• 砂川修さんが始球式を行った=明治神宮球場で(中川達夫撮影)

  • 外角に決まるストライク投球だった

  • 始球式前には入念にキャッチボールを行った。左は行方さん

  • 立正大・坂田監督と話す場面もあった

  • 現役時代は主に遊撃手としてプレー(写真左)。いぶし銀の活躍でチームを支えた

OB砂川修さんが東都始球式 「昨日の夜から緊張」も、鮮やかストライク投球

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ中大対立正大1回戦始球式(2019年10月17日 12時15分)

 東都大学野球秋季1部リーグ第6週1回戦が10月16日、明治神宮球場にて行われ、第3試合の中大対立正大で駒大硬式野球部OBの砂川修さん(19年卒)が始球式を行った。

 砂川さんは今春駒大を卒業した硬式野球部OBで、同じく硬式野球部OBの砂川哲平(15年卒、現セガサミー)の弟。現役時代は堅実な守備が武器の内野手で、3年次には一塁コーチを努めた他、秋季の対国士大3回戦では椎野新(現ソフトバンク)からサヨナラ打を放つなど、しぶとい活躍で1部復帰に貢献した。昨年度は正遊撃手として公式戦21試合に出場。優勝決定戦進出を果たしたチームを支えた。

 始球式には勤務する㈱ミニミニの社内公募で選ばれ、試合開始5分前にミニミニのロゴが入ったピンク色のジャンパー姿で一塁側ベンチ前に登場。硬式野球部時代の先輩で、上司でもある行方寿幸さん(18年卒)が見守る中、入念にキャッチボールを行った。試合開始直前に一度バックネット裏に下がった後、場内アナウンスで紹介を受けると、緊張の面持ちでマウンドへ。軽く一礼した後、ノーワインドアップで投球し、ボールは左打席に立つ中大の1番中川拓紀の外角へ。鮮やかなストライク投球に笑顔を見せて、グラウンドを後にした。

◆砂川 修さん
「(始球式を終えて)マウンドはすごいなと思った。現役の時はグラウンドで全然緊張しなかったが、昨日の夜から緊張して、いろいろな同級生に『どう投げたらいいかな』『速い球の方がいいかな、安牌にいった方がいいかな』とLINEしていた。そしたら(内山)頼人だけ『けん制しろ』と言ってきて、あいつだけあてにならなかった(笑)。これ書いておいて(笑)。(きっかけは)ミニミニで毎年始球式ができるらしく、やってみたいなと応募した。(立正大の坂田監督と話していたが)最初気づいていなかったみたいで、『野球やってたの?』と聞かれて、『去年いた砂川です』と言ったら『あー!』と(笑)。わかってくれてよかった(笑)。(第1試合で駒大がサヨナラ勝ちを収めたが、後輩を見て)粘り強いなと思った。(菅選手や鵜飼選手など関わりの深い選手が活躍しているが)びっくり。昨日リキ(菅)に行くよと言ったら、『絶対俺打つから。やったるけん。見といてください』とLINEがきた。ちゃんとデッドボールで出塁していた。(仕事は)めちゃくちゃ頑張っている。(上司の行方さんは)めちゃくちゃ厳しい。野球終わったから、体育会の厳しさはないかなと思った自分が甘かった。行方さんはみんなに優しく指導していて、僕にも優しいが、ミスをするとけっこう怒られるので、いい緊張感でやっている。(今年度たびたび神宮球場に来ているが)平日に休みが多いので、休みの日はけっこう来ている。やっぱり気になるので。(後輩に一言)このまま頑張ってほしい」

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