• 初めての予選会をトップ通過し安堵した堀合=国営昭和記念公園で(大黒哲志撮影)

  • 日本人トップを狙い、存在感を出し続けた片西(石曽根和花撮影)

  • 堀合とともに集団走を引っ張り続けた下(大黒哲志撮影)

  • 自己ベスト大幅更新でチームに貢献した伊勢(村上直弥撮影)

  • 11番手でゴールした白頭も63分台をたたき出した(大黒哲志撮影)

2.5冠へ前進!ぶっちぎりの予選会首位突破!~あの悔しさを忘れない~vol.2

[陸上競技部](2018年10月14日 17時36分)

10月13日、第95回箱根駅伝予選会が、立川駐屯地から立川市街地を通って国営昭和記念公園に入る21.0975㎞で行われた。駒大は、走者全員が64分切りを果たす好タイムで予選会を首位通過した。
大八木弘明監督、堀合大輔主将、伊勢選手、片西選手、下選手、白頭選手のコメントを掲載いたします。


◆大八木弘明監督
「(レースプランは)割と調子がいい者は自由に前の方で走らせた。中堅どころは集団で、4年生を中心にペースを作っていってくれと指示をした。白頭(徹也)や堀合(大輔)がペースメーカーをしてくれたというところ。(その前の方というのは誰か)片西(景)、加藤(淳)、山下(一貴)。途中伊勢(翔吾)も行ったが。その辺りの選手たちはまあまあ力もあったので、ある程度自由に走ってもいいよと。(今回がベストのメンバーだったのか)ベストに近い。まだあと2人くらいいて、大坪(桂一郎)と小島(海斗)もこの前(5000mを)13分台で走ったが、これは全日本にも残しておかなくてはならないので。短い長いの差も少しあるが、それも含めて今日は14人走っても大丈夫だったと思う。(久々の予選会は)緊張した。9年振りで何が起こるかわからないので。今日のスタートまでは本当にピリピリ状態はあった。(選手たちの様子は)割と選手たちは明るかった。スタート前、こちらに来たときの表情は皆明るかった。(当日よりも)前の方が緊張していた。練習の中でも『(代表)12人誰に決まるんだろう』というほうが多分選手たちはきつかったと思う。(本戦以来、辛い時期だったと思うがどこが一番成長できたか)やはり、去年はチームの中であまり上手くいってなかったところもあったし、成長が少しまだ中途半端なところもあった。今年の4月くらいに予選会に向けて目標をたてて、しっかりやってきた。それがやはり子どもたちが少しずつ成長してきたところだと思う。(選手の厚みは今日のレース見るとやはり)昨年よりは選手層は厚くなってきた。本当に選手たちに自信を持ってほしい。(片西選手はどうだったか)本当にエースらしい走りはしてくれたので。最後は塩尻には負けたが3日本人で2番手でも、自分の役目は果たしたのではないかと思う。(本戦の目標は)3番以内に入ることだと思う。駒大は本戦で3番以内ということを常に目標に掲げて今までやってきているので、しっかり3番以内を目指して頑張っていきたい。(全日本に向けて)全日本は、やはり予選やったあとで大変だとは思うが、子どもたちが多分いい雰囲気でチャレンジしてくれると思う。(青学、東洋、東海の3強がいるが)そこのどこかを崩したいなという思いがある。(今日、特に良かった選手の名前は)今日よかったのは伊勢だと思う。本当によく走ってくれた。あとは3年生がしぶとく走ってくれた。両『たいせい』(中村大成、中村大聖)と山下。3年生もだいぶ成長してきてくれたなというのを感じる」

◆堀合大輔(国4)
「(予選会の雰囲気は)予選会は初めての経験で、スタート前はチーム全体に緊張感があったと思う。しかし、監督やスタッフの指示通りに走ることができて、16km以降の粘りや上がりを全員が意識することができたので、これらが総合的に結果につながったと思う。(主将として初の予選会だったが)駒沢に来て予選会を経験するとは、思っていなかったし、ましてや自分が主将を勤めさせてもらう時にそういう状況になるとは思っていなかった。しかし、なった以上はチームをまとめなければいけなかったり、思う所は色々あった。(大会前にチームに声がけは)今年は出雲ではなく、予選会から自分たちの駅伝が始まるということは伝えていた。ミーティングの中で、下の方から予選会が通らなければ自分たちの2.5冠を達することはできないという話があった。まさしくそうだな、と自分自身も思って、2.5冠と遅れているのにそれが達成できないのはあってはならないと思ったので、チームとして予選会を1位通過することができてよかった。(1位通過で気持ちは)非常に嬉しいというよりも、ホッとしている。特に1位になった以上に全体のタイムが好タイムで走れたということがよかった。(2位と7分差をつけての結果だったが)1位をとることは大前提で、タイムが何分なのかということが大事だった。今回はタイムが非常に良かったので、今日の1番の至極かなと思う。(箱根駅伝出場となったが今後は)まず、直近の全日本でしっかり戦うということが一番大事。その次にある箱根は今回と同じように20kmの距離で戦うので、スタミナ面での強化が必要になってくると思う。選手それぞれの苦手な部分を克服できるように練習に励みたいと思う。(箱根で走りたい区間は)今年と昨年は復路を走らせてもらったが、次回では往路を任せてもらえるように頑張りたい。(全日本まで1カ月をきったが)今日の結果も受けて、選手自身も非常に自信を持っているの思うので、この良い自信というのを全日本でも活かして優勝、最低限の3位以内というのを目標として、しっかりとやっていきたい」

◆片西景(地4)
「(予選会の雰囲気について)経験が4年間の中でなかったが、しっかりみんなハーフで力の強い人が多いので、普段のハーフみたいな気持ちでしっかりやれた。(今回のレースプランと目標は)タイムは決めていなかったが、日本人トップというのをずっと目標に決めていた。(惜しくも日本人トップを逃してしまったが)やはりそれは自分の力不足が原因かなと。(チームの仲間の応援について)色んなところに散らばって応援してくれて、力になった。(全日本に向けての意気込みは)毎年全日本はしっかりタイミングがあってるレースだと思うので、しっかりとチーム全体として結果を残したいと思っている。」

◆下史典(経4)
「(トップ通過をして、どういう気持ちか)2.5冠という目標だったから、最低限トップ通過をしないと本戦でもほぼ100%勝つことができないと思っていた。走る前は、気を抜かずにいけると思っていたから、最低限トップ通過できて良かった。(2.5冠にむけて全日本、箱根は)いつもだったら全日本まで1ヶ月あるが、今年は3週間しかないからしっかり疲労をとって、練習をこなしていく。今年は距離が変わり、監督が区間配置を決めると思うが、任された区間をしっかり果たしたいと思っている。(予選会の雰囲気は)結構、リラックスして臨めたからそこまで緊張はなかった。(応援は)2年前の学生ハーフより人が多くて、応援がすごいなと感じていた。(レースプランは)片西や山下は最初からフリーだったが、他の人は15kmまでは集団でいって、ラスト上げていくのが監督の指示だった。64分が最低ラインだったが、10人くらいまでは63分20秒くらいで走れていたから思ったより走れている。チームの状態はいいと思う。(昨年とは違い、予選会を通っての箱根になるが)出雲は走れていなくて、出雲で上位入賞した人たちに勝つことが、自分たちの役割だと思っている。そこを狙って、優勝争いをしていきたい」

◆伊勢翔吾(現4)
「(予選会独特の雰囲気であったがどう走ったか)レース当初の予定では5kmを約15分のペースで集団走の予定だったが、3kmくらい走って今日はいけると思ったので前の方で攻めて、日本人トップ集団で最後まで粘って走ることができたのでよかった。(今日の目標タイムは)監督からの指示は64分00秒だったが、ベストは63分10秒なので自分としては62分台で走りたかった。(得意のハーフかつ入賞したことのある会場でのレースだったが)立川は割と相性が良い。個人としても62分30秒で走ることができた。前に日本人がまだいたので満足はできないが最低限の走りはできたと思う。(予選会からのスタートだが、どのようなことを考えて走ったか)総合1位というのが最低限このチームの目標なので、しっかり他大学との差を見せつけられるよう、意識して走った。(予選会1位での通過だが)10人目まで63分30秒を切っていたので、チーム全体で力がついているというイメージを持った。結果としても他大学に4、5分早いタイムで大会を終えることができたので、満足はしていないが、チーム全体として力がついているというイメージだった。(箱根駅伝本選に向けて練習などのプランは)何か特別なことをするということはない。しっかりケガや体調不良などがないように今までやってきたことを丁寧に1つずつ見直していきたい。(箱根駅伝の希望の区間は)1年生のころから1区で走りたいとずっと思っていた。(全日本駅伝まで1カ月を切っているが意気込みは)まずはこの(予選会の)ハーフの疲労を抜く。全日本駅伝は優勝したいというのが自分たちの目標なので、しっかり目標を達成できるようにチーム一丸となって頑張っていきたい」

◆白頭徹也(市4)
「(今日の調子は)悪くなく、夏合宿を通しても順調に練習できていたので、自信を持ってスタートラインに立つことができた。(レースプランは)大体3分ペースで自分が引いていくように監督から言われていた。なので、3分ペースでチームを引っ張って、後ろを見ながらいくことができた。(設定タイムは)64分という設定タイムだったが、気候もよく全体的に入りのタイムが速くなってしまったので、このまま行ってしまおうという形でいった。ラスト5キロはフリーということだったので、勝負だなと思って走っていた。(無事0.5冠を達成したが)自分自身走ってみて11番目にゴールしたということで、本当にみんな強かったので、このままではダメだなと強く感じた。もっともっと練習からアピールしていきたい。(本戦での希望区間は)復路を任されると思うので、復路で自分のペースでしっかり走るというのを目標にしていきたい。(全日本大学駅伝へ向けて)全日本はまたどうなるかわからないが、とにかく全員で優勝目指してやっているので、しっかりそこを目指して調整していきたい」


明日は、「2.5冠へ前進!ぶっちぎりの予選会首位突破!~あの悔しさを忘れない~vol.3」2、3年生のコメントを掲載予定です。

発行冊子最新号一覧背景(左)

陸上競技部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)