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。
亜 大 000 000 002=2
駒 大 000 000 003x=3
〈打者成績〉
打安点
(8)若 林411
(6)林 琢410
(7) 菅 201
(D)鵜 飼300
H 東 111
(5)平 野300
(2)前 田300
(4)新 田300
(9)緒 方300
(3)谷 本200
H 保 谷110
計2943
〈投手成績〉
回 打安点
○竹本 9 3452
先発の竹本祐瑛(法3)はテンポの良い投球で亜大打線を打ち取り、8回まで散発3安打に抑える好投を見せる。一方、打線は亜大先発の松本健吾に苦戦し8回まで無安打。出塁は初回の四球のみで9三振を喫し抑え込まれた。
緊迫した投手戦の均衡が崩れたのは9回。先頭の山本卓弥に中前打を許し犠打、申告敬遠などで2死二、三塁とされると代打の岩本慎太郎に中前適時打を浴び、ついに2点の先制を許す。無安打無得点での敗戦がちらつく後のない状況に追い込まれるも、持ち味である粘りの攻撃をみせる。
先頭の緒方理貢(法3)の打球が一失を誘い、初回以来の出塁を果たすとリーグ戦初出場となった代打の保谷駿(経1)はファールで粘り、10球目を初安打となる中前打にしチームに勢いをつける。続く若林楽人(経3)が適時打、林琢真(市1)の内野安打と連続安打で無死満塁から菅力也(商4)が押し出し死球を受け、同点に追いつく。此処で打席には代打・東凛太朗(政4)。3球目、高めの直球を振り抜くと、打球はライナーで中前に抜けるサヨナラ打になった。東は10月1日の対東洋大1回戦でも10回に代打起用されたが、三ゴロと守備妨害で敗戦の一因になり、責任を一身に感じていた。雪辱の一打に目には光るものがあった。
初戦の白星は、春の開幕週以来8カードぶり。次戦、昨秋開幕週以来12カードぶりの連勝での勝ち点獲得を目指す。
◆大倉 孝一監督
「(ファールが打てていない印象だったが)その通りだね。(1点勝負の僅差の試合だったが、課題は早めの得点か)当然。いつもそうしている。でもそれはなかなか簡単にできない。(初戦で勝てたがここからは)粘れなかったところをどう修正するか。あそこで2点取られた球をどう修正するかという事をやっていく。反省したからってすぐ出来るわけではないから毎日練習する。ちょっとでも、ちょっとでも確率が上がるように。(春から言い続けてきたリーグ戦で成長するというのは)少しずつ少しずつだけどね。当然次も一戦一戦」
◆東 凛太朗
「(打った直後の気持ちは)嬉しいというより開放された感じ。東洋戦は自分のミスでサヨナラ勝ちが取り消しになってしまい、みんな声をかけてくれたが、すごく居づらくて辛かった。これでやっとみんなと普通に話せる。(感触は)詰まってバットが折れたが、抜けたと思った。(7回に監督と話していたが)チャンスの場面でいくぞと言われた。こういう場面で監督やコーチがまたチャンスをくれたので、恩返ししたかった。感謝しかない。ベンチも全員が応援してくれて、嬉しかった。(東洋戦の後は)チームのためにどのようなバッティングをするのか考えて、バットを短く持ったバッティングを多めに練習した。その準備が結果につながったと思う。あと、昨日気分変えるために歯のクリーニングに行ったんですよ。行ってよかった(笑)。(バットは)折れてもう使えないけど、部屋に飾っておきたい。棺桶まで大事に、大事にしたい」
◆竹本 祐瑛
「(今日の試合を振り返って)1、2回は少し慎重になり過ぎた。左右同じように攻めたつもり。亜細亜は球を絞って、逆方向を狙う打撃を意識していて投げる球がなくて困った。3回以降は、変化球はストライクゾーンでファールを打たせようと意識して投げるよう切り替えられたのが今日の良かったところ。(足を使ってくる相手に対しての対策は)クイックは遅い方で、捕手の前田任せになってしまったが、自分でも投球間隔であったり、牽制のタイミングを入れるように心がけた。最後は打者に集中していてスタートをきられたが、思っていたよりも相手の思い通りにはさせなかった。(9回表の失点について)終盤の浮いた球を叩かれてヒットにされた。体力というよりも意識の問題だった。相手の投手もベストピッチをしてきたので、先に点をやらない気持ちだったがとられてしまった。最後に点をとってもらえて良かった。(リーグ戦初完投についてだが)ペース配分は考えていなかった。救援の越智や上野を休ませてあげられて良かった。自分も9回投げる感覚を掴めた。これからも続けていきたい。(明日の意気込み)亜細亜に2連勝しようとこのカードに乗り込んだ。明日もどこでも登板機会があると思う。今日のように守備陣が粘って、打撃陣はしつこくいって、1点、2点の勝負になる。粘り負けしないようにする」
◆保谷 駿
「(初打席だったが監督からは)結果とかは求めないからとにかく打って流れを変えるようにと言われた。(松本投手の球はどうだったか)打てるとは思っていた。ついていって最後ヒットになればいいなと思った。最後に打ったのはスライダー。(ノーヒットノーランのピンチを救う初ヒットになったが)嬉しかったし、チームの流れを変えられた。監督に言われて出されたことができたのでそこが一番良かった。(練習は)今週Aチームに上がったばっかりなので実戦では打席に立ってなかった。紅白戦では打っていてAチームに上がった。(リーグ戦やっていけそうな手応えは)チャンスをもらえればまた準備して結果を出したい。(負けムードを変えられた達成感などは)そんなにまだいい仕事したとは思っていない。ヒットを打てるなという自信はあったので、それ通り打てて良かった。(相手の分析などは)ほぼ全く考えていない。球筋のイメージだけ準備していた。(変化球を狙っていたのか)まっすぐを狙っていた。それしか待っていなかったので最後は合わせた感じ」
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次戦、1部リーグ対亜大第2回戦は10月17日(木)14:00~明治神宮球場で行われる予定。
■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分
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