• 市澤から「たくましい存在になってきた」と評された蓮沼=東海大学湘南キャンパスで(菅野真由子撮影)

  • 佃は、計画的に仕掛けていき、ベストを20秒縮めた(近藤龍撮影)

  • 久々のトラックレースに夏合宿の成果が出た江口(黒岩美彩紀撮影)

  • 皆木はラスト400mで後れを取るも、約2年ぶりの自己ベスト更新となった

佃、江口、皆木が大幅自己ベスト更新!夏合宿の成果が見える記録会に

[陸上競技部](2019年09月29日 22時17分)

第188回東海大学長距離記録会が9月29日、東海大学湘南キャンパスで行われた。結果は以下の通り(上位3人と駒大のみ)。


【1500m決勝】
<4組>
1位 市澤 長太(歴3) 3’51”49
2位 蓮沼 直希(営2) 3’51”63 ☆
3位 上原 雄大(サン工業)3’51”93

【5000m決勝】
<7組>
1位 星野 一平(山学大) 14’46”11
2位 町田 将光(国2) 14’48”88
3位 伊藤 聡汰(歴2) 14’52”14
6位 大坪 幸太(G1) 14’54”23

<8組>
1位 森山 真伍(山学大) 14’15”55
2位 宇津野 篤(佐久長聖高) 14’16”76
3位 名取 燎太(東海大) 14’17”08
6位 佃 康平(法2) 14’17”98 ☆
8位 江口 大雅(仏3) 14’21”45 ☆
11位 皆木 晴(国1)14’22”66 ☆
24位 狩野 未基(国3) 14’55”04

☆は自己ベスト更新


1500m決勝4組には市澤と蓮沼が出場。二人とも集団の前方でスタートした。1000m過ぎまで前から2番目に市澤、その直後を蓮沼が追う形が続く。ラスト400mで二人ともスパートをかけ、前にいた平松(立正大)を抜かして先頭に出る。1位争いを制したのは市澤。蓮沼は自己ベストを更新してフィニッシュした。

5000m決勝7組には町田、伊藤、大坪が出場。しばらくは集団前方のインコースを位置取り様子をうかがう。2000mを過ぎると伊藤が前に飛び出し、町田、大坪は第二集団中程に位置する。一時、伊藤が先頭を独走するも続かず。4000mを前に星野(山学大)に抜かれ、町田、大坪も徐々に前に出て伊藤との距離を詰める。ラスト400mで町田がスパートをかけ、組2位でフィニッシュ。直後に伊藤、大坪が続く形となった。

5000m決勝8組に出場した4人は、集団前方に佃、中程に皆木、後方に江口、狩野が位置取る。3000mを前に集団が解体されると、前から5番目に皆木、直後に佃がつく。4000m辺りから江口も前に出始め、皆木、佃とともに3人で第一集団の中程をキープ。ラスト400mで佃が仕掛け、先頭に食らいつき組6位でフィニッシュ。江口、皆木は少し遅れを取るも、自己ベストを更新した。狩野は力及ばず半周ほど差がついてのゴールとなった。


◆藤田 敦史ヘッドコーチ
「(今日を振り返って収穫は)やはり夏合宿で一生懸命やっていた佃、江口、皆木あたりが結果を出してくれたことがチームとしても良かったかなと思う。練習をしっかりやっていた者が上に来るというのは当然のことだが、やはりそういうことが結果として現れて来ないと、チームとしても『練習をやらないと上に行けない』という意識になってこないので、夏合宿しっかりできた者が上に来られたのは良かった。(反省点は)江口、皆木が14分10秒台狙える位置で走っていて、最後の切り替えが出来ずに20秒台まで行ってしまったところが詰めの甘さがあった。同じ位置にいた佃は10秒台で走れているので、そこでやはり(10秒台で)行ってほしかった。また、後ろの組で走った者たちが気象条件や蒸し暑さとか、誰も引っ張る選手がいない中で記録が出なかったのは、組に恵まれなかったというのもある。それでもペース的には余裕のあるペースで進んでいたので、最後の切り替えがいまひとつだったかなと思う。(夏合宿を終えてチーム全体の状態は)主力の選手は先週の日体大(記録会)も含めて良い流れで来ている。チームの雰囲気もMGCで中村匠吾(15年卒、現・富士通)があれだけの走りをしたことで選手たちに自信を与えてくれた。『駒沢の練習を頑張って一生懸命やっていたら走れるんだ』という指標が一つできたということなので、それが彼らの自信になってああいう形で(日体大記録会のタイムが)出たのかなと思う。ただ、記録会はあくまでも記録会。5000mは練習さえやっていれば、大学生になったらある程度走れるもの。大事なのは駅伝や、トラックで言ったら10000mなどで、いかにチームとして走れる人数を増やしていくかということだと思う。(日体大記録会の)結果は一旦置いておいて、次は駅伝に向けてやらなければならない。駅伝に向けて地に足をつけてやっていくということ(が大事)。日体大記録会の結果はチームにとってはプラスな材料だったが、そこがゴールでは無い。あくまでも通過点なので、先を見てやっていくことが大事」

◆蓮沼 直希
「(今日の調子は)練習もできていて、その分、足も軽かったのでタイムは出るなと思っていた。(目標タイムは)3分48秒くらい。(レースプランは)先輩の市澤さんに付いていってラスト仕掛けるというプランだった。(監督・コーチからの指示は)監督とかからも『ラスト300mまでは出ないで、そのあと出ろ』と言われていた。前半は我慢で。(今日出場した意図は)夏合宿で練習していて、今後5000mとかも出る(予定だ)が、1500mのベストを出して、体をスピードに慣れさせてから5000mをいい感じに走れるようにしようと(思った)。(今後の目標は)5000mで14分20秒切ること」

◆市澤 長太
「(今日の調子は)普通(笑)。良くもなく悪くもなく。(レースプランは)監督からもいつも通り『1500mラスト300mから』と言われていたので、それまでは余裕持って、タイムも『自己ベストに近いくらいを狙って行こう』と言われていたが、いざレースがはじまってみたらあまり速い人がいなかったので、順位狙いに切り替えて、1位は取って帰ろうと思って走った。(目標のタイムは)自己ベストが3分47秒なので、46秒とかを狙っていけたらなと思っていたが、タイム的にはきつかった。(夏合宿を終えて)夏合宿ではいい感じに練習をこなすことができた。(今年の)前半戦のレースは良い記録を1回も残すことが出来ずに走れない日々が続いたので、夏合宿を、しっかり乗り切って後半戦頑張ろうと思っていた。毎年、夏合宿が終わると結構体調が良いので、(最近も)走れている日が続いていて、今日は自信を持って走れた。それが1位という結果につながったと思う。(今日の出場意図は)前半戦タイムが出なかった分の自己ベストを出すためと、次に記録を大きく狙える日体大(記録会)があるので、そこに向けて後期一発目のレースという感じ。(今後の目標は)中距離選手自体が(駒大は)結構人数が少ない。特に蓮沼は一緒に練習してきて力も付いてきて、たくましい存在になってきた。一緒に切磋琢磨して、二人で3分45秒とか出して行けたらいいなと思っている。二人でしっかりとやって次の記録会で(タイムを)狙っていけるように頑張りたい」

◆江口 大雅
「(今日の調子)練習はできていた。調整していく中である程度不安な面もなくなってきたので、今日は身構えずにいったら(ベスト更新)いけるかなと思っていた。(レースプランは)組のメンバーを見て東海大の選手で速い人がいたので、その人たちが引っ張って行ってくれるだろうと思った。予定通りその人たちが引っ張ってくれたので、リラックスして付いていこうという感じ。(監督・コーチからの指示は)ベストを出してチームに勢いをつけられたら良いかなという話だった。自分は最低限ベストを出して14分20秒台で行くという。先週の日体大(記録会)でみんなベストを出していたので、それに続いてチームに勢いをつけられたらと思っていた。(今日の出場意図は)いままでの夏合宿ではCチームとかでやってきたが、(今年は)余裕持って走れていて。初めてこんなに練習が積めて、しかも良い状態で来たので、トラックレースに出てタイム出したいなと思った。その先のロードレースにつなげられたらなという感覚で走った。(今後の目標は)今日が14分21秒で、これから5000mのタイムも出したいが、やはりロードレースで記録を出したい。今日の結果から次のロードレースに生かしていけたらいいなと思う」

◆佃 康平
「(今日の調子は)調子は夏合宿から帰ってきてから自分の中では良かった。(レースプランは)東海大の早い選手が2人いたので最後までついて行って、ラストスパートをかける形だった。(監督やコーチからの指示は)具体的には無かったが夏合宿からしっかり練習を詰めてきているので自信を持ってレースに臨めば自己ベストは絶対出るとは言われてた。(今回の出場意図は)夏合宿が終わって走り込みをしてきた中で、どれだけ自分が成長してきたか確かめるというのもあった。これから駅伝シーズンに入っていく中でメンバーに入っていきたいという意思があるので、そこでアピールできればと思った。(今後の目標は)今後は駅伝が始まるので10000mの大会で自己ベストを出して全日本駅伝と最終的には箱根駅伝のメンバーに入ること。ハーフマラソンに出る機会もまだあるのでしっかりそこで自己ベストを出してアピールしていきたい」

◆皆木晴
「(今日の調子は)合宿が明け、足の痛みや違和感が調整期間に少しあったが、その中で練習はしっかり出来ていたので、足の状態というよりは練習したというのを自信にして走ることができた。(今回の出場意図は)6日後に10000mの大会に出るのでそこに向けた5000m通過を意識して走りたかった。また、5000mの自己ベストを2年間くらい更新していなかったので、ここで更新出来ればまだ走ったことの無い距離にも弾みがつくかなという気持ちだった。(今回のレースプランは)最初(1000m)2分50秒くらいで走ってそこからどれだけ押していけるかを意識した。(監督・コーチから何か指示は)14分20秒を切る力はあると言われていたのでそれを自分の中で指標にしていたが、そこに届かなかったのは自分の自信の無さかなと思う。走ってみてもう少しロングスパートを掛けられるかなと終わってみて思えたので、夏で自分の力が思ったより付いたのだと感じた。次にレースを走るときはもっと走れたらと思う。(今後の目標は)自分の中でロードレースが得意だと思っているので、ハーフマラソンで結果を残して箱根のメンバー入りをしたい。特に山登りを狙っているのでそこに向けてしっかりアピールが出来たらと思う」


◇関連情報

発行冊子最新号一覧背景(左)

陸上競技部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

この記事を読んでいる人は、こんな記事も読んでいます

発行冊子最新号一覧背景(右)