• 前に食らいついていく(左から)加藤、山下=立川市街地で(中川達夫撮影)

  • 4年生に負けない力走を見せた(左から)加藤、中村(大成)、中村(大聖)=国営昭和記念公園で(小俣安優撮影)

  • 調子の悪さを感じさせない走りで、自己ベスト更新を果たした山下

  • レース後、監督の話を聞く選手一同(岡田あおい撮影)

2.5冠へ前進!ぶっちぎりの予選会首位突破!~あの悔しさを忘れない~vol.3

[陸上競技部](2018年10月15日 14時21分)

<昨年度の箱根駅伝本戦で12位に終わり、9年ぶりのシード権(本戦10位以内の大学が獲得できる次年度の箱根駅伝本戦出場権)落ちとなった。箱根駅伝予選会から参加になった今年度は、シード権落ちの悔しさを忘れず『2.5冠』を常に目標に掲げ取り組んできた。>

10月13日、第95回箱根駅伝予選会が、立川駐屯地から立川市街地を通って国営昭和記念公園に入る21.0975㎞で行われた。駒大は、走者全員が64分切りを果たす好タイムで首位通過し、53年連続53回目の箱根駅伝本戦出場を決めた。

今大会に出場した2、3年生:中村大聖選手、中村大成選手、山下一貴選手、加藤淳選手、伊東颯汰選手、小原拓未選手、神戸駿介選手のコメントを掲載いたします。


◆中村大聖(政3)
「(予選会の雰囲気は)初めてだったが、ハーフには自信があったし、練習もいいものが出来ていたので、自信を持って取り組めたと思う。(レースプランは)監督から3分から3分と少しのペースで15kmまで行って、ラスト6kmは(ペースを)上げて行けといわれていたので、その通りに走れたかなと思う。(目標タイムは)設定では最低64分00秒でいいと言われていたが、それよりも上に行ければいいなと言う感じ。(走っている間に意識したことは)チームで戦うので、常にチームのことを気にしながら、多少の余裕を持ちつつ走っていた。(全日本及び箱根本戦へ向けて)3週間後に全日本が控えているので、そこでしっかり1位を取って、箱根に勢いよく行けたらと思う。(箱根の希望区間は)往路を任せてもらえるよう調整していきたい。(全日本の希望区間は)全日本では長い距離を任せてもらえるようにしたい。3週間はそれに向けて調整していくつもり。ハーフの疲労も多少あるので、しっかりその疲れを残さないように全日本でも力を発揮していきたい」

◆中村大成(法3)
「(今の気持ちは)素直に嬉しい。(個人の出来は)15kmからペースを上げていく予定だったが、上がりきらなかった。それで、ラスト2、3人にかわされてしまった。自分としてはもっと走れたと思う。集団のペースはよかった。1番はまとまって11人がゴールをとれたことがよかった。(2位にタイム差を大きくつけたが)今日出ている大学より青学や東洋の方が強い。そこがいたら違った結果だったと思うので、チームとしても個人としてももっとレベルアップをしなくてはいけないと思う。(2.5冠に順調なスタートを切れたが)まず、1番に達成しなくてはいけないところだった。ここから全日本、箱根ともっと厳しくなる。個人的には今日もスタミナ不足が課題として出てしまった。(監督からは)前半リラックスで、後半5kmでペースアップと言われていたがうまくいかなかった。(チームメイトの応援は)声はすごく聞こえた。タイム差を教えてもらったり、純粋に応援の声が聞こえたり。応援が最後の踏ん張りにつながったと思う。(全日本に向けて)チームとしては優勝を目指して、個人としては区間賞をとれるように準備していきたい」

◆山下一貴(市3)
「(予選会の雰囲気は)スタートまではいつもと違ってすごかった。最初からフリーでいけと言われてたので、途中からは普通のレースと変わらないなと思った。(調子は)いいと思っていなかった。(今年自己ベスト更新が目立ったが)前半が良かっただけ。合宿明けてからは悪かった。(今日の目標タイムは)63分30秒を目指していた。結果62分46秒が出て、大幅に自己ベストを更新できてよかった。(意識していたことは)ペースを落とさないということを考えていた。後ろで加藤が途中きつそうだったので、ついてこいというような感じで走っていた。 (全日本への意気込みは)去年走らせてもらったが、区間8位くらいで全然パッとしなくて、今回は最低でも区間5位くらいはいきたい。 (片西さんに勝ちたいと言っていたが)正直(箱根予選会に)出る前から調子が上がりきらなかったので、次に持ち越しになった。次頑張りたい」

◆加藤淳(経2)
「(予選会の雰囲気は)久しぶりのハーフで距離の不安や緊張もあった。しかし、前半前の方の中段で空いていた時に、体も動いていて最後まで行くしかないと思った。5km通過も10km通過も設定以上のタイムで、後半少し落ちてしまったが、前半早いペースでいけたということで次につながる経験ができた。(レースプランは)集団ではなくフリーで行っていいと言われていたので、日本人の前の方の集団で自分の様子、体調を見極めながら走った。思った以上に余裕があり、プラン以上の走りができた。(トップ通過をしてどういう気持ちか)トップ通過しか見ていなかったので、まだ通過点でしかない。全日本、箱根、と結果を残せるように頑張りたい。(次のレースにあたる全日本の意気込みは)昨年、全日本を走ったがチームに貢献できなかった。今年は去年の借りを返すとともに、今年ならではの自分の走りをしていきたい。この目標を達成するためにどんな区間を任されても区間上位を走れるように頑張りたい」

◆伊東颯汰(営2)
「(予選会独特の雰囲気だったが)一人一人のタイムが大事になってくるので、少し緊張したところもあったが、走り始めてからリラックスして流れに乗って走れた。自己ベストを出すことが出来たし、設定のタイムもクリア出来たので良かったと思う。(今日のレースプランについて)グループがA・B・Cと3つ程あって、自分はCの方だったが、状態が良かったのでBの方で出来た。Bは3分ペースだったので、それでラスト5㎞きっちり上げるという形で、上げられたので良かった。(今日の目標タイムは)チームとして自分に設定されていたタイムは64分30秒だったが、自分としては調子が良かったので63分30秒は切りたいという気持ちでやった。(どのようなことを考えて走っていたか)一人一人が大事になってくると思ったので、チームに貢献できるように意識していた。(監督からどんな指示を受けたか)監督からは15㎞までしっかり落ち着いて走って、ラスト5㎞でしっかり上げられるように余力を残しておけと言われていた。指示通りに出来て良かった。(1位での予選通過となったが)1位で通過しなければいけないチームだと思っているし、1位で通過して当たり前だと思っていたので良かったと思う。一番大事なのは箱根(本戦)だと思うのでそこでしっかり走れるようにしていきたい。(箱根本戦の意気込みは)主力の区間を走れるように平地もしっかり走っていきたいと思っているので、主要区間を任されるように頑張っていきたい。 (全日本へ意気込みは)全日本も箱根と一緒で大事な試合になってくると思うので、しっかり主力区間を走って、自分たちは2.5冠を目標に掲げているので、チームの優勝に貢献できるようにしたい。(全日本での希望区間)主要区間を走りたい。(ハーフが苦手ということだったが)前回練習で長い距離をあまり出来なかったので走れる気はしなかったが、今年になって10000mも5000mもしっかり走れてきて、夏合宿もしっかりこなせたので、それが自分のハーフにも繋がった。(腕に文字を書いていたが)左腕に書いていたのは、マネージャーの方に書いていただいた。これは自分が15㎞からすぐ中だるみをする癖があるのでしっかり走れるようにということ。右腕に書いていた『男だろ』というのは監督が言っているように、男だろという気持ちを表している」

◆小原拓未(政2)
「(予選会の雰囲気は)藤田コーチから『ロードレースと同じ感じで行け。気負わなくていい』と言われていて、あまり緊張せずに臨めた。全日本や箱根に向けてのアピールができる場だと思って走った。(目標は)設定してたもの自体は64分くらいだったが、下さんとかの前の集団についていこうと思っていた。(自身の結果は)本当にダメダメ。同級生には負けて、チームの中でも最下位で本当にいいところなしだった。箱根まであと2ヶ月半しかないので、本当にちゃんと練習をして今度こそきちんとアピールできるようにしたい。次の大会ではちゃんとできるようにやっていきたい。(チームは1位での通過だが)それは先輩や僕以外が頑張った結果で、今回は本当に11人とメンバー外の人に助けてもらった結果だと思う」

◆神戸駿介(仏2)
「(走ってみて)新チームになってから、この大会を一番の目標にしていた。楽しんで走れた。(レースプランは)15kmまでは集団でいくと言われていた。自分は余裕を持っていけと言われていた。その集団がだいぶ余裕があったので、そこ(15km)までは余裕を持ってついていこうと思っていた。(ペースは)本当に最後まで余裕があったが、最後の最後に駒大の集団の中で一番後ろになってしまった。気持ち的に最後出し切れなかったなというのがあった。弱さが出てしまった。(何を考えて走っていたか)ずっと1位と言われていた。全体で1位というのを(沿道から)聞いていたので、そのまましっかり走りたいなというのを考えていた。(全日本が近いが)今日(駒大)で10番目だったので、メンバーに入れるようにしっかり練習からアピールして、選んでもらえたらしっかり自分の力を出せるように頑張りたい」


次の駅伝である全日本大学駅伝は、11月4日(日)8:05から名古屋から三重にかけて行われる。

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