• 朝木は先制の犠飛など2打点を挙げた=八王子市民球場で(富岡亮弥撮影)

  • 先発の小林茂。試合後に強い気持ちを持って打者に挑みたいと意気込んだ

  • 5回から登板し立ち上がりを三者凡退に抑えた川井

  • 浅井は初打席で本塁打を放つなど2安打2打点と上々のデビュー戦となった(村上直弥撮影)

  • 同じく初登板した川村は唯一の1年生投手だ

新人戦は初戦敗退 打に収穫、投に課題

[準硬式野球部]平成30年度東都大学準硬式野球第1回アルシスコーポレーションカレッジベースボールカップ準々決勝対青学大(2018年06月10日 01時20分)

平成30年度東都大学準硬式野球第1回アルシスコーポレーションカレッジベースボールカップ準々決勝対青学大戦が6月9日、八王子市民球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


駒 大 221 000 0=5
青学大 214 102 × =10
(大会規定により7回表終了)

     打安点
(7)鈴木佑410
(6)稲 葉320
(3)朝 木312
(D)大 谷411
(4)井 上200
(5)田 中300
(9)浅 井422
(2)岡 部310
(8)岩 田300
    計
二塁打:大谷(1回)、浅井(3回)
本塁打:浅井(2回)

     回   打安責 奪三振 四死球
●小林茂 22/3 1844  2   5 
川 村 11/3 921  2   3
川 井  2   1022  1   2

 1、2年生のみが出場する初の公式戦となった新人戦の初戦。準々決勝からスタートした駒大は小林茂幹(営2)が先発。初回の攻撃で2点の援護を貰うも、裏の守備で四球と失策が絡み2失点するなど、2回2/3を4失点で降板。代わった川村惇紀(経1)が2失点。5回から投げた3人目の川井駿弥(仏2)は、立ち上がりを三者凡退に抑えるも次の回に2失点と、相手打線の勢いに飲まれた。
 打線は初回に先頭から2者連続安打で無死一、三塁とすると、朝木啓吾(商2)が犠飛を放ち先制。続く大谷颯太(経2)も二塁打で得点を挙げた。2回には初試合初先発出場となった浅井崚英(政1)が初打席で左越本塁打を打つなど、3回までに5得点を挙げた。しかし、4回以降は代わった相手投手を攻めることができず無得点に終わり、「2時間を過ぎて新しいイニングに入らない」という大会規定により7回終了。初戦敗退に終わった。

◆岡部 俊佑新人戦学生監督(GM2)
「(1、2年生のみでの初の公式戦だったが振り返って)これまでのリーグ戦で、チームの課題というのはピッチャーだと分かっていたので、今日はバッティングで試合を有利にできればなと思って試合に臨んだ。(チームの打撃面では中盤に投手が変わってから、序盤のような攻めができていなかったが)ストレートを狙って打っていこう、という話をベンチでしていたが、結局最後までスライダーに振らされてしまったので、そこが反省点。(今日のスタメンの狙いは)自分で決めた。自分の中でバントをするという意識はあんまりなくて、なるべく打って点が獲れるオーダーで、と思った。(試合の中でチームとして大事にしていたことは)ピッチャーが課題と言ったが、やっぱり得点ができないと駄目なので、どんどん盗塁やエンドランを仕掛けていった。それはできていたので良かった。(ピッチャーが課題と言ったがリードをした捕手としてどう克服していくべきだと思うか)打者に対して勝負する気持ちというのがあんまり見えてこなくて、そこが足りないので、練習を続けていくしかない。(1部との入替戦に向けて)2年生でも試合に出ている選手は多くいるので、この試合を活かして入替戦でもチームに貢献していければと思う。」

◆小林 茂幹(営2)
「(先発での登板となったが)最初は緊張していて、フォアボールを大量に出してしまったので、ここからまた練習していきたいし、先頭バッターを出してしまったのでそれが無くせるようにしていきたい。(リーグ戦からの投手陣の課題をどうやって克服していきたいか)やっぱり気持ちが足りていないというのがあると思うので、試合慣れして克服できるようにしていきたい。(今日は先発ということで試合の中で気を付けたことは)これまでリーグ戦で2回試合を壊してしまっているので、何としてでもストライクを入れて試合を作ってやろうと思っていたが、壊してしまったのでそこはメンタル面が足りないのかなと思う。(キャッチャーの岡部選手とは試合前に何を話したか)とりあえず後ろにピッチャーは多くいるし、駄目だったら代えるから、それまでは全力で投げていけという話をした。(入替戦やその先のステージに向けて意気込みを)やっぱり試合を作っていかないといけないので、それができるように練習をしっかりしていきたい。」

◆朝木 啓吾(商2)
「(試合を振り返って)1年生の実力がまだわかり切っていなくて2年生中心になったが、打撃の面では悪いところがあまりなかったので、この調子で続けて行きたい。守備面でピッチャーがストライクが入らないと、野手として守備のリズムも狂ってしまうので、ピッチャーがストライク先行でどんどん攻めたピッチングができれば、もっといい試合ができると思う。(フォアボールが多いというのはリーグ戦からの課題だが)最終戦に比べたら少しは良くなっているが、まだ10失点もしているので早めからストライクを入れていくというのはピッチャーに徹底してほしい。(個人としては先制の犠飛など2打点の活躍だったが)犠飛は1、2番でチャンスを作ってくれたので、何とかして3、4番のどっちかで得点ができればいいなという気持ちで打席に入って、まあいい当たりではなかったが、犠牲フライになってくれたので良かった。(攻撃では投手が代わって中盤以降攻めあぐねたが)そうですね。速いまっすぐとキレのあるスライダーで、上手くタイミングをずらされてしまって狙い球を絞るということができなかった。(来週金曜日の入替戦に向けて意気込みを)新人戦は終わったということで、良い経験として自分の中に残しておいて、今一番大事なのは入替戦なので、そこに向けて練習をしていくだけ。」

◆浅井 崚英(政1)
「(初の公式戦を戦ったが振り返って)最初、1年生で公式戦に出て、実際何が何だかわからない状態だった。とりあえず試合に出る機会があれば、全力で自分にできることをやろうという気持ちでいた。(スタメンでの出場となったが準備などは)技術面では相手の先発ピッチャーがアンダースローということで、ボールの軌道が上手投げの時とは違うのでしっかり逆方向を狙って、身体が開かないように、ということを意識していた。(初打席に本塁打を放ったが)最初、先輩方が先制をしてそういう得点のムードを作ってくれていたので、そのイケイケのノリと勢いで打たせてもらったホームランだった。(相手投手が代わった後の攻めができなかった)そうですね。ピッチャーが代わったという所で、対策をしてこなかったわけではないが、対策がしきれなかったというのが今日の打撃の課題かなと思っている。(今日の反省から次に活かしたいことなどはあるか)低めの変化球にみんな手が出てしまっていて、レベルの高いピッチャーになればみんなそこを突いてくると思うし、そこしか突いてこないので、そういう球の見切りだったり甘い球を1球で仕留めたりができる集中力をさらに練習で高めていきたい。(意気込みを)今日は最初の試合でいいスタートが切れたと思うので、良いところはさらに伸ばしつつ、反省するところも今日はたくさんあったので、そこを潰して先輩たちの力になれたらいい。」


※次戦、入替戦となる対東海大1回戦は6月15日(金)9:30より上柚木公園野球場にて行われる予定

■上柚木公園野球場へのアクセス
京王相模原線・南大沢駅から北野駅行きバスで「陸上競技場前」下車
京王相模原線・南大沢駅 下車徒歩18分

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