• 長谷部はLF級1位の意地を見せ快勝。=後楽園ホールで(増田 昇悟撮影)

  • 「(調子は)悪かった」としたが、5-0の完勝を果たした完山。

  • 1Rに2回のダウンを奪う活躍で、昨年の借りを返した藤山

完山・藤山の同郷コンビが完勝も、昨年覇者日大に完敗

[ボクシング部]第72回関東大学ボクシングリーグ(日大戦)(2019年05月31日 16時58分)

平成31年度関東大学リーグ1部、日大戦が5月25日(土)に行われた。結果は以下の通り。

駒大3ー6日大☆

【ライトフライ級】
○長谷部大地(経3)WP4―1 滝沢●
【フライ級】
●濱村悠太郎(市2)WP0-5 飯村〇
【バンタム級】
●辻永遠(G2)WP0-5 小川○
●小川達也(英2)WP2-3 西岡○
【ライト級】
●嶋田淳也(歴4)WP0―5金子○
○完山隼輔(経2)WP5―0 小林●
【ライトウェルター級】
○藤山義範(商4)WP5―0 小濱●
【ウェルター級】
●中川涼太(応3)RSC 1R 2.18 石灘○
【ミドル級】
○若谷豪(商2)WP0―5 荒本○

※WPはWin on pointの略。判定での勝敗がついたことを表す
※RSCはReferee Stop Contestの略で、双方の選手の実力差などで試合の続行不可能と判断したとき、レフェリーが行う勝敗宣告のこと

第2戦の相手は昨年度リーグ覇者の日大。開幕戦のメンバーから、F級に2年の濱村、B級には世田谷大会で結果を出した辻を起用し挑んだ。
LF級は農大戦と変わらず、長谷部が出場。1Rは農大戦の課題であったアウトボクシングを徹底し、Jr.LF級5位のルーキー滝沢を寄せ付けない試合運びで試合をリードした。続く2Rでは滝沢がしびれを切らして、インファイトに持ち込もうと踏み込まれるが、冷静にいなし自身のボクシングを徹底。3Rでも不安のない試合運びで、F級1位の実力をいかんなく発揮しLF級を制した。続くF級では2年の濱村が今季初出場となったが、日大のキャプテンである飯村のスピードに実力を十分に発揮できず、5-0のストレート負けを喫した。B級では辻、小川が出場。両者とも3Rまで熱戦を繰り広げたが、辻は5-0、小川は3-2と痛い3連敗となった。流れを呼び戻したい駒大のL級の1人目はキャプテンの嶋田。農大戦と同じく相手をリングサイドに追い込み試合を牽引した。3Rを通じて自身ボクシングと貫いたが、軍配は相手に上がった。4連敗と後がなくなった駒大だったが、2年生エースの完山が意地を見せる。農大戦でおったけがの影響が心配されたが、長いリーチを活かした、間合いは相手を呼び込ませず、5-0で試合を制した。続くLW級は完山の同じ出身高の先輩にあたる藤山。試合の立ち上がりを修正したいと農大戦後に話した藤山は、1Rに二回ダウンを奪う活躍を見せ農大戦での自身の課題を見事に乗り越えた。2人の活躍で意地を見せた駒大だったが、昨年度リーグ王者の壁は厚かった。W級において、中川がRSC1R.2:18で敗れると、続くM級若谷もW級5位の荒本に敗れ、3-6で勝利を逃した。


◆嶋田淳也
(今日の試合を振り返って)行きすぎると合わせてくるのが上手い選手なので、行きすぎず、自分の距離をしっかりとって打ちながら進めて行くという作戦だった。1R目は結構思ったとおりにできたかなという感じがあって、2Rは距離を少し詰められてもらってしまったが、それ以外は大きいパンチを貰うこともなかった。(日大が相手だったが)自分たちはリーグ戦優勝を目指してずっとやってきたので、前回農大に負けて、ここで落としてしまうと優勝が厳しくなってしまう。絶対勝とう気持ちで臨んだが、悔しい。(課題などは)攻め方が少しワンパターンだったのかなと思う。もうすこし上下に攻めれたらなと思う。(自分試合までの流れ)自分が勝つことだけに集中した。ただ、自分の前で負け続きで自分に回ってくることは結構あったので、常に平常心で臨もうと思っている。(キャプテンとして日大戦を振り返ってみて)今年もチームでリーグ戦全勝、優勝を目指してやってきた。でも、切り替えて次の試合に備えたい。気持ちを切らさずにやっていきたい。(次戦の意気込み)今日の反省点を見つけて、頑張ってチームで勝ちます。


◆完山隼輔
(今日の試合を振り返って)悪かった。前回の試合で口を怪我して、実践練習がほとんどできなかった。あまり動きは良く、あまり自分のボクシングが出来なかった。(後がないという状況はプレッシャーにはなったか)それはなかった。勝つのが当たり前だと思ってやってきたので、勝ち方を重視して怪我をしないように。内容はあまり良くなかったので修正したい。(自分の中の課題)パンチをもっとどんどん出していく事。少し詰めが甘いので。(前回の試合について)相手は強かったので、楽しんでやろうという気持ちでやった。楽しんで自分のボクシングをやったら勝てるだろうという自信はあった。気持ち楽にしてしっかりやった。(同世代に強豪が多いが)高校の時などはずっと(相手が)上にいて、上の存在だと思っていた。結果でも全然勝てていなくて、大学に入って勝てるようになってきた。追いついて、追い越せるように、同世代ではじぶんがトップになれるように負けないように頑張りたい。(次戦に向けて)5戦全勝が目標なので、次もしっかり一戦一戦勝って、周りの選手に安心して任せてもらえるように。自分はエースとしてやっていかなければならない自覚がある。(2年生のエースという事だが)学年は関係ないと思うので、気負わずに自分のボクシングを崩さずやっていけば、勝てる思っている。練習をしっかりやっていきたい。

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