• 5回裏、上野は2つの四球などで5失点した=明治神宮球場で(中川達夫撮影)

  • 緒方の適時打で先制するも……(菅原菜央撮影)

  • ファールを打ち打席で粘りを見せた保谷。得点には至らなかったが、7回に右前打で好機を広げた(中川達夫撮影)

  • 5回裏、虎谷にランニング本塁打を打たれこの回計5失点。捕手・前田(菅原菜央撮影)

先制するも投手陣総崩れ……7四球6失点でまたも3回戦へ

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対亜大2回戦(2019年10月17日 23時52分)

東都大学野球秋季1部リーグ亜大2回戦が10月17日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 010 101=3
亜 大 000 050 01x=6

〈打者成績〉
      打安点
(8)若 林411
(6)林 琢500
(D) 菅 300
(5)平 野310
(2)前 田300
(9)緒 方311
(7)保 谷320
(4)新 田421
(3)谷 本200
 H 与 倉110
 R 神志那000
     計3183

〈投手成績〉
    回  打安点
福 山 4  1840
●上 野 3  1545
山 本  2/3 311
越 智  1/3 210

 先発の福山優希(社1)は先頭打者に左前打を浴びると、その後も毎回出塁を許す。4回2死から連続四球を与えるなど、4回までに4四球と制球に苦しんだ。
 均衡が破れたのは5回。先頭平野英丸(地4)の右前打などで1死二塁とすると、緒方理貢(法3)が二遊間を破る中前適時打を放ち先制した。投手陣はその裏継投に出たが、これが裏目に出てしまう。代わった上野翔太郎(現4)も制球が定まらず、先頭から二者連続で四球を与えると、1死二、三塁から4番安田大将のスクイズが内野安打になり同点。さらに再び1死二、三塁から左前打を許し逆転された。その後も傷口を塞ぐことは出来ず、2死二塁から虎谷貴哉には右中間を破られるランニング本塁打を浴び、この回一挙5点を失った。
 先制した打線もその後は効果的な反撃ができず。6回、四球と相手失策などで2死満塁とするも後続が遊飛に倒れると、7回無死一、二塁から新田旬希(商2)の適時打で1点を返すも、続く1死満塁は生かせず。9回2死から連打でもう1点を返したが、及ばなかった。
 投手陣は計7四球で6失点。四球にならずとも、ボール先行でカウントを悪くする今年度の悪癖がまたも見受けられた。6失点のうち2点はバント安打で献上したもの。バントや盗塁を揺さぶる細かい亜大野球に翻弄された。昨秋開幕週以来、12カードぶりの連勝での勝ち点獲得はならず、勝ち点獲得をかけて3回戦に臨むこととなった。

◆大倉 孝一監督
「(四球が多かったが)まあ、多かったというか上野が投げたあの1イニングだよ。攻めるほうでは3回で谷本がバントに失敗したこと。あそこが全てだよ。(満塁も2回あったが)最初の満塁はツーアウト、次の満塁は点差が離れてた。そうなるとヒットが出るしかない。競っていたらあの場面でスクイズをしたり、色んな動きで点数を重ねられるけど、ああいった場面ではヒット待ちになってしまう。それが試合の兼ね合いだよね。1点とった後に5点も取られていたら、だんだん攻め手が無くなっていくよね。(保谷選手が初スタメンだったが、ファールをたくさん打っていた印象があるが)そうなんだよね。粘って良く頑張っている。全員がああいう風に慣れればいいよね。(明日に向けて)もうリーグ戦終わるんだよね。本当に踏ん張って何がなんでも頑張らないとね」

◆上野 翔太郎
「(試合を終えて)1点差であの場面を任されたのに、応えられなくて悔しい。(雨だったが)雨は苦手ではない。狙ったところからずれていて、その中でどう勝負しようか考えたが、いい結果にならなかった。気持ちは亜細亜に負けていなかったと思うが、あそこで任された以上、結果で応えるのがベストだった。(ポイントだったのは)先頭のフォアボール。(監督からは)最後までいくつもりで、1人1人全力でいっていいからと言われた。(6、7回は無失点に抑えたが)打線だったら勝負できると思っていたので、追加点を与えずにゼロで抑えることだけを考えた。(次戦に向けて)3連投のつもりでやっているので、出番があったらゼロに抑えられるように。勝ち点を取る」

◆前田 研輝
「(先発の福山投手について)コンディションが悪いなりには踏ん張ってくれたので良かった。コントロールがバラついていたが、球自体はきていた。(天候が悪かったが試合中に気をつけたところはあるか)ボールが汚れたらマメに変えるようにした。(マウンドに何度も駆け寄っていたが何を話したか)バラついていたから、打者に集中していこうと声をかけた。(5回の継投について)上野さんのところでもったいない四球があった。どうにかストライクをとりたかった。(久しぶりの登板になった山本投手は)最初は急な登板だったので、動揺してストライクがとれなかった。落ち着いていこう、いつも通りいこうと声をかけた。(5回のチャンスでの凡退について)打ちたい打ちたいと気持ちが強すぎて、前に体が突っ込んでしまい詰まってしまった。(明日に向けてどうか)課題が多いので、なんとかして明日に向かいたい」

*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

次戦、1部リーグ対亜大第3回戦は10月18日(金)11:30~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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