• 自分から声を出すことを意識していたと語った遠藤=深谷市総合体育館で(元井可奈子撮影)

  • 7試合ぶりに試合に出場した宮崎

  • サーブ賞を受賞した齋藤

  • 試合終わりに観客席にお辞儀をする駒大(石曾根和花撮影)

慶大にストレートで勝利!リーグ戦を9位で終える

[男子バレーボール部](2018年10月22日 13時59分)

平成30年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対慶大戦が10月20日、深谷市総合体育館(深谷ビッグタートル)にて行われた。結果は以下の通り。



<スコア>
☆駒大3-0慶大
1set(25-21)
2set(25-20)
3set(25-21)


<スターティングメンバー>
2 丸山航(国4)
4 宮崎敬(歴4)★
7 遠藤樹(G4)
11 谷平拓海(現3)
13 齋藤浩貴(歴3)
14 橋本直幸(政3)
18 山田大悟(経2)
22 山根晏輝(G2)★


★はリベロ


開幕2連勝からスタートしたリーグ戦だったが、8連敗を喫しリーグ最終日まで2部との入れ替え戦の可能性が残る駒大。最終戦は現在最下位の慶大と、入れ替え戦回避を懸けて負けられない戦いとなった。
第1セットは、駒大サーブから開始。1点目から丸山のサービスエースで得点し、好スタートを切る。中盤まではシーソーゲームだったが、山田や齋藤のサービスエースなど全選手のサーブが走って相手の体制を崩すと流れは一気に駒大へ。谷平、斎藤、橋本の3年生攻撃陣を中心に堅実に得点を重ね、中盤からのリードを保ったまま第1セットを獲得した。
 続く第2セット、序盤から齋藤の力強いサービスエースにより4点連続得点。そのあとには丸山のツーアタックも決まり、駒大の勢いは止まらない。リードしたままの駒大だが気の緩みを見せることなく、後半も順調に点を重ねていく。20点台に乗ったあとも落ち着いて点を入れこのセットをものにする。
 第3セット、序盤、連続失点しながらも焦ることなく点を取り返していく。しかし、中盤、相手の攻撃がうまく決まりだし、相手のリードでゲームが進む。しかし、こののセットでも齋藤のサーブが光り、相手の点に追いつく。終盤、谷平のサービスエースで勢いづいた駒大は一気に点を決め、この試合を制する。
秋季リーグ戦を無事に勝利で締めくくり、最終成績は3勝8敗の9位で幕を閉じた。序盤2勝したものの中盤の連敗に苦しむ結果に。なお、今回の試合でもサービスエースを取り、活躍した齋藤浩貴はサーブ賞を受賞。秋季リーグ戦は閉幕となったが、戦いは4年生最後の試合となる12月の東日本インカレに続く。


◆鈴木淳平監督
「(今日の試合の総評)勝って終わりたいというのが一つと、順位に変動があるのでそういう準備をして臨んだが、結果3-0で勝てて一番いい状態で終わってよかったかなと。今日の試合とあとリーグ戦を通じて出てきた課題というのを見直して次のインカレに繋げていきたいなと思う。(リーグ戦の振り返り)第1週、いい形でスタートを切れて、その時点がピークだということで狙って準備をしてきたが、やっぱりその後のパフォーマンスを見るともう一回ピークを持ってきたいところである上位と当たる最後と下位と当たる最初にピークを持ってきたかったし、そこで勝つことをある程度計算してたが、ちょっとそれが出せなかったっていうのが反省点というか残念だったなと。残り試合限られて、ずっと連敗が続く中で、試合中でも耐えなければいけないところで崩れたりがあったのでそれはまた引き続き課題として取り組みたいなと。どうゆう試合をやるにしても途中で気持ちがぶれたり、後ろ向きな考えになったりっていう考えになるのはやっぱり良くないのでそれを正していって、そうならないように選手たちがやれるかどうかというのは一つ大きな課題。(今期のリーグ戦を通して成長を感じた選手は)まあみんなそれぞれこういう苦しい中でも戦ったという点では全員が成長したと思う。強いて挙げるならば、谷平だったり齋藤だったり橋本だったりという攻撃を多く担って、同時にパスを返さなければならない谷平、齋藤というのは期待はしててもっと成長してほしいというのはあるが、それなりにはできるようになってきたのかなと。あとはミドルで入っている遠藤とか山田とか谷崎とかも良くなってきている。身長だけで見れば、ほかの大学のミドルと比べると身長は低いがそれ以外の要素で頑張ってくれていると思うし、高さだけじゃないというところで、そういう点では良くなってきてるんじゃないかなと。引き続き頑張ってほしい。(全日本インカレに向けて)順位的にはシードがなく抽選にもよるが、いずれにしてもベスト8またはそれ以上ということを考えないといけないし、突破するには今回勝てなかった相手と当たるというのは十分に想定されるのでそこで秋の負けをしっかり糧にして、対戦するときには勝ってほしいし、1部残留はしたが、来年に続けるという意味でも次のインカレでしっかりした内容とこれまでにない結果を出してほしいなと思う」

◆丸山航
「(久しぶりの勝利だが)当初はリーグ1位、上位を目指して、初戦2連勝できたので、本当にいけるんじゃないかと自分も周りも思っていたが、空回りしてしまった。久しぶりの勝利で嬉しいが、全カレで勝つにはまだまだ程遠いなとは思う。でも入替戦を回避できたことはホッとしている。(連敗の要因は)宮崎がいなくなったのも大きいと思う。代わりに出た新田が悪いというわけではない。宮崎は精神的に支えてくれて、自分は冷静に声を出せない分、あいつがすごい声がけしてくれて、それがなくなったのも大きいと思う。あと、春季で勝てなかった相手に2連勝したので、少し調子に乗った部分もあると思う。(今回で最後のリーグ戦だが)あっという間だった。自分たちの代で春秋どっちも1部でプレーできたが、今までそういう年がなかった。1年は春季2部で、2年は秋季2部で、3年で春季2部と経て、4年になって初めて春秋1部だったので、そこでプレーできたのはすごく良い経験だったと思う。(入替戦がかかって緊張は)正直、先週の方が緊張した。今日は比較的、調子がよかった。先週先々週ぐらいから、自分のプレーが思い通りにいかなくて、スランプになっていた。どうしようてなっていて緊張していた。でも、先週負けた後の火曜の練習から調子の良い練習が何回かあって、自信が持てた。あと、会場もすごいやりやすくて自分的に。(どういう会場が)天井の感じとか、奥行きとかでトスがどこまで飛んでいるのかボールの落ちてくる感じがわからない会場もあって、今日は自分的にやりやすい会場でよかった。(橋本とのセットアップが印象的だったが)今週の練習で橋本はすごい調子が良くて、トスもぴったりあっていたので、これは武器としていけると思った。今試合では助けてもらった。(全日本インカレに向けて意気込みは)ベスト4、優勝と言いたいところだが、正直このままじゃ程遠いと思うので、まず一つひとつ。関東のベスト4が関東1部のベスト4だと思う。そのチームと戦えるところまでは順当に進んで、そこでリベンジを果たしたいと思う」

◆宮崎敬
「(個人の調子)負けがずっと混んでたのでとりあえず雰囲気を上げようということで1週間練習してきて、それが序盤で出たので勢いがあったと思う。(この1週間で意識してきたこと)負けが混んでみんなも勝ち方が分からない状態だったと思うが、自分は勝った時はいて、それからはいなかったのでどこが悪いかを客観的に見れたのでそういうところは指示できたかなと思う。(試合に出てなかった期間にメンバーとのやりとりは)毎週毎週土日はどういうふうだったという話は毎回してたが、みんな落ち込んでる感じではあった。(リベロとしてのチームの支え方)ディグリベロとして入っているのでボールを触る機会は正直あんまり多くないが、ボール以外の声を出すとかどういう風に声がけしたらスパイクが決まるとかは研究して、このタイミングでこれを言えばいいというのは心がけて言ってる。(全日本インカレに向けて)全日本インカレは4年生最後なので今まではベスト16とかくらいまでしかいってなかったが今年はベスト4を狙ってまた一から練習して勝ちにいきたい」

◆遠藤樹
「(今日のコンディションは)個人としてはそんなに良くなくて、どうかなって感じだった。チームの状態は良くて、齋藤や丸山のサーブがよく走って試合運びはとても楽にできた。(試合を振り返って)サーブが走って、ブレイクできて点差が開いたかなと思う。(2戦目以来の勝利となったが)やっぱりうれしい。(リーグ戦は最後の試合となったが、どんな思いで臨んだか)最後の一戦は、4年間の集大成を出そうとして意気込んでいまいした。(リーグ戦を終えて)今回は、最初の1、2戦を取ってこれから上位争いに向けて臨んでいこうというところで連敗が続いてしまったので、見直すところはあるかなと思う。最後に一勝できたのは良かった。(4年生として今リーグをどのように戦ったか)自分から声を出すこと。そうやってチームを盛り上げて、沈まないようにと意識してやっていた。(駒大のMB陣は)1年生の田中だったり、2年の谷崎だったり、下級生も出てきているので、自分もうかうかしてられないと思う。(前日本インカレに向けて)去年はベスト16で終わってしまったので、そこを一歩進んで、まずはベスト8を目指したい」

◆齋藤浩貴
「(今日の調子は)守備の面で思っていたプレーができなかった。でもそれは自分で分かりきっていたことだったので、その分、攻撃の面でチームに貢献しようかなと思っていた。(サービスエースを多く取っていたが)以前サーブはトスを高くあげていたが、今回は低めに戻した。今回は攻めていったわけではないが、6、7割で打とうとしたら、結果として出た。調子的には五分五分だったと思う。(久しぶりの勝利だったが)本当にホッとした。2セットを取った後に、油断するなって周囲で声が上がっていた。チームで油断せずにいつも通りにプレーして、3セットできっちり勝とうと決めていたので、しっかり達成できた。(1ヶ月ぶりに宮崎が復帰したが)コートでの雰囲気が良くなった。一回一回サーブをキャッチする前に声をかけてくれたり、そういう面では敬さんの存在は大きいと思った。(全日本インカレに向けて)守備の面で悪いところがわかったので、そこを改善していければと思う。二段トスを決められなかったので、そこをもう一回ちゃんと練習して決めれるようにしたい」

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