• 復帰戦となった入替戦で、気迫のこもったプレーを見せた二木=新座市民総合体育館で(山本文隆撮影)

  • 相手に1ゲームも与えず完勝を収めた上野(田上佳雅撮影)

  • リーグ戦通算4勝3敗と勝ち越した西村

  • ダブルスの強化がチームの課題とされた

  • 秋リーグ前のインカレでベスト4入りすることを誓った水谷主将

法大の壁乗り越えた!4年ぶりの勝利で1部残留を決める

[卓球部]平成30年度春季関東学生卓球リーグ戦1部2部入れ替え戦(2018年06月09日 21時50分)

6月9日、新座総合体育館にて春季リーグ法大戦が行われた。結果は以下の通り。

☆駒大4-2法大

●水谷良紀(営4)1-3 青山○
○西村星哉 (商1) 3-1 盛武●
○上野亨樹(応3) 3-0 大槻●
●西村・渡井丈人士(経1) 1-3 青山・高取○
○渡井 3-1 佐藤●
○二木啓太(経3) 3-1 高取●

 1部残留を賭けた法大戦。駒大の実力が遺憾なく発揮された試合となった。
1番手の水谷が敗北すると、2番手西村は最初の2セットこそ獲得するものの、相手の巧みなブロックに攻撃を阻まれ、3セット目は思うように得点ができない。結果そのセットは4点しか獲得できずに落としてしまう。4セット目もブロックに苦戦するものの、返ってきたボールを強打し続け、一気に得点を積み重ねた。3番手の上野は、ボールにキレがかかっていた。サーブ、ドライブに強い回転をかけることで相手のレシーブに隙を作り、そこを強打でたたみかける。終始自分のプレーをすることで、ストレート勝ちを決めた。ダブルスは速攻を意識した立ち回りをするも、強打に押されて敗北。休憩を挟んで出てきた4番手渡井は、とにかく自分から攻めていくプレーで強打を連打し、勝利を収めた。けがからの復帰明け初試合となる二木は、ブランクを感じさせないほど果敢なプレースタイルで、2セットを先取する。3セット目を落とし、迎えた4セット目。カウントを8-10と、絶体絶命の状態に陥る。しかし、そこから気迫の追い上げを見せ、強打と足を使って勝利。1部残留を勝ち取った。

◆長崎隆志監督
「(今シーズンを振り返って)ダブルス。8回戦って1勝もできていない。シングルスで4人勝つのは簡単なことではないので、最優先の課題。(今回のこのオーダーについては)まずは水谷に関してはやはり状態が良かったので。敗れはしたものの、あとの選手が悪い流れを断ち切ってくれた。(流れを引き寄せたのは)上野だろうね。1ゲームも与えなかったあのプレーが流れをこっちに持ってきた。(リーグ戦の開幕前、1部に残留することでチームの力の底上げにつながると話していたが)やっぱり1部に在籍するということは、それだけ練習でも覚悟を持って取り組まなければいけないということだから」

◆水谷良紀主将
「(残留となったが)感動した。(今シーズンを振り返って)現状として選手が揃っているのでもう少し上の順位にいけたと思っている。今は関東学生ベスト8と渡井と西村の1年生2人がレベルの高い選手なので。二木はけがでなかなか試合に出られなかったが、元々力がある選手。今季は早稲田にも勝てたので、もう少しいけたかなと思う。(残留の手応えはあったか)1年生が入ってくるから戦力が上がることは分かっていたが、他の大学もレベルの高いので危ういと思っていた。(法大に勝利したのは14年春季リーグ戦以来のことだが)自分が入学してから初めて法政に勝った試合だった。試合前から五分五分の戦いになるとは思っていたが、故障明けで復帰戦となった二木の活躍を中心に良かった。(けが明けということで)ずっと試合がしたかったのだと思う。(秋に向けて)まずインカレがすぐ近くにあるので、インカレではベスト4、秋のリーグ戦では5位以上を目指して頑張りたい」

◆上野亨樹
「(今日の調子は)良かった。とにかく昨日の練習のときから体がキレていた。そこでしっかりと自信をつけることができたので、今日の試合も自信を持って望めた。(練習でやってきたことは)先輩から新しい練習法を教えて頂いたので、それをやった。基本は普通の練習と変わらないのだが、いつもより戻りを早くすることを意識して練習した。(今日の相手校の選手は同じ高校出身の選手が多かったが)今日の相手校の選手は、高校時代にツインエースと呼ばれていた選手だった。だから絶対に負けたくないと思っていた。(今回のリーグ戦の感想は)最初の方は、相手が強くて自分のプレーができず勝てなかった。まだまだ色々やらないといけないことがあると感じた。(リーグ戦を通しての反省は)一度負けると気持ちが沈んでしまうので、もっと前向きにならないといけないと感じた。(秋期に向けては)個人(のリーグ戦通算成績)として、勝ち越していきたい。自分が勝つことが、チームの勝利にもつながると考えている」

◆二木啓太
「(今日の調子は)あまり良くなかった。これは昨日の練習の時からそうで、いつも入っているボールが入らない感じだった。(今日の試合で意識したことは)相手の攻めが鋭かったので、とにかく自分から攻めていくことを意識した。(けがについては)けがをしたのは4月の終わりくらい。それから1ヶ月は練習ができなかったが、ランニングなどは行っていた。本格的な練習を始めたのは1週間前くらいから。やはりブランクは大きく感じた。(リーグ戦を通しては)他の選手が一生懸命に試合をしている中で、自分が試合に出られないで、チームに貢献できないのがとにかく悔しかった。今回は本当に悔しい大会だった。(秋期リーグに向けては)チームとしては1部5位以上を狙っていきたい。そして個人としての目標は、リーグ戦を通して勝ち越しすること」

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