• チームを引っ張っていきたいと語った永岡=墨田区総合体育館で(元井可奈子撮影)

  • 過去最高のモチベーションで試合に臨んだと語った谷平

全日本インカレ開幕!初戦から朝日大に白星で駒を進める

[男子バレーボール部](2018年11月28日 01時45分)

第71回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会、対朝日大戦が11月27日(火)墨田区総合体育館で行われた。結果は以下の通り。


<スコア>
☆駒大3-1朝日大
1set(25-17)
2set(25-16)
3set(22-25)
4set(25-15)



<スターティングメンバー>
2 丸山航(国4)
4 宮崎敬(歴4)★
7 遠藤樹(G4)
11 谷平拓海(現3)
13 齋藤浩貴(歴3)
14 橋本直幸(政3)
18 山田大悟(経2)
22 山根晏輝(G2)★


★はリベロ

年に一度、闘志を燃やした全国の強者たちが集結する全日本インカレの幕が上がった。負ければ即敗退というトーナメント方式をとる今大会。4年生が出場できる最後の大会でもある。負ければそれが引退試合。昨年はベスト16という結果に終わった駒大。有終の美を飾るべく、今年最後の大会に挑む。
初戦は東海学連で1部7位の朝日大との対戦。関東1部の意地を見せたい第1セット、前半の失点はサーブミスが目立ったが、順調に点を重ねていく。一点差の攻防ではあるものの一度も相手にリードを許さない駒大には余裕が見える。攻撃の面では谷平の活躍が目立った。終盤の連続得点の末、このセットをものにする。
つづく第2セット、第1セット同様、落ち着いて点を決めていく駒大。序盤から点差をつけ、相手に差を見せつける。連続失点もあったが、すぐに切り替え、点を奪い返す。遠藤と齋藤の2枚ブロックが効いてブロックポイントが入る場面も。途中、ピンチサーバーで曽田一也(社3)を投入。サーブ、トスと曽田がこなし一点をもぎ取る。最後まで集中を切らすことなくこのセットを終える。
第3セット、相手も駒大のプレーに慣れてきたのか攻撃が決まるようになり、駒大がリードをしてはいるが、なかなか点差をつけられない。そんな中でも谷平は相手コートまでボールを拾いに行きそのままスパイクを打って冷静に点を決める。しかし、終盤、ここまで守ってきたリードが破られ、一気に朝日大が優勢に。ペースを完全に持っていかれそのままこのセットを落とす。
ここで取りきりたい第4セット、前セットの悪い流れを引きずることなく出だしから好調に点を重ねる。齋藤、谷平を中心に相手のメンタルをジリジリと削る強烈なスパイクで順調に点をとっていく。終盤、遠藤のサービスエースもあり、流れを駒大のものに。最後の連続得点で駒大の攻撃陣である齋藤、谷平、橋本が点を決め、この試合をものにする。


◆鈴木淳平監督
「試合の内容としてはできてる部分がほとんどだったが、気持ちの面で集中していない成り行き任せなところがあって、この程度でいいやっていうのが出てきてしまうとああいう感じになってしまう。勝てると思って途中からそういう感覚になってしまうのは若いというか。そういうところは本当はこの段階ではなくなって勝ち上がって優勝を目指すということを考えれば、必要な部分かなと思う。(ベスト8以上という目標に変わりはないか)そうだと思います。それもそうだが、目の前の試合を一戦一戦しっかり戦って勝つということで結果的にベスト8とかその先があると思う。最終的にトータルでどういう終わり方をしたのかというのが大事で、勝ち抜いて最後も勝って終われるのが1日しかないわけで負けるにしてもどうゆうことができたのか、得たのか、課題を克服したのかとか。あとは4年生が終わるタイミングでどういうものを残して、引き継ぐものはどういうものがあるか。それも同じように結果や順位、目標と同じかそれ以上に大事なことだと思う。(最後の全カレに挑む4年生に向けて)大学バレーはこれで最後なのですべて全て出し尽くして、燃え尽くして、やり残しはないと、そういう終わり方をしてほしい。(明日の試合に向けて)明日の試合も今日と同じかちょっと順位的には上の相手だが、しばらくやったことのない相手だから本当に慎重にかつ大胆に。うまく選手の力を引き出しながら采配を振りたいと思う」

◆永岡文吾(市4)
「(全カレ初戦だが)初戦とはいえ全日本インカレはトーナメントで負けたら4年生も引退という大会なので、自分たちがやるべきことをしっかりやって、勝とうという話をしていた。(調子は)チームはすごく悪いわけでもないし、よかったと思う。だが、3セット目のような内容ではまずいと思う。個人としては調子は良かった。ずっとピンチサーバーをやってきて、1〜2年間くらいピンチサーバーとしての練習を積んできたので、徐々に自信がついてきた。この大会は最後だし、今までやってきたことを信じてやろうと思う。(全カレの目標は)チームとして優勝を目標にしている。だが、そこに行くまでに1試合ずつ勝っていかなければならないので、目の前の試合にしっかり集中して臨んでいきたい。(引退前最後の戦いになるが)自分や他の4年生もそうだと思うが、ここでバレーボール人生が終わりになる人がいる。そういった意味でも自分たち4年生が気持ちを出して、チームを引っ張っていきたいと思う。(次の試合は)相手が弱い強い関係なく自分たちができることをしっかりやればそれが勝ちに繋がると思う。勝っても負けても、いい形で終われればいいと思うし、笑顔で終われればいい。自分たちのやることをやれればそれがいい形になると思う」

◆谷平拓海(現3)
「(自身の調子は)朝食を食べてなかったので、調子が悪かった(笑)いつもと違うメニューを食べたけど、少なかった。(何を食べたのか)すき家の納豆朝食。今日はセブンの麻婆丼だった(笑)(試合を振り返って)過去最高のモチベーションで試合に臨めているかなと思う。今年最後だから。(自分は)最後という言葉に強いので。(個人として目標は)みんな日本一を目指している。(秋季リーグを終え、全日本インカレに向けて意識したことは)特別なことはしていない。個人的にはゲーム運びを意識づけさせるように振る舞ったかなと思う。1点を取られて2点連続で取って、また連続失点したら、追いつかれてしまうので、相手によって戦い方を分けるように。技術のことではないが、そういう面を意識した。(次戦の相手は)まだ全然相手を見ていない。今から相手の試合を見て次戦に臨みたいと思う。(駒大には)臨機応変なプレーができる選手が揃っているのでみんなで共有して戦いたいと思う」

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