• 第4QでFT を決める針生=日本体育大学世田谷キャンパスで(沢田遥香撮影)

  • 今試合最多得点となった櫻井(元井可奈子撮影)

  • 次戦で絶対に勝たなきゃと語る澁田(中川達夫撮影)

首位チームに粘れず...連勝ストップ

[男子バスケットボール部](2018年10月13日 19時00分)

第94回関東大学バスケットボールリーグ戦が10月8日、日本体育大学世田谷キャンパスで行われた。結果は以下の通り。

●駒大 72-89 日体大◯

(1P 17-21)

(2P 20-16)

(3P 31-20)

(4P 15-21)


【スターティングメンバー】

F 針生信洋 (営4)

F金久保翔(経3)

F櫻井啓翔(法3)

PG澁田怜音(経2)

G渡邉陸(営2)


【スタッツリーダー】

得点 櫻井啓翔 25

澁田怜音 20

リバウンド 渡邉陸 10


◆白井憲二監督
「(試合を振り返って)日体大には去年2勝しているので、相性が悪いとは思ってなくて、勝てるという気持ちで臨んだ。前半はビハインドで始まって、同点まで追いついてこっちの流れだったけど、後半は相手に走られてしまった。みんなでケアしていた所がやられてしまい、10点差開いてしまったので、そこの出だしが一番大きかった。 (日体大の選手は)トレーニングはもちろん、外国人留学生のサイズもあるが、もちろんそこはわかっていた。そこで負けちゃいけないというところも、何試合もプレーしてわかっているので、大きさよりも走られたという印象があった。こっちもミスを気にして次の切り替えが遅くなってしまったというのも大きかったと思う。(針生のファウルトラブルがあったが)ファウルトラブルになるのは痛いが、バックアップの選手もいるので同じ仕事をしてもらえれば良い。前原、高橋が繋いで、最後のクウォーターまで10点近辺の勝負になったのでそういう意味では、トラブルになってもしっかり戦えるように。今後もそういうシーンはいっぱいあると思うから。(連戦の中で下級生の活躍が)相手が早いと早く走れるプレーヤーを出して、そこで戦ったほうがというのがヘッドコーチとのプランにあった。良い結果が出てくれたので、今日はそのまま引っ張ってという感じだった。決して金久保が悪いわけではなく、彼の良さがこの試合で引き出せなかったのは、ベンチの責任でもあると思う。(今試合で良かった選手は) 澁田と渡邉。ゲームの中でマークがきつくなって、このリーグでの中盤で苦しんでいたけど、最近の試合でマークに対して対応できているので、彼ら二人の存在は大きいと思う。(次戦への意気込みは)負けられない試合が続く。来週は埼玉工大とか慶大とそんなに大きくないチームだが、機動力もあってなめてかかってはいけないチームなので、まずは1点でもしっかり勝つこと。これをチームのスローガンにして、頑張りたいと思う」


◆澁田怜音(経2)
「(今日の試合は)日体大がスピーディーな展開が持ち味だったから、このような展開になるのは予想通りだった。(澁田、渡邉が今期待されていることについて)新人戦から渡邉と出ることが増え、結構プレーしやすいとはずっと感じていた。最初の方はなかなか渡邉が出る時間帯が短くて、試合後などに結構二人で話しているが、『もっと頑張らなくちゃ』という話を良くしていたので、信頼関係は深いと思う。(二年生の活躍について)やはり、同期で話すことも結構あるので、結局最後に、『もっと頑張ろうぜ、俺たちで盛り上げようぜ』という話になる。やっと結果に結びついたので嬉しい。(3連勝にはならなかったことについて)駒大に来てからとか、今年一年もずっと思っているが、自分で得点を取ることは、取れと言われれば自分で取れるが、チームを勝たせろと言われたらそこは難しい。自分のプレーのことだけではなくて、チームで戦っているので、もっとチームで得点を取らなきゃいけないかなと思うが、そこはやはり難しいと思う。(自分の一番良いプレーは何だったか)選べない。今日もダメだったなと思うことが多い。自分は結構ネガティブ。試合になると相手が凄く強く見えたり、自信をなくしたりする。前回前々回の調子が良く、シュートのタッチが良かったので、そこは自信をもってやれた。普段は結構コートの中ではガツガツ行けるが、家帰って寝る前は「あーこれがダメだったな、これがダメだったな」ということが結構ある。自分のプレーのいいところが見つけられないわけじゃないが、悪い方が頭の中に残ってしまう。(シュートタッチというのは始まる前にわかるものなのか)今週の試合に関しては、前回前々回の調子が良かったので試合前から早く試合がしたいなと燃えていた。(次戦への意気込み)今回は負けてしまったが、まだ終わっていないし一部に行くチャンスはあると思う。次戦で絶対に勝たなきゃ、もう負けられない。一敗でもしたら本当に厳しい。一部に行くのは本当に勝たなきゃいけないし、そういう面でも練習もハードなので、日に日に勝つ感覚みたいなものはみんな付いていると思うので、そこは自信もってやっていきたい」


◆櫻井啓翔(法3)
「(今日の試合は)日体大が結構早い攻めが得意で、特に相手の50番の選手から早い展開というのが得意なので、それにのまれて今日は速い展開になってしまった。(ドライブシュートからのシュートファールを多くもらっていたように見えたが、その時の気持ちは)今日はシュートがよく入っていたので、外の攻めと中の攻めをバランスよくやろうと思って中に切り込んでいくプレーを増やした。(次戦の意気込みは)慶大と埼玉工大には前回勝っているが、だんだん調子を上げている。両チームとも良いチームだと思うので、自分たちが上と思わず、チャレンジャー精神を忘れないで、一戦目は勝っているが二戦目は違う相手だと思って戦わないといけないと思っている」


◆針生信洋(営4)
「(試合を終えて)悔しいの一言。(序盤はリードする時間もあったが)バスケットが3Qが命というようなことを言われるが、そこで地力の差が出てしまった。(相手の50番とマッチアップすることが多かったが)彼には前回もやられていた。特に対策はしていないが、僕が責任を持って止めると話していた。やられてしまったので、敗因は自分にあるかと思う。逆に他のポジションはトータルではしっかりディフェンスできたと思う。やられる場面もあったが、ここまで接戦にできたのはうちの上の人が頑張ってくれたからだと思う。(大きい選手に対して意識することは)がっちりしているか、細いかにもよって変わってくるが、彼(50番)のように大きくてがっちりしてパワーもあるタイプは密着したら、一歩で高さとパワーで押されてしまう。まずはボールを持たせないようにするが、持たれた後はある程度スペースを取りながら守るという工夫はしている。(連戦の疲れは)夏に血を吐くような練習をこなしているので、全く問題なかった。体力よりも精神力があと一歩足りないと思った。3Qにポンポンと連続で取られたところが1番大事だったが、慌ててしまったり、相手の応援に押されてしまった。もっと平常心を保っていつも通りのプレーができるかというところ。(今日の判定については)スポーツは審判がいないとできないのでリスペクトは持っているが、大一番の試合で気持ちが先行してしまった。キャプテンとしては抑えなければいけないといけなかったかと反省している。(試合後審判と長時間話をしていたが)どこまでいったらファールなのかという基準を詳しく(話した)。オフェンスとディフェンスのインサイドでのプレーとか。納得してないよという姿勢を少し見せた。バスケットのルールでゲームキャプテンだけが試合中に審判にもの申せるので、そこを上手く生かして審判とコミュニケーションを取りながら試合を上手く運ぶことも必要なことかと思った。(話をして納得は)人がやっている以上難しいが、ミスジャッジという話になったので、一応終着点は見た。いつまでも引きずっていてもね(仕方ない)。(今日は下級生も活躍したが)主に2年生の3人、渡邉、澁田、(星野)太我が物怖じせずに果敢にアタックしてくれたおかげで、流れが保てたかなと思う。さらに3年生の櫻井啓翔がガッツあふれるプレーや、大事な1本を決めきってくれた。彼はゲームの流れを読むのが上手いので、すごく助かっている。(チームとしての手応えは)勝つ気できたので、反省する面が多いと思うが、試合後に『一喜一憂しないように』と話した。2年生、3年生が奮起しているところはすごく収穫だったのではないかと思う。(次戦に向けて)魂。よく先輩が言っていたので(笑)」


※掲載が遅れてしまいましたことをお詫び申し上げます。

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