• 強みであるスピードを生かして右サイドを駆け上がる藤原=駒沢大学多摩川グラウンドで(阿部愛実撮影)

  • 豊富な運動量とパワーで相手ゴールを何度も脅かしたアマエシ=駒沢大学多摩川グラウンドで(阿部愛実撮影)

  • 中山は試合全体を通じて、ディフェンスラインを牽引し続けた=駒沢大学多摩川グラウンドで(長谷川絢子撮影)

  • 前半の早い時間に先制点を挙げ、攻めの流れを作った中間=駒沢大学多摩川グラウンドで(阿部愛実撮影)

  • 土井は後半にとどめとなる2点目を奪取=駒沢大学多摩川グラウンドで(阿部愛実撮影)

GIOCO世田谷、東京ベイに2-0で快勝 中間・土井の得点で首位をキープ

[サッカー部](2018年07月05日 15時52分)

2018年度第52回東京都社会人サッカーリーグ2部のリーグ戦が7月1日駒澤大学玉川グラウンドにて行われた。結果とメンバー(駒大GIOCO世田谷のみ)は以下の通り。

【スコア】
駒大GIOCO世田谷2-0東京ベイフットボールクラブ

6分:[駒]中間 俊亘
68分:[駒]土井 悠真

【メンバー】
GK
22加藤 心[3年=瀬戸内高]
DF
3中山 裕己哉[3年=山梨学院大学付属高]
5前田 武勇[3年=広島Y]
17田中 亮輔[2年=新潟西高]
20松村 王貴[2年=洛北高](→40分MF23髙橋 巧哉[3年=館山総合高)
26吉田 優貴[2年=旭川実業高]
MF
10鼓 幹太[4年=聖和学園高](→40分FW13赤池翔帆[2年=流通経済大学付属柏高])
18米田 泰盛[2年=駒沢大学高](→40分MF30土井悠真1年=広島皆実高])
24中間 俊亘[2年=広島県瀬戸内高]
FW
7藤原 拓海[2年=山梨学院高](→73分MF25米田大介[2年=浦和東高])
19アマエシ オーゴヌス 黎[2年=正則学園高]

【サブ】
GK1杉本 陸[2年=新潟明訓高]
DF15松田 海斗[2年=真岡高]
DF28正木 康弘

主に駒大サッカー部現役生で構成された駒大GIOCO世田谷は東京都社会人リーグ2部に所属。同リーグには42チームが所属し14チーム毎計3ブロックに分けられる。各ブロック優勝チームが東京都社会人サッカーリーグ1部へ自動昇格するシステムとなっている。駒大GIOCO世田谷は5試合を終えた時点で所属ブロック1位だ。
試合開始直後からGIOCOが攻勢に出る。左サイドからキャプテンの鼓、右サイドからはスピードに定評がある藤原がドリブルで攻め上がり、ペナルティエリア内での攻防が早くも展開された。攻め上がりながらも得点できない時間が続く中、機会は訪れる。前半6分、中間からの右CKはニアに落ち、混戦から一度は押し戻されるものの中間自身がこれを押し込み先制点。その後も両サイドからセンタリングが上がり、追加得点の予感が漂うが、スコア変わらぬまま前半が終了。
後半はメンバーを入れ替えキャプテンマークは鼓から中山へ。後半になると風向きが変わったためロングパスが活きるようになり縦に速い展開がみられるようになる。そんな中後半26分、敵陣右サイドへのロングパスにアマエシが反応。中央に出されたボールに後半からピッチに入った土井が合わせダメ押しの追加点を獲得した。試合終了間際では相手陣地でのCKが続くが、中の選手が合わせるには至らないままホイッスルを迎えた。
GIOCO世田谷は6試合を終えて5勝1分け。1ブロック首位を守り切った。



◆岩本 哲也コーチ
(今日の試合を振り返って)このチームに関して言うと、まず今東京都2部にいて、上がることを最低限の目標としているので、このリーグ自体は正直負けたら厳しいということがある。まず勝つことを最低の目標としながら、育てることをやってほしいと言われているので、その最低目標の勝つということに関しては、内容はうんぬんとして良いとは思う。ただ、内容として、駒澤大学の選手として学生としてやっていると僕は思っているので、このチームのあり方としてもっと頑張れるようにならなければならない、もっと一生懸命に純粋にひたむきにやれることをまず、誰でもやれることなので。そういうことをちゃんとやれないと、このチームで試合に出るということには値しない。上級生がやはりうちは少ないので、その辺を一人一人が主に2年生が多いが、もっともっと自覚を持ってやっていってくれないとダメ。内容としてはちょっと、見ての通り。次につながるというよりも課題がすべての面において多い。それはあくまでも練習でやって行くしかないので、次につなげていきたいと思う。(試合展開としてトップを意識しているか)ベースとしては、人もボールも動く。これは上から下まで変わらないのでおなじだが、持っている特徴、速さや強さやドリブラーまではいかないが、そういうものや、立ち上がりのスピードなど、そういったものをいかにここで出すかということ。特に今日前半の始めであれば、イレギュラーがあり(相手が)10人になっていたので、どうしても相手が下がっていて、簡単にボールが前まで行けた。そういう意味では正確に外からということで変わりはないが、前半後半を通して、ボールも人も動きましょうと言っているが、ボールも人も動いてないので、なかなかどうしても攻め手としては、ちょっと淡白な部分でいうのが多かったと思う。(得点シーンについて、1年生の得点などもあったが)あくまでもチームの得点。誰が取ってもチームの得点で失点もそう。形としては外からというのが、まず。特に前に大きいターゲットマンいないので、外から、前に米田たいせいやれいがいるので、どちらかというと動いて動いてというタイプなので、その辺をうまく、動きを使いながら外から攻める。得点に関しては、みんなの得点。(藤原選手の交代時に掛けていた言葉)今彼はAチームにもう少しのところにいるが、もっと高いレベルで、登録されて出たいのであれば、もっと、連続して、速さという特徴はあるので、もっと継続時間を長くして、逆にディフェンスという中でもスピードというものもある分、早く寄せられるので、そういったものを連続してやれるようになっていかなければいけない。それをもう一皮剥けないと上のレベルではやれないよ、という話をした。これはいつも言っていることではあるが。(無失点について)結果だけ見れば、0ということは、悪いことではないが、あくまでも上を目指してやるとしたら、上のチームに上がっていくとしたらまだまだ。もっともっとボールを取れる瞬間があるし、逆にいうと裏を取られるという部分もあったので、その辺をもっと声を掛け合いながらどうするのかということをハッキリさせていかないといけない。直さなければいけないことは至ってシンプルなので、ずっと攻めているからこそ、ちゃんと後ろもそう言ったケアを常に出来なければいけない。(暫定1位について)あくまで暫定で、(自分は)トーナメントに近いものだと思っている。目の前の敵をとにかく倒していく、という事だけだと思っている。あとは、1引き分けしてしまっている試合があるので、あと全て勝てば問題はないが、何が起こるかわからない。得失点差という部分も最後には出てくる可能性もあるので、(得点を)取れるときにちゃんと取る。失点を出来るだけしないというのが、次につながっていく。順位というよりもそのあたりになってくると思う。(今後のチーム作りについて)チーム作りというか、なかなかこの社会人に登録されているメンバーだけで練習すると言う事が一度もないので、自分としてもしょうがない部分はあるが、ベースはもうAもBもCもどこのカテゴリーでもベースは変わらないので、その辺をしっかり高い意識を持って、まずやってもらわないと、いけないと思うので、その中でまとめてやった時は、同じやり方なので、どこにいても変わらないと思うので、その辺をもっと徹底して、やっていけれるようにしたいと思う。

◆藤原 拓海(現2)
「(今日の試合を振り返って)まだ運動量が足りなくて、クロスを上げるところまではいくが、そこでボールの精度であったり、シュートまで持っていけないという自分の課題が残った。守備面でもチームに迷惑をかけてしまった。(今日意識したこと)上下運動であったり、歩かないということだったが、試合の終盤でスイッチが切れてしまって、運動量が落ちてしまった。(選手交替でベンチに戻った後監督に何を言われたか)今までずっと言われていたことで、上下運動をしっかりやることと、運動量を増やすこと。これらを徹底しなければ上には行けないということ。(自身のストロングポイントは)スピード、そこには自信がある。(この先どういったチームにしていきたいか)どんな相手にも前から行って、得点を沢山取って勝てるチームにしていきたい。」

◆アマエシ オーゴヌス 黎(法2)
「(今日の試合を振り返って)自分が点を決めたかったが、ずっと点を決めることができなかったので、思うようにいかないなと思った。(チームの雰囲気は)暑いということもあり、メンバーが怠慢な感じで前半は特に攻めることができなかった。後半のハーフタイムで追い風になり、そこでスイッチが入ったと思う。(後半から特にマークが強かったが)相手自身はそんなに上手くなかったので点を決めることができなくて本当にもったいない試合だった。あこそで決めておきたかった。(自身の持ち味は)パワーと走り回る運動量だと思う。(トップチームについて)駒大に入ったときから1番上でやりたいとずっと思っている。これは卒業するまで消えることはない。(今後の意気込み)少しでも上に上がれるようにこの夏にさらに磨きをかけていきたい。」

◆中間 俊亘(商2)
「(試合を振り返って)風が強く、前半点が入ってよかったが、自分たちの縦に速いサッカーができず、流れが掴めなかった。後半、風向きが変わり、だいぶ押し込めるようになった。そこでもう一点取れたことがよかった。(得点について)自分がコーナーをミスしてしまったが、良いところにこぼれ、相手も見えたので上手くかわすことができた。(持ち味は)自分は身長が高いわけでも、足が速いわけでもない。だから、予測して守備をしっかりすること、運動量や声で周りを動かすといった影の役割。(トップへの気持ちは)自分は目立つ方ではない。今日の試合のように結果を残し、目立たない中でもしっかりチームに貢献し、監督の目にとまり、上に引き上げたいと思わせるようなプレーをしていきたい。(今後のチームづくりについて)今日の試合でも得点できるところでできなかったり、相手にチャンスを作らせてしまったりした。自分たちのサッカーをして、学生らしくもっと運動量で圧倒できるようなチームにしたい。」

◆土井 悠真(法1)
「(今日の試合を振り返って)自分は途中からだったが、とりあえず流れが悪かった。すごく怒られていたので、自分が入って流れを良くしようと思った。楽しかった。(2点目の自身の得点について)あのゴールは(アマエシオーゴヌス)黎くんが完璧に崩してくれて、自分は当てるだけだった。(アマエシオーゴヌス)黎くんの点みたいなものだった。(今日は暑い中の試合だったが)アドレナリンでなんとか頑張れた。(自身の持ち味はどんなところだと思うか)なんだろう…ドリブルとか、前で頑張るところ。(トップチームに上がりたい気持ちについて)すごくある。今すぐにでも上がりたい。(今後の意気込み)いま自分は1年生で、周りでも1年生の人は上の試合に出ていて、正直結構悔しいので、自分も早く上の試合に絡めるようにしたい。この夏でもっと上げていきたい」

◆中山 裕己哉(G3)
「(今日の試合を振り返って)風が強く、自分たちのやろうとしているサッカーを90分間通して上手くできなかった。そういったところをこれからの練習を通して直していきたい。(後半からキャプテンだったが経験は)大学では先々週が初めて。高校では自分が3年生の時の新人戦で務めた。(キャプテンとなるうえで意識することは)チームに4年生が少ない状況。人数が少ないが3年生から引っ張ってやっていけるように意識をしている。(キャプテンとしてチームの得点シーンについて)1点目は攻め込んでいる状態で点が決められない時間が続いていた。一点を早く取ろうとチームでいっていたので、点が入ったことは自分達後ろのDFとしても楽にしてもらえた。(2点目に関しては)二点目はカウンターという自分達が本来やりたい形だった。チームとしてよかったと思う。(30℃越えの暑い中での試合だったが)これからどんどん熱くなり、相手も強くなっていく。タフな試合が続いていくので、1試合ずつ慣れていって戦えるようになりたい。(自身のストロングポイントについて)身長が高いのでゴールキックを跳ね返すことを求められていると思う。そういう点では常に負けないようにやっていきたい。(トップチームについて)(上がりたいという気持ちは)すごくある。今のところ自分にとって最も近い目標。その目標に近づけるように努力していきたい。(今後のチーム作りに関して)上級生が少ない。三年生から、このカテゴリーに限らずどのカテゴリーでも盛り上げていけたらいいと思う」

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