• 1ゴール1PKゲットと、数字に残る結果で勝利に貢献した川崎=駒澤大学玉川キャンパスサッカー場で(宮下 響撮影)

  • 先制点を奪った島崎(右)と2点目のPKを沈めた安藤翼(左)。二人のスピードに乗った攻撃は相手を圧倒した

  • 先制点の起点になるパス、90分間チームを鼓舞する福地は今週開幕のアミノバイタルカップでの飛躍を誓った

  • 途中出場からダメ押しの4点目を奪った矢崎(阿部愛実撮影)

  • 坂本は絶妙なクロスで矢崎のゴールをアシスト

【Jr.リーグ】アミノまであと1週間!4発快勝で猛アピール!

[サッカー部](2018年07月11日 13時54分)

第28回 大学対抗Jr.リーグ・対学習院大戦が7月8日、駒澤大学玉川キャンパスで行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


【スコア】
駒大4−0学習院大

【得点者】
41分:[駒]島崎 翔輝(安藤 翼)
43分:[駒]安藤 翼(PK)
60分:[駒]川崎 貫太(坂本 和雅)
76分:[駒]矢崎 一輝

(カッコ内はアシスト)

【メンバー】

GK
21 角井 栄太郎[4年=三浦学苑高](→46分 51 松村 優太郎[3年=長崎総科大附高])

DF
63 深見 侑生[3年=駒大高](→63分 34 猪俣 主真[1年=三浦学苑高])
42 加賀谷 匠[1年=前橋育英高](→46分 45 立花 皓之介[4年=三浦学苑高])
85 鈴掛 涼[4年=清水桜が丘高]
46 小幡 祐稀[2年=東京Vユース](→46分 34 桧山 悠也[1年=市立船橋高])

MF
30 福地 拓也[4年=瀬戸内高]
20 川崎 貫太[4年=流経大柏高](→63分 33 高田 和弥[4年=C大阪U-18])
43 島崎 翔輝[1年=国際学院高](→46分 13 鈴木 隆作[4年=駒大高])
2 幸野 高士[4年=駒大高](→46分 59 坂本 和雅[4年=聖和学園高])

FW
11 安藤 翼[4年=長崎総科大附高](→63分 28 土信田 悠生[1年=高川学園高])
29 宮崎 鴻[1年=前橋育英高](→46分 89 矢崎 一輝[2年=駒大高])



トップチーム登録の選手の中で、リーグ戦への出場機会に恵まれない選手の育成を目的とする今大会。アミノバイタルカップ1週間前ということもあり、ここでのアピールを狙う一戦となった。
試合は序盤から右サイドの深見、幸野が前への推進力を生かした攻撃でチャンスを作るが、あと一歩のところでフィニッシュまで持ち込めず。攻める時間が多いなかで得点をあげられない時間が続いた。試合が動いたのは41分。この試合でキャプテンを務めた福地が敵陣でボールを奪うと、前線のスペースへ浮き球のパスを供給。これに反応した安藤がペナルティエリア右で受けると、安藤が中央へ折り返したボールを島崎が押し込んで先制に成功。さらにその直後、ペナルティエリア内で川崎が倒されてPKを獲得し、これを安藤が落ち着いて決めた。
前半を2点のリードで折り返すと、後半は大きくメンバーを入れ替えて臨む。川崎を2トップの一角へ上げると、60分には坂本のクロスに見事に反応。足を投げ出してチーム3点目を奪った。そして、ゴールラッシュを締めくくったのは矢崎。ボールを浮かせる巧みなタッチで相手をかわし、利き足ではない左足を豪快に振り抜いた。守備陣も身体の強さで全く引けを取らない強固な壁を築き、無失点勝利を達成。格下相手とはいえ、圧倒的な強さを見せつけた。

◆秋田浩一監督
「(キャプテン・福地のパフォーマンスについて)もうちょっとなんていうのかな…やってほしい!トップチームに出れるようになってほしい。彼の良さは運動量とシュート力なので。彼はチームのキャプテンだからなんとかしなきゃいけないというのと、自分のプレーを2つになるとダメなんだ。1つに集中していた方が良い。もっと高みを目指してほしいので、あのくらいのレベルでいいとは思わない。(前半の終盤に2点を取れたが)もうちょっと前に点数を取れる感じはしなくもなかった。相手もうちの前のような立場で頑張ってバテてしまった感じ。だから、それを考えると、うちも将来ああいう風になるというのを見ていたAチームの人は学んでほしい。あの時間帯に点が取れたのは良かったと思う。(島崎について)今日は思ったより良くなかったけど、彼はスピードもあるしドリブルも面白い。なにせピュアな子で、いろいろ悪いものが混ざらないであのまま行ってくれれば、走れるし頑張れるし、速さがあるから面白いと思う。(川崎をトップに起用して結果が出たが)総理大臣杯では1.5列目で使おうかなと考えているのもある。中盤が壊れてしまったら彼は運動量があるので、貴重な存在。ただ、シュートを打ちたいタイプなので、前で使う方がいいと思う。でも、あれが全てではない。まあ教育実習とかもあったので、今どれくらい1.5列目のポジションで動けるかというのを見てみた。彼はあそこの方が生き生きやると思う。中盤だと、かっこいいパスを出さなきゃいけないようになってしまう。だから、彼の良さは運動量と思い切りの良さなので、それを前で発揮してくれればと思う。(無失点で勝てたことについて)相手の2トップが意外と速かったので、真ん中を割られるシーンがある。(PKを与えてしまうシーンもあったが)角井は見て飛べばいいのに、読むところがある。でも、角井が頑張ったのが無失点に通じたと思う。あのなかで、ずっと怪我をしていた鈴掛、深見と1年生の猪俣、桧山が全員同時に使った訳ではないけど、秋のリーグ戦に使っていきたいと思う選手がまあまあやれたと思う。深見はちょっとあれだったけど、鈴掛は後半に入ってからは良くなってきたかなと思う。ゲーム勘に慣れてきて良かった。アミノバイタルカップでは3戦目が一番大事なので、1、2回戦は分けて使っていきたいと思う。五人交代できるし。(アミノバイタルカップの組み合わせは監督から見て)他のチームのことはわからないけど、大東文化大は昔親子でうちのOBの子がいて、加藤というのがうちの岡田(岡田誠史コーチ)ととても仲がいい。一生懸命早いサッカーをやってくると思う。東京学芸と立正は見させてもらおうと思うが、立正はハマるとやってくるイメージ。立正が勝つともわからないし、あとは専修。うちに負けてからほとんど負けてないので、いい勝ちを拾ってくる。守備が良くなっていると思うので、なんとか勝ちたいので守備と運動量で勝負したい。(目標は)全国大会に出るためには、速さと運動量、守備力だと思うので、この3つをやればいけると思うので、頑張らせたいと思う」

◆福地 拓也(社4)
「(今日の試合を振り返って)点は取れたが、ハーフタイムに監督からの指摘も多かった。まだ監督の求めているところまでいけていないのが自分たちの現実なので、内容的に結果は出たが、満足はいかなかった。トップチームのほうが全然できているから、内容的にはまだまだだなと思った。(自身が務めたキャプテンについて)だいだいジュニアリーグでは自分が務めている。ジュニアリーグは関東リーグに出なかった選手が出れる資格を持つというか、そういう選手を底上げしていくリーグなので、自分がキャプテンをしていることが多い。(キャプテンとして意識していることは)いつも通り明るく、ピッチの中で一番声を出して引っ張るという形で自分の持ち味であるリーダーシップをとるところを意識した。(暑い中の試合だったが)昔の駒澤は暑い時が強いといわれていたみたいなので、そういう昔の駒澤のように自分らも暑い中が一番強いチームになれるように普段の練習の中でも厳しさをもってやっていたので、暑い中だったがやらなければいけないなという気持ちでやった。(アミノバイタルカップに向けて)チームとしては全国に行くということがベスト。トップの11人だけではアミノバイタルは勝てないと思っているので、今日のジュニアリーグに出たメンバーがどれだけチームに貢献できるかというのが大事だと思う。チームとしても個人としても関われるように、貢献できるように頑張っていきたいと思う。(個人としては)やっぱり試合に出たい。チームで副将をやらせてもらっていて、プライドじゃないけれど、試合に出て活躍するという気持ちは常に持ってやっているので、アミノバイタルにかけたいと思ってる」


◆島崎 翔輝(商1)
「(今日の試合を振り返って)自分は、立ち上がりはうまくプレーできなくて、厳しい状況が続いた中で先制点を決めることができて、苦しい時間が少し楽になったと思う。シュートを打っていたものの、全然決めきれなくて自分は前目の選手なので、そこでどれだけ点数が取れるかがカギになると思う。これからもしっかりやっていきたい。(1点目の自身のゴールについて)いつもはクロスの時にディフェンスの前に入れと言われている。今日はちょうどボールがマイナスに来ていたのでそこに自分が飛び込んで枠に入れようと思ってシュートを打った、それだけですね。(先輩との連携は)練習の時のゲームでは結構うまくいっていたが、今日の試合ではそんなにうまくはできなかった。(トップチームについて)自分は最初Bチームスタートで、そこからBチームのリーグ戦に出続けてすこしでも早くトップチームに出たい気持ちはあったので、トップで試合に出れるように頑張りたい。(アミノバイタルカップでトップに入った感想)チームに登録されて試合に出ることが高校の時からずっと思っていたことだったので結果を残せるように頑張りたい。(監督が『(島崎選手について)ピュアでこのまま悪いものが入らなければいい選手になる』と期待をかけていたが、監督からの評価を聞いて)最初2ヶ月ぐらいはBチームだったので監督に見てもらっていなくて、けれどトップチームに入ってそう思ってくれているので、トップチームで結果を意識しながらやっていきたい」

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