• 最後の打者を二ゴロに打ち取った上野。今年初の勝ち点に喜び爆発させた=明治神宮球場で(菅原菜央撮影)

  • 先制のホームを踏んだ若林は飛び上がってガッツポーズ(中央)(石井颯撮影)

  • 6回表、1死から四球を許し、連続安打で同点に追いつかれた(菅原菜央撮影)

  • 7回裏、1死二塁から逆転の適時二塁打を放った緒方は、塁上で大きく吠えた

ようやく掴んだ!通算8カード目、鈴木主将誕生日に“今年度初”勝ち点獲得

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対東洋大第3回戦(2019年10月03日 13時41分)

東都大学野球秋季1部リーグ対東洋大第3回戦が10月3日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

東洋大 000 001 000=1
駒 大 001 000 100=2

〈打者成績〉
      打安点
(8)若 林300
(6)林 琢431
(7) 菅 410
(D)鵜 飼410
(5)平 野320
(2)前 田100
(9)緒 方211
(3)山ノ井300
 3 小 西000
(4)谷 本100
 H4新 田100
     計2682

〈投手成績〉
     回  打安点
 竹 本 6  2771
 越 智  2/3 400
○上 野 21/3 900

 今年度初の勝ち点獲得に向け絶対に負けられない3回戦は、3連投の竹本祐瑛(法3)と、初戦で163球を投じた東洋大・村上頌樹、両エースの投げ合いとなった。初回から共に走者を出す展開の中、先制は3回。2死から若林楽人(現3)が四球で出塁し、けん制悪送球の間に二塁に進む。すると直後に林琢真(市1)が右翼線に落ちる適時打を放った。援護を得た竹本は毎回のように走者を許すも、ストライク先行の要所を押さえた投球で残塁の山を築き、東洋大打線を抑える。それでも6回に四球と中前打で2死一、二塁とされると、代打小川翔平に右前に運ばれる。右翼緒方理貢(法3)の返球も及ばず、同点に追いつかれてしまった。
 今季2点差以内の試合は1勝4敗と、接戦に課題を抱える駒大だが、この日は違った。続く7回、2番手越智泰弘(経3)が四球と犠打野選などで1死二、三塁とされるが、ここで4番佐藤都志也を一邪飛に打ち取ると、代わった上野翔太郎(現4)も6番納大地を外角直球で見逃し三振に抑え逆転を許さない。すると打線もその裏、先頭の平野英丸(地4)の左前打などで1死二塁とし、打席にはここまで無安打の緒方理貢(法3)。初球を捉えた打球はぐんぐん伸びて、勝ち越しの右越え適時二塁打となった。平野が生還すると、緒方は二塁上で大きく吠えながらガッツポーズ。今年度3勝を献上していた村上をついにKOした。
 上野は8回を三者凡退に抑えると、9回も2死一塁から佐藤都を二ゴロに打ち取り試合終了。春季は勝ち点0の最下位だった駒大が、王者東洋大からついに今年度初の勝ち点を獲得。上野はガッツポーズを繰り返しながら雄叫びを上げると、ベンチを飛び出してきた選手たちに次々抱きついて喜びを爆発させた。奇しくもこの日は鈴木大智主将(法4)の22歳の誕生日。「1回戦で負けた時、3回戦は自分の誕生日だと気づき、勝てると思った」と話した主将は、主将として初めての勝ち点に今季一の笑顔を浮かべた。

◆大倉 孝一監督
「(今年度初の勝ち点だが)そうだね、チームは楽になるよね。苦しい試合だったけど。(苦しい試合をものに出来たのは)粘りにつながるよね。(昨日タイブレークを投げた竹本投手が先発だったが、いけるところまで投げるつもりでということか)そう。1週間空くのもあるし。(春優勝の東洋大学からの勝ち点だが)それは関係ない。相手が強いとか弱いとは思わない。弱いチームなんて無いよ。1部だから。(残り2カードで勝ち点が取れたが、チームへの影響は)影響というか、チームが成長している。春は投手が落ち着かず、守備のミスも出た。結果勝ち点は取れなかった。それが秋は投手が攻めていける、守備の失策がないとなって接戦に持ち込めるようになる。秋の2カード目は接戦で勝てなかったが、今回は勝てた。このようにチームが成長している。勝ち点というか、試合の中身。中身が上がらないと勝ち点取れないから。(選手にはどのような声をかけたか)粘りながら勝ちきることが出来た。これを目指しながら亜大戦に準備していく」

◆鈴木 大智主将(法4)
「(誕生日に3回戦、今年度初の勝ち点獲得だったが)1回戦負けた時に3回戦誕生日かと思っていた。それなら勝てるなと思っていた(笑)。自分が主将になってから勝ち点を一度も取れていなかった。やっと取れて嬉しい。(春季は勝ち点ゼロのままだったが、リーグ戦残り2カードで勝ち点を取れたのは大きいか)大きいと思う。1回戦も2回戦も競り合った試合だった。1回戦は負けたが、昨日今日は競り合って勝てた。内容的にもいい試合が出来ているからそこはいいと思う。(同点で進んでいたが、タイブレークは)考えた。『もしかしたらあるんじゃない?』とベンチで前川(大成)と話していた(笑)。(実際1、2回戦はタイブレークになったが、チームの雰囲気は)思い切ってやろうという感じ。もともとノーアウト一、二塁から始まるから、点取られるのは当たり前だし、向こうも全力でやっている。点取られようが、取れなかろうが慌てるなと。後攻なら悔いの無いようしっかりやれることやればいい。というのはリーグ戦入る前からされている。ただチャンスで回ってくるバッターが多いので、そこは思い切って自分のバッティングをしてくれと言っているので。投手も自分の攻めの姿勢をしっかり見せよう、攻めた結果打たれたら仕方が無いというのはわかっている。(投打もかみ合ってきた感じだが)投手が頑張ってくれている分、野手もしっかり頑張らなければという話し合いになっている。もう少し(投手を)楽にさせてあげてあげられればいいが……(春優勝の東洋大からの勝ち点だが)春優勝の東洋大さんから勝ち点を取れたのは嬉しい。次の亜大戦に向けてもプラスになると思う。細かいミスも出ているので、そこを詰めてベスト尽くせるように頑張りたい」

◆上野 翔太郎
「(勝ち点を獲得して)本当に勝ち点を取りたくて、それしか考えていなかったので、本当に嬉しかった。最後のストレートは気持ちをこめた。(しびれる展開だったが)監督からはこういう試合になると言われていて、全員そういうつもりで臨んでいる。競ったからといって緊張した人はいなかったと思うし、いつも通りのプレーができていたから勝ったと思う。(昨日から今日に向けての準備は)昨日は勝ったから良かったが、勝てる試合で3連打を浴びてしまった。自分がああいう場面を作ってしまったので反省して、今日は絶対やってやるという気持ちしかなかった。(疲れは)自分だけ疲れているからとはしたくないし、任されている以上自分はベストのパフォーマンスをしなければいけないと思っている。勝ちたいという気持ちだけで投げている。(監督から1球への執着という話があったようだが)リーグ戦始まってずっと接戦を落としている。その差は野球以外のことかもしれないし、勝負強さかもしれないし、全部がつながった負けだと仰っていたので、空き週を使って全員で見直したりして、東洋戦の勝ちに執着する気持ちで全員臨んでいた。(2勝目だが、勝ち点獲得の勝利投手は)全然違う。去年は全然投げていないが、勝つのが当たり前みたいに感じていたが、新チームになって東都の厳しさをより感じた。(7回2死満塁では直球で見逃し三振に抑えたが)変化球という選択もあったと思うが、自分が1番自信のあるボールで抑えたいと思った。渾身のストレートという感じ(笑)。満塁になっても特に慌てなかった。(マウンドでガッツポーズなどが多いが)感情を出さないタイプだったが、監督にずっと感情を出せと言われていた。やったことがないので、どう表現していいかいまいちわかっていなかったが、だんだんわかってきて、抑えたときに自然に出るようになった。いい方向にいっているのかなと思う」

◆竹本 祐瑛
「(3連投になったが)相手は村上が投げるのはわかっていたので、先に点を与えないことを意識していた。試合を作って、行けるところまでいって次の投手に繋ごうと思っていた。(ランナーを出しながら我慢の投球になったが)1戦目よりも狙い球を絞られて、追い込んでから粘られてしまった。自分が粘りきれなかった。(点をとった後は3人で抑えていたがどういった意識だったか)点をもらったあと、野手からも点をとった後が重要だとなっていた。自分は意識しすぎないように、先頭を打ち取ることと長打だけはないように気をつけた。(低めに変化球を投げ切れているが、捕手との信頼関係からか)練習からしっかりやっているのと、バッテリーがお互いジェスチャーを使いながら低めを意識しようと監督から言われ、その成果が少しずつ出ているかな。(このチーム初の勝ち点だが)ホッとした。目指しているところはここではない。次も勝って勝ち点3とって優勝に望みを繋げれるように。ここで気持ちを切らないように。課題も出たし、良いところもあったので、それを次の亜細亜戦に繋げられるようにしたい。(春よりもマウンドでチームを引っ張ろうという感じがするが)全員、学年関係なくチームを引っ張るようにやっている。1年の林も自分も4年生に声かけや指示を出している。みんなが出来ているので一体感がある。(主将の誕生日に勝ち点だったが)喜んでいたのでよかった」

◆緒方理貢
「(7回の決勝二塁打について)2回にもチャンスが自分のところに回ってきたが打てていなかった。けど形的には良くて、今日は初球から変化球が来たら打とうと思っていて、その狙い球が来た。(6回での佐藤都選手のライトへの大きなフライの守備について)守備はデータで相手の傾向とか見て守備位置を変えている。守備はみんな一生懸命頑張っている。バッターごとに守備位置を変えるようにしている。(今年度初の勝ち点を東洋大学さんから取ったのは大きいのでは)どこから取っても大きいがみんなが頑張っていた。みんなで取った勝ち点なのですごく嬉しい。(今日はキャプテン鈴木大智さんの誕生日ですが)部屋が近いので知っていた。試合前はあえてあえて言わずに打った後に気づいた。(次戦に向けて)今日で終わりではないので、ずっとやってきたことをまた練習からやって、空き週にはなるが変えずにチームでやっていって、また試合で勝てるよう頑張ります」


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次戦、1部リーグ対亜大第1回戦は10月15日(火)9:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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