• チームに1勝目を持ち帰った梶谷・日暮ペア=駒澤大学テニスコートで(野村聖撮影)

  • 自分のペースに持ち込み勝利した森島(岡田あおい撮影)

  • 強烈なサーブで相手を圧倒した谷井

またもや駒大完全勝利!最終戦を前に優勝決定!!

[硬式テニス部](2019年09月12日 19時28分)

関東学生テニスリーグ女子第4戦・青学大戦が9月12日、駒澤大学テニスコートで行われた。結果は以下の通り。

D2の梶谷日暮ペアのファーストセット。ブレイクで先行するも、5−3から連続でゲームと奪取され、タイブレークまでもつれ込む。日暮の鋭角なストロークがオンラインに決まりこのセットをものにする。続くセカンドセットでは3−2でブレイクに成功するとそのまま流れを渡さずに6−2で勝利。チームに1勝目を持ち帰った。
D1は清水・谷井ペア。ファーストセットは得意の谷井のサーブや清水のボレーで相手を圧倒し、6-0で先行。セカンドセットに入ると、相手の長いストロークに苦しめられ、3-6でセットを献上した。ファイナルセットは一進一退の展開。第2ゲームでブレイクされたものの、第6ゲームで清水の強烈なストロークが決まり5-1まで追い詰める。相手も負けじとサービスエースなどで応戦するがこのまま逃げ切り、6-3で辛勝した。
安定感のあるダブルスから強力な援護を受け、シングルスの試合が始まるとS4の渡辺が主将としてプレーでチームを鼓舞。セカンドセットでは連続でリターンエースを決め、流れに乗るとそのままストレートで勝利し、チームのリードを更に広げる。S5の清水も6−1で早々にファーストセットをものにする。セカンドセットは5−5とされるも、リターンゲームをデュースに持ち込みブレークを果たすと、そのまま7−5で完勝。チームに白星を持ち帰った。S3の森島はファイナルセットまで試合がもつれ込むが、江口監督の「(森島)優はファイナル好きだからな」の言葉通り、しっかりと立て直し、ミスを減らして自分のペースに持ち込みファイナルでは終始リードを保ったまま勝利した。S2の1年生・谷井は終始プレーを楽しみながら試合に臨む。応援が思わず感嘆の声をあげるほど強烈なサーブで圧倒し、6−2、6−0で相手をねじ伏せた。チーム全員が見守る中、S1の日暮は得意とするストロークでブレイクを量産すると隙を見せず相手を圧倒。圧巻のプレーでチームの全勝を締めくくった。
駒大は4試合を終え全勝。またその内の3試合で7−0と大勝し、リーグ1位が確定。最終戦を残しながら1部との入替戦も決定した。

<ダブルス>
D1○清水里咲・谷井涼香 2(6-0、3-6、6-3)1 ● 太田夏菜子・吉田穂花
D2○梶谷亜未・日暮春香 2(7-6、6-0)0 ● 鈴木舞・大久保杏美

<シングルス>
S1○日暮春香 2(6-1、6-2)0 ● 吉田穂花
S2○谷井涼香 2(6-2、6-0)0 ●太田夏菜子
S3○森島優 2(6-1、5-7、6-3)0 ●渡辺理子
S4○渡辺安美 2(6-2、6-3)0 ●藤原由菜
S5○清水里咲 2(6-1、7-5)0 ●溝口英蘭


◆江口淳一総監督
「これで優勝が決まった。最終戦負けてももう決まりだと思う。だからこそ、最終戦しっかり勝って入替戦にいけるようにしたい。(ずっと7-0で勝ち続けているが)でもダブルスシングルスでも危ない場面があったし、シングルスでも最初のセットは楽ではなかった。勝ちたいのはどの選手もみんな一緒だから。みんな我慢が出来るようになったと思う。男子もそうだが、練習で自分が劣勢の時も我慢して、結果勝てるようになった。すごい成長出来たと思う。今までなら劣勢だと気持ちが崩れてきたりしていたが、ファイナルに行ってしまってもしっかりリセットできるメンタルも技術もあるので。本当にすごく成長した。(森島選手などもファイナルまで持ち込んでいたが)彼女はファイナルが好きなんだよ(笑)。(清水)里沙も足が結構きていた。今までなら『足が痛いから負けちゃう』みたいな感じだったが、そこを耐えることが出来るようになっていた。(次戦、そして入替戦に向けて)相手校によってはグラウンドが遠かったり声出しが禁止だったりといろいろある。1部のどこが相手になるかまだわからない。だからこそちゃんと勝てるように」

◆渡辺安美(心4)
「(ダブルス・シングルス共に全勝だったが)勝てる自信はあったが7-0という結果を見るとやはり自分達でも驚く。チームがノって来てるなか自分の試合の自信にも繋げられてる。(あと1戦を残した状況で2部優勝が決まったが)チームの勝ち星的に余裕はあるけど、ここまで来たら全勝優勝したいので、気は抜かずに最終戦も戦っていきたい。(自身のシングルスでまず1本取れたことがチームの流れにもなったのでは)私が試合入ってる両サイドで(試合してる仲間が)ちょくちょく見えて、今向こうの流れ悪いなとか感じていたので仲間の試合の流れが良くないなと思ったときは私が元気づけてあげられるようなプレーをやりたいなと思っていた。やっぱり1人で戦ってるというよりは、皆でやってるんだぞと感じながら一生懸命頑張ってました。(このリーグ戦を通して監督がチームが我慢ができるようになったとおっしゃっていたが)例えば、試合中厳しい相手と競っている中でも離されないで付いていくっていうことがどの子も出来るようになった。それが今のチームの強みに繋がってていると感じている。(それが全勝という形になっているのでは)やっぱり簡単な試合っていうのが無いなかで、そういうちょっとしたことで結果や流れも変わってくると思うので大事だなと思ってます。(最終戦に向けて)全勝優勝という目標は変わらない。今チームの流れが良いこの状態をキープできるように最終戦も頑張っていきたい」

◆森島優(英3)
「(念願のシングルス出場だが)インカレで結構勝つことができて、シングルスに自信があったので、リーグに出て活躍したいという気持ちがあって出させてもらっていた。やはり4戦振り返ってみると自分はファイナルセットまでいってしまう。それが自分のメンタル的にもきついが、やはりファイナルはもう一度自分からプッシュして、気持ちを切り替えてやることができる。それが勝ちに繋がっているのだと思う。競る試合ばかりだが本当は競りたくない。ほとんど(の試合は)ファーストセットは取ることができるが、セカンドを落としてしまう。あと1戦残っているのでもし自分が試合にまた出ることがあったらストレートで勝ちたい。(周りの選手が)みんな本当に強い。ダブルスも2−0にしてくれるし、シングルスもみんながちゃんと強い。だがそこに甘えず、やはり自分で勝とうという気持ちをもっと出してやっていきたい」

◆谷井涼香(英1)
「(リーグ戦の調子は)最初はリーグの雰囲気がわからないので緊張するかなと思ったが、周りの支えがあってコートに入った時にはちゃんと試合に集中できている。大学に入ってから一番良いプレーができている気がする。(単複両方出ていて疲れは)意外とない。試合を楽しめているので、その分『(ダブルス)終わったー!じゃあ次(シングルス)も頑張ろう!』という気持ちでやれる。(印象に残った試合は)日大戦の単複。ダブルスは2セット目で自分たちのミスが目立ってしまって、崩れる部分があったが3セット目はしっかりと立ち直して(清水)里咲さんと落ち着いて考え直してやることができた。シングルスでは自分はいつもS2から初めてS1で出たが、その試合はリーグの中で一番楽しかったかなと思う。(打ってくる相手の方が楽しいか)はい、すごく(笑)。途中5−1から5−4までいってやばいかなと思う場面もあったが、最後まで落ち着いて試合を楽しむことができた。(連勝しているが)それは自分のとってはすごく大きい。何より出させてもらって、貢献させてもらえてることが一番嬉しいし、自分のプレーにも自信がも持てる。(最終戦と入替戦へ向けて)1部はすごくレベルが高くて、2部で戦っている以上に強い選手がいる。だがその中でも自分のプレーを全力で発揮できることが一番大切だと思っているので、最終戦まで楽しんで自分の持っているプレーを全力で発揮できたらと思う」

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