• 長く長く試合を考えていきたいと語った齋藤=キッコーマンアリーナ(流山市民総合体育館)で(元井可奈子撮影)

  • 上位を目指して行くと語った山田(大黒哲志撮影)

  • 試合後に応援席に一礼する駒大(兵頭美紀撮影)

早大に1セットとるも、流れ戻せず秋季リーグ2連敗

[男子バレーボール部](2018年09月16日 17時26分)

平成30年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦、対早大戦が9月16日、キッコーマンアリーナ(流山市民総合体育館)にて行われた。結果は以下の通り。




<スコア>

駒大1-3☆早大

1set(25-16)

2set(16-25)

3set(21-25)

4set(18-25)






<スターティングメンバー>
2 丸山航(国4)

4 宮崎敬(歴4)★

7 遠藤樹(G4)

11 谷平拓海(現3)
13 齋藤浩貴(歴3)

14 橋本直幸(政3)

18 山田大悟(経2)
22 山根晏輝(G2)★


★はリベロ



<最多得点>
齋藤浩貴 12得点 {アタック32本中12本 (決定率37.5%)、サーブ2本}


第1セット、夏休みに準備してきたブロック・レシーブの関係が機能し、強豪早大をおして行く。失点しても齋藤が相手の高いスパイクを叩き落とし会場を沸かせ、相手に流れを渡さない。良い流れのまま、ラストは橋本のストレートで相手を圧倒し、25-16で第1セットをものにする。
続く第2セット、中盤から早大のブロックに駒大の攻撃が通らなくなり、6連続で失点。流れが早大に傾き一気に点差が開き始める。丸山がフェイントでボールを押し込み巻き返そうとするも、相手に9点もリードされ、16-25でこのセットを失う。
第3セット、相手の高いブロック、パワーのあるスパイクを拾いきれずに序盤から先制される。しかし、齋藤のサービスエース、遠藤のクイックで連続得点し追い上げを図る。タイムアウトも取り、体勢を立て直すが、相手の勢いを止めることができずに21-25で惜しくもこのセットを落とす。
ここで巻き返したい第4セット。しかし、勢いに乗った早大の攻撃を抑えられず、中盤に6連続失点。途中からベンチで構えていた橋本が終盤に戻り、巻き返しを図ろうとするも中盤で開いた差を埋めることができずに18-25で失セット。セットカウント1-3で早大に敗戦となった。



◆鈴木淳平監督
「(試合を振り返って)1セット目は中盤から点差をつけてられたのが良かったですし準備していたことがしっかり出せて夏の努力も報われるようなそういう内容ですごく良かった。2セット目以降は相手が1セット目うまくいってなかったところを微調整して、逆にこちらがその対応に追われるかたちになって中盤以降抜け出されて逃げ切られてしまうという展開だったのでなかなかしっぽを捕まえるのが難しい。一つ一つのプレーの精度を比べてみるとやはり早稲田の方がちょっと上手だったと思う。その辺の細かな精度の比較というか駒大のその辺のちょっとくるいというかそういのが得点に繋がらなかった大きな原因かなと。本当に細かいことだと思うがそういうことについては昨日も今日も感じられた。学生がそういうことを見習うというか経験したことから学ぶというのが重要なことなのでそういうことに気がついて練習にしっかり落とし込んで、その差を埋める努力を日々やってもらえると、結果も一つ一つひっくり返せるようなそういう力もつくんじゃないか。(昨日の試合を踏まえての対策は活かせたか)詳しいことは実は私は聞かない。それは選手主体でやってもらっている。なるべくそれを尊重して優先して試合で出してもらいたいので。僕が指示してるのはサーブのコース、もちろん(学生たちの)ミーティングで相手の対策を考えてサーブのコースも狙ってはいるんだろうからそれについては優先してる。あとは場合によったら崩れてるところ。サーブを打つコースだとかをそのままそれでいいよという確認の意味でサインを出すがそれ以外はタイムアウトをとるかメンバーチェンジをこれまで練習試合でやってたことをそのまま出してるだけ。本当に重要な人を入れ替えたり、役割をずらしたりするときは私だけの判断ではできないのでコーチとも連携を取りながら本人とも確認を取りながら、それはその都度その都度采配を私が振るうしかないと思うっている。結果それがうまくいくいかないは賭けみたいなところもあってうまくいけばナイスプレーということで、その選手がよくやったということでいいと思うし、うまくいかなければ、それは(指示を)出した側の責任でいいと思うので。とにかく出て行くものは自信を持ってプレーしてもらいたい。下がったメンバーはまた出ることも考えて準備して。いろんな状況を想定して準備してベンチに入るかを決めてやってるので彼らはどういくことになっても戦える。選手はもうすでにそういう心構えを覚悟を持っているので。あまり思い切ったことはしない。極端な話すると6人スタートの時点でみんな怪我してしまう可能性もあるわけなので、それは最終的に私が判断する。ということで、学生とはお互いに、私がやる部分、彼らに任せる部分、それを含めて全体は私が最後に責任をとる。うまくいかなかったことについても私が悪い。負けてしまったことについても私がごめんなさいでいいと思う。選手は本当に前向きにコートの中でやってくれているので、それを邪魔しないように、後押しをすること。私は経験があるのでその時にできる最善のことをやれたら。それについては選手は素直に受け入れるということで、そういう関係性でやっているので。結果については確かに力及ばずだったが采配がどうとかタイムアウトがどうとかあまり関係ない。うまくいけばいったでいいし、いかなくってもそんなに対戦には影響ないかなと。だから思い切ってカードも切るし、選手も入れ替えるし。なんでって思われるようなことがあっても、それはそういう風に感じるんだなぐらいのことなので。私も勝つことを目指して思い切ってやるしかない。(来週の試合に向けて)どちらもインカレで非常にパフォーマンスが良かったので、夏の練習もきっと充実して今リーグに望んでいるようなので非常に対戦が楽しみ。彼らとまたいいゲームをして、観客を沸かせたいなと。そしてその先に勝利を掴みたい」

◆齋藤浩貴
「(自身の調子は)第1・2セット目のスパイク・サーブは決まっていたので、調子は全然悪くはなかった。第3・4セット目からは相手の粘り強いブロック・レシーブに自分がミスしてしまった。そこが反省。(1セット目以降、取られてしまった要因は)相手に対応され始めてしまった。相手がかなり守りもしっかりしていたので、こっちがミスしければいい感じだった。でも、自分たちが先にミスしてしまったり、粘りきれなかったので、そういうところで点差が開いてしまったと思う。(4セット目の終盤に田中友喜(経1)がコートに入ったが)田中は身長もある上に、ブロックの形が本当に綺麗で、はまると結構止まる。そういった部分でベンチに入れていると思う。機能するという面では難しいところだと思うが、入ったらとりあえず思いっきりやれという風には声がけしている。(秋季に向けて夏休みの練習は)チーム的にはブロックとレシーブの関係だったり、あとサーブも。サーブはずっと前から言われていたので。そこにブロックとレシーブも加えて練習してきた。その部分で駒沢のバレーができれば、上位に食い込めると思う。(今季の目標は)とりあえず目の前の一試合一試合に対して駒沢のバレーをして、中大みたいに上位のチームを食えればいいかなと思う。あと、確実に勝てるところは確実に勝って一つでも順位を上げていきたい。(次戦に向けて)ちゃんと自分たちのバレーをすれば勝てると思うので、相手も手ごわいが、長く長く試合を考えてフルセットに2点差で勝つように長く考えていきたい」

◆山田大悟
「(今日の調子は)今までの課題だったスパイク、決められるところで決められたので良かった。(2、3 セット目を取られてしまった要因は)1セット目が良すぎた分、2セット目以降、集中力が切れてしまい士気が下がっていったように思えた。(昨日セッターの丸山選手が山田選手とクイックが合わないとおっしゃっていたが、今日はどうだったか)今日は大丈夫だった。(今日は早大戦だったが、何かプラン等はあったのか)先週からミーティングをしていて、ビデオなどを見ていた。対策通りに自分の仕事は相手の14番を封じることだったので、できていたと思う。(秋季リーグに向けて、夏休み中から練習されていたことは)自分は大学からミドルブロッカーになったが、どこの大学もミドルブロッカーはレベルが高いので、まずはブロックでチームに貢献できるように、ブロックの形、完成の速さなどを意識した。(秋季リーグの目標を)上位を目指して行く」

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