• 今日リーグ戦では自身初の勝利を収めた上野=明治神宮球場で(菅原菜央撮影)

  • 自身初本塁打の菅。4球目を振り抜きライトスタンドへ放り込んだ(近藤龍撮影)

  • 今日4安打の平野。最上級生が多く活躍した試合となった

  • 大量得点での勝利にベンチも大いに盛り上がった(写真は8回、本塁打を放った菅を迎え入れ喜ぶベンチ)(菅原菜央撮影)

上野初勝利!力也弾も飛び出し大量得点で3回戦へ

[硬式野球部]東都大学野球秋季1部リーグ対国学大第2回戦(2019年09月11日 23時25分)

東都大学野球秋季1部リーグ対国学大2回戦が9月11日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大206 000 010=9
国学大000 400 000=4

〈打者成績〉
打安点
(8)若 林210
(6)林 琢512
(7) 菅 521
(D)鵜 飼311
(5)平 野441
(4)新 田400
(9)緒 方411
(3)小 西500
(2)前 田421
     計36127

〈投手成績〉
       打安点
 福 山 4 1944 
 越 智 1 300
◯上 野 4 1830

 昨日とはうって変わり、初回から得点を重ねた。1回表、菅力也(商4)の右前安打などで1死一、二塁とすると鵜飼航丞(商2)の左前適時打、平野英丸(地4)の右前二塁適時打で2点を先制。さらに3回表では先頭打者の鵜飼が四球で出塁すると、平野が本日2本目となる二塁打でチャンスを広げ、無死満塁に。そこから緒方理貢(法3)が適時打を放ち1点を追加すると、敵失間に2人が還り2点を追加する。これに前田研輝(商3)も中前への適時打で続き1点を追加。なおも1死満塁から林琢真(市1)が2点適時打を放ち2点を追加し、この回計6得点のビッグイニングとなった。しかし国学大もすぐに反撃を見せる。4回裏、ここまで相手打線を無得点に抑えていた先発の福山優希(社1)が先頭打者に四球を許し、右方向への適時三塁打1点を返されると、その後も四球や連続安打で3点を失う。点差は一気に4まで縮まりこの回限りで降板した。ここからしばらく両打線が沈黙したが、8回表には菅がリーグ戦で自身初となる本塁打を放ち、1点を重ねる。相手をさらに引き離した。
 投げては先発の福山が4回で降板し、続く5回は連続登板となる越智泰弘(経3)。この回を3人で終えると、6回からは上野翔太郎(現4)が登板した。要所を締めた投球で国学大の追随を許さず、最終回までの4回を投げきり被安打はわずかに3。リーグ戦自身初勝利を記録した。次戦、今年初のリーグ戦での勝ち点獲得をかけて3回戦に臨む。

◆大倉 孝一監督
「(今日の流れは)そりゃもう先制点取れたら楽だからね。(その後ビッグイニングもあったが、それを加味しての継投か)あそこで6点とれた、というよりもその後に4点取られてしまった。あれが1、2点なら続投させてたけどね。4点とられたことは課題だよね。(今日は4年生の活躍が目立ったが)4年生はラストシーズンだから気合い入れて頑張っていると思う。野球をやっているんだから、学年関係なく誰が打ってもいいんだよね。目的は勝つことだから。でもその中でラストシーズンの4年生が頑張っているというのは彼らの想いなんだよ。(春は3戦目で落とすことが多かったが)春も同じように『勝負したけど勝てなかった』。秋も3戦目を全力で取りに行くというのは変わらない。(国学大への対策は)そりゃあ当然やっている。相手投手もひとりずつデータが出ているわけだし。それは国学院大学さんにとっても同じこと。(次戦からもまた一つずつ向かっていくのか)そうそう。また同じ。今日も昨日もそうやって戦った。今日の試合の内容は反省するけど、もうリセットだよ。明日の試合に集中する。そうやってリーグ戦を戦っていく。頑張るよ」

◆上野 翔太郎
「(初勝利だが)入替戦の2戦目以外では本当に初めて。初勝利したという感覚はまだ無い(ああいった場面での登板だったが)想定していたので特に焦りもなかった。少し球がばらついたが、投げた感覚は悪くなかった。(自己最速の149が出たが)びっくりした。過去の最速は145かな。入替戦で出た。(最後に力のあるストレートで三振を奪っていたが)でもボールだった。想っていたところとは違う場所にいってしまった。今日は相手があの球を振ってくれたが、接戦の場面などでは振らないと思う。そこを投げきれるように準備していきたい。(カットボールを覚えたとのことだったが)まだうまく使えていない。オープン戦の方が良かったかなという感じ。(ラストシーズンでの勝利となるが)自分個人の結果は考えていない。どれだけチームに貢献できるかということしか考えていない。チームが勝てれば個人の結果もついてくるし、とにかく今は一戦一戦勝つことを考えている。(相手打線は)一球一球普通に投げているだけでは抑えれないし、すべて必死に投げなければ抑えることの出来ないのが東都リーグだと思う。(この3年半、もどかしさもあったか)周りの期待もあったし、中には厳しいことを言う人もいたが、そういったものを原動力にして、すべてに反応した上でやるしかないと思っていた。正直高校での実績もありすこし自信があった。でもそんなものが通用する世界ではなかったと思った。春もすこし経験はしたが、今日も久しぶりにリーグ戦を経験した。オープン戦で出来ていたことで今日できたこともあったし、まだまだではあるがよりよく投げられるようになっていきたい。自分は立ち上がりが悪い。そこが課題だし、この夏は心がけてきた。」

◆平野 英丸
「(試合を終えて)昨日は固さがあって、ボールに差し込まれ気味だった。朝の練習で少しフォームを変えて、コンパクトに打つことを意識した。今日はけっこうボールが見えていたので、よかった。(ラストシーズン)初戦が大事ということで準備をしてきたのに、昨日は全然自分の力を出せずに終わってすごく悔しかった。今日はやるだけで、入替戦の時と同じような心境だった。ラストシーズンだし、悔いの残る打席を減らそうと思っている。相手の気迫に負けないようにした。(リーグ戦に向けては)春の入替戦は調整を考えずに試合前々日までずっと振り込んで、いい状態で入れた。今回も同じくギリギリまで振り込んだので、打席で自信がある。(今日は上野選手が初勝利だったが)出ている4年生は少ないが、ベンチから大智や東が声をかけてくれる。出てない4年生の分も責任のあるプレーをしないといけない。最後なので悔いを残したら一生残る。いかに後悔しないようにするか、腹をくくって強気でぶつかっていくだけ。(今季の目標は)もちろん優勝だが、目の前の1試合1試合を勝って優勝という結果がついてくる。先を見すぎず、1戦1戦大事に勝つ気持ちでやっていく」

◆菅 力也
「(今季初ホームランの感想は)ビックイニングが出てそこからゼロが続いていたので、1点獲ろうとベンチでみんなで声をかけていた。長打を出すことは考えてなくランナーとして出ることだけを考えて、普通に入っていた。自分は長距離ヒッターではないと思う。今日ホームランが出たからと言って、今後のバッティングでそういうのを欲しがらずにチャンスを4番につなげるしかない。(打ったときの感触は)感触はめちゃくちゃ良かったですよ(笑)。走っていたらライトが見送っていたので行ったという感じ。気持ちよかったです。(打った時の球は)まっすぐ。まっすぐで押してくるピッチャーだったので。その前まではまっすぐで抑えられていたので、まっすぐで打ってやろうと思った。(この春からスタメン起用されるようになったが3年生までと比べて何が一番変わったか)最上級生になって試合に出させてもらって、勝ちたい、なんとかしてやろうという気持ち(が変わった)。実績も成績もなかったけど、4年生としての責任、スタメンとして使ってもらえる責任を感じて人一倍練習しなければならないと思う。使ってもらっている限り結果は出したい。(3番という打順については)元々ランナーがいる方が気持ち的にも燃えるし得意。3番はちょっと寂しいことが多いかなとも思うが、苦手という意識は全くない。監督から3番と言われているので繋ぐだけ。(1勝1敗となったが明日の意気込みを)昨日負けてしまったが、チームとして今日を1戦目と仕切りなおして、それが初回の攻撃に繋がったと思うし、変に気負うことなく入れた。ここで負けたら春と一緒。春とは違う自分たちは姿を他の大学に見せつけるために明日獲って自分たちは変わったというのを見せたい。(ラストシーズンの意気込みを)4年生が意地を見せる。今日も平野がいっぱい打ってくれた。ラストシーズンやり残すことないように、出し切る、やりきる。そして最後に優勝、日本一!」

*Twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

次戦、1部リーグ対国学大第3回戦は9月12日(木)9:00~明治神宮球場で行われる予定。

■明治神宮球場へのアクセス
JR中央線 千駄ヶ谷駅 徒歩15分
JR中央線 信濃町駅 徒歩15分
銀座線 外苑前駅 徒歩5分
大江戸線 国立競技場駅 A2出口より徒歩10分

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