• 慶大戦で圧勝した西村=和光市総合体育館で(清野雄太郎撮影)

  • 昨季に続いてダブルスは二木・渡井ペア

  • 埼工大戦ではトップバッターを務め勝利した中橋

  • 勝負を決めた4年生の二木

秋リーグ開幕、接戦乗り越え2連勝

[卓球部](2019年09月12日 10時09分)

秋季リーグ戦が9月11日、和光市総合体育館でスタートした。今季から2部に降格した駒大は、昨シーズン4位の慶大と、3位の埼工大と戦った。(駒大は1部8位)。結果は以下の通り。

<第1戦>
☆駒大 4ー1 慶大

【T】◯渡井丈人士(経2) 3−0(11-9、11-6、11-6) 漆畑●
【2】◯中橋敬人(経1) 3−0(11-8、11-7、11-9) 赤松●
【3】●村上莉羽(営2) 1−3(9-11、11-6、6-11、8-11) 林◯
【W】◯渡井・二木啓太(経4) 3−1(8-11、11-7、11-8、11-5) 白井・林●
【5】◯西村星哉(商2) 3−0 (11-3、11-9、11-5) 岡本●

<第2戦>
☆駒大 ー 埼工大

【T】◯中橋 3−2(5-11、8-11、11-5、11-8、11-5) 石沢●
【2】◯渡井 3−1(11-6、11-6、7-11、11-9) 龐●
【3】●西村 2−3(11-6、5-11、11-8、9-11、6-11) 中村◯
【W】◯二木・渡井 3−2(11-4、11-8、8-11、8-11、11-6) 中村・大澤●
【5】●村上 0−3(7-11、5-11、10-12) 恒松◯
【6】◯二木 3−2(11-9、8-11、5-11、11-3、11-7) 大澤●
(【7】●橋本拓磨(経3) 1−3(9-11、11-9、7-11、8-11) 小田◯)


 今季から2部で戦う駒大、初戦の相手は慶大。トップバッターの渡井は連続得点を繰り返し、相手を圧倒し3−0でシャットアウト。トレードマークのガッツポーズも飛び出した。
 続く中橋も、第1セットは点の取り合いの接戦となったものの、得意のカットで相手のミスを誘いストレート勝利。
 この流れを後ろにつなげたい村上はリードを許し追う展開になるが、連続得点で食らいつく。第1セットは序盤に点を重ねられ、6連続得点があったものの落とす。第2セットでは6−6の同点からスマッシュなどで点差を離し、11ー7で勝利。続く第3セット、第4セットは相手の好プレーに阻まれ敗北。
 ダブルスは昨季に引き続き二木・渡井ペア。第1セットは競り合いの展開も徐々に点差をつけられ落とすが、第2セットから本領発揮。第2セットは7連続得点、第4セットでは4−5から8連続得点で勝利と相手を圧倒。再び流れを引き寄せた。
 5番手の西村もこの勢いに乗り、1セット目は11−3で勝利し、試合の主導権を完全を掌握。続く第2セット以降も点差こそ詰められるが、主導権は奪わせず、ストレート勝ち。慶大戦を3−1で勝利と幸先の良いスタートを切った。

 2戦目の埼工大戦。試合後二木が「シーソーゲームになると予想していた」というように、この試合は接戦となった。先陣を切るのは中橋。第1セット第2セットを落とす苦しい展開から始まるが、第3セットに8連続得点し、試合の主導権を奪い、このセットを取る。ここから中橋は本領を発揮。第4セット、第5セットも中橋のペースで進み勝利。いきなりフルセットから2戦目は幕を開けた。
 2番手の渡井は序盤はサーブから着実に点を重ね、第1セット、第2セットを取る。しかし第3セットは相手のドライブに苦戦し落とす。第4セットも打ち合いとなるが、エースの力を見せつけ競り勝つ。
 続く西村は、第1セットを序盤から6連続得点で圧倒するものの、相手サーブに苦しむ。2セット目を落とし迎えた第3セット、6−8から5連続得点で逆転し逃げ切る。しかし、流れを手繰り寄せきれずに、その後のセットの競り合いを落とし敗戦。
 ダブルスの二木・渡井も第1セット、第2セットをサーブや相手のミスから着実に点を重ね、幸先の良いスタートを切るが、第3セット、第4セットは相手のスマッシュに苦しめられ落とす。迎えた最終セットは再び勢いを取り戻し、連続得点でフルセットで勝利。
 この時点で2時間半を超え、大会規定によりダブルスと同時進行で進んでいた5番手の村上は、第1セット、第2セットを落とし、負けられない第3セット。開始から5連続得点するものの、逃げ切れずにストレート負け。
 続いても、5番手の二木と6番手の橋本が同時進行で試合を行う。先に試合が終わったのは6番手の橋本。1セット目は競り合いを落とす。第2セットはスマッシュなどから徐々に点差をつけ勝利するも、流れを変えるには至らず、その後は相手の連続得点で敗戦。
 ここまで3−3で二木の結果次第で勝負が決まる展開。第1セットから競り合い、一進一退の攻防に。第4セットまでを2−2で接戦を繰り広げ、迎えた最終セット。互いに点を重ね5−7と追う展開。後がない状況で、ここから二木は6連続得点で一気に突き放し、勝利を飾った。試合後、会場には二木コールが巻き上がった。
 


◆二木啓太
「(今日の試合を振り返って)2試合で体力的にはきつかった。2試合目の埼工大戦はシーソーゲームになるとわかっていたので、自分たちの活気を最後まで貫こうと言う意識で戦った。(実際にシーソーゲームになり結果次第で勝敗が決まる状況だったが)最近は後半に勝負の分かれ目で試合に出ることが多いが、今回もそうなってしまった。今年が最後なので勝つために、1ポイントずつ集中して試合をした。(今季は四年の活躍で)上級生が引っ張っていけば、下級生が自分も頑張ろうと盛り上がると思うので、それで来年後輩に1部の舞台を残せれば最高の形だと思う。(今季に向けてどんな練習をしたか)技術的な部分は今まで通りだが、今までは気持ち的な部分で、1部に向かっていく気持ちだったが、(2部でも)受け身にならないように、自分たちで声かけを徹底した。(今季の目標は)なにがなんでも全勝優勝で1部に復帰すること」


※春季リーグ戦2日目
12日 11:00〜 vs 國學大
場所→所沢市民体育館(新所沢駅より徒歩10分)

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