• 今試合で最多得点の針生=江戸川大学駒木キャンパスで(元井可奈子撮影)

  • 相手に積極的に切り込んだ櫻井(奧野凌河撮影)

  • 目の前の勝利を目指すと語った布田(伊藤大志撮影)

  • 相手を追い越し、笑顔でメンバーを迎えるベンチ

第4Qで19点も差をつけ大逆転し、慶大に勝利!

[男子バスケットボール部](2018年10月15日 13時59分)

第94回関東大学バスケットボールリーグ戦が10月13日、江戸川大学駒木キャンパスで行われた。結果は以下の通り。




◯駒大 70-60 慶大●


(1P 15-17)


(2P 16-15)


(3P 12-20)


(4P 27-8)





【スターティングメンバー】


F 針生信洋 (営4)


F金久保翔(経3)


F櫻井啓翔(法3)


PG澁田怜音(経2)


G渡邉陸(営2)





【スタッツリーダー】


得点 針生信洋 19


櫻井啓翔 14


リバウンド 針生信洋 11


第1Q、序盤から相手に先行されるも、澁田の3ポイント、針生のインサイドプレーで点差を詰め15-15と同点。しかしラスト、相手にシュートを決められ2点差で先制される。続く第2Q、駒大は相手からファウルをもらうもフリースローがなかなか決まらない。だが、相手のディフェンスに苦しむ中で渡邉のインサイドプレーや、星野太我(営2)の3ポイントで22-22と相手に迫るもすかさず、挽回される。ラスト2分で駒大はタイムアウトをとると、櫻井、澁田がシュートを決め31-32と相手に迫り前半を終える。
第3Qでは、櫻井が3ポイントや相手のディフェンスに切り込んでシュートを重ね、食らいつく。そのまま、澁田の連続得点で追い越すもラストは粘り切れず、相手に52-43と届かぬまま第4Qへ。
第4Qは、序盤から星野が3ポイント、布田南樹(法3)の速攻で駒大に流れを持っていく。56-54まで迫り、インサイドで針生が押し込み、同点に。相手がタイムアウトとった後も、布田が3ポイントを決め、逆転していく。ラストは針生のブザービートで会場を沸かせ、70-60で慶大に勝利した。



◆白井憲二監督
「(今日は)まず相手に先行されて、第3ピリオドもビハインドで終えて、第4ピリオドで今まで粘れていなかったところを今試合は粘れて良かったと思う。(フリースローがあまり入らなかったが)ゲームの中でシュートの本数が少ない人間がファウルをもらってフリースローていうケースがあった。ゲームの中で打ってない事で1発目のシュートでフリースローを打つことがあってだいぶ苦しんでいたと思う。(今試合良かった選手は)櫻井。第4ピリオドでの点差は大きかった。大高と布田で苦しんでたけども、渋田、渡邉もトラベリングで第1、2ピリオドでリバウンドしてくれて。第2ピリオドの前半までで、オフェンスリバウンドが13本あったので、そういう意味ではいけるかなという感覚はあった。(プランは)前半はゾーンで入って、マンツーマンでもしっかりやろうと。相手の9番の選手が第1戦目でいなかった。彼はシュートが入るクレバーな選手なので、しっかりディフェンスで抑えるとのことだった。ベンチで相談して、布田と大高がしっかり輝いてくれたのでそのまま第4ピリオドも起用した。(次戦に向けて)ビックマンがいなくて、全員でフォワードみたいなチーム。何をして来るのかわからないので、まずは1対1をしっかり頑張って、こっちもスモールラインナップになることがあると思う。強引にならずにしっかりプレーして、その結果3位で勝てれば良いなと思う」


◆針生信洋
「(今日は)相手に1周目にいなかった山崎選手といういい選手がいたので、前に勝ったチームとは別チームになるだろうというくらいの気持ちで1週間準備してきた。タフなゲームになると想像していて、その通りになったが、そういった試合を勝ちきれたのは収穫になる。(競った時間が長かったが、主将として)キャプテンらしいことはあまりできていなかったかなと思う。むしろ、副主将の大高や布田がベンチから出てハッスルしてくれた。2人はよくやってくれたし、助けられたなと思う。(個人として好調の要因は)自分の中では好調だとはそれほど感じていない。ただ、1周目は勝たなければいけないと自分にプレッシャーをかけすぎていて、プレーをしていてあまり楽しくなかった。先輩からもアドバイスをもらって、ラストシーズンだから楽しもうという気持ちに変わって、楽になった。そういったことが、いい方向に向いていると思う。(フリースローがなかなか決まらなかったが)フリースローを全部決めれていたらもっと楽に勝てていたと思う。ただ、フリースローに関しては一年通しての課題。各自でうまくなる努力をしなくてはいけない。それでも、全部決めるべきだけど、終盤の大事なところのフリースローは決めきれていたので、及第点かなと思う。(今日も中盤に離され、負ける時の展開になりかけたが)確かに負ける時は3ピリオドに離されてしまう。しかも、前戦の日体大戦もそういう展開で負けていたので頭をよぎった。ただ、勝ってる時も似た展開で、常に粘り強く戦えている時が勝てる試合。勝つパターンも同じなら負けではなくポジティブに考えて戦っていた。(リーグ内でも失点が少ないが、ディフェンスの強さの要因は)去年と比べるとサイズは少し小さくなったが、機動力が出た。その分、動き回って激しいディフェンスができている。あとは、今年は相手にボールを持たせないディフェンスの取り組みをしてきた。それがリーグ戦になっていきてきたと思う。(入れ替え戦や昇格に絡める順位でリーグ戦終盤となってきたが)絶対に自動昇格したい。国士舘大が3位にいるが、その上の法政大の場所を奪いにいく。そのためにも一戦一戦戦って全勝できるようにしたい」


◆櫻井啓翔
「(今日の試合を振り返って)慶大は、やっぱり体を使って、ハードにプレーしてくるチームだから苦しい展開になるのは分かっていた。みんな点差が離れていても、ついて行って、粘ることができたかなと思う。(ファウルをもらう場面が多かったが)相手がハードにきていたからギャップができて、自分もアタックできる形になった。どんどん前に行くことがファウルにつながったと思う。(相手チームの印象は)強い。小さいが、ルーズボールとか泥臭いプレーをしてくるチーム。(自身の調子は)めちゃくちゃ良いという訳ではないが、終盤みんなが自分にボールを集めてくれて、攻めれる場面だった。思い切ってやった結果が最後につながった。(中盤に入って、引き離されての切り替えは)負けていてもそこから追いつこうというのが今年のチームのカラー。負けてしまう時は、そこから頑張り切れないことが多かったが、今日の試合は、ディフェンスから立て直して自分たちのゲームができたかなと思う。(次の試合に向けて)次の試合は1周目で勝っている相手だが、向こうも調子をあげてきているから全く別のチームだと思って戦っていく。自分たちは今日みたいな試合ができれば勝てると思うから準備していきたい」


◆布田南樹
「(今日は)前半、うまくいかなくて、後半出るときに切り替えてやろうと思っていた。4ピリの追う展開で頭から出してもらって、ここで出し切らないと後悔すると思ってプレーした。その結果、いいところでシュートが入ってくれた。(ベンチからの限られたプレー時間で意識していることは)自分はハッスルするタイプなので、リバウンドだったり、ルーズボールを必死に取りに行っている。展開を速くすることも意識している。(身長がなくてもリバウンドを取りにいくために)ひたむきに飛び込んでいる。タイミングをずらして飛んだりもして、とにかくボールに触ることを意識している。もちろん自分で取りきれればいいが、ボールに触ってチームでリバウンドを取れたらいいと思っている。(今日の大事な場面での得点は)大学に入ってからこういう経験がなく、アツくなった。周りも盛り上がってくれたのでよかった。(前戦の日体大戦と同じ、中盤に引き離される展開だったが)負けた試合は忘れるようにしている。いい時を考えて、スタメンの人よりも体力も残っているので、出たらやるしかないなと思っていた。(自動昇格、入替戦、残留と全てが考えられる順位だが)先の話はあまりしていない。とにかく一戦一戦がむしゃらに、後から結果が出てくる。目の前の勝利を目指して、そして最後どうなるかだと思う」


※掲載が遅れてしまいましたことをお詫び申し上げます。

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