• 鈴木は久々のスタメン出場で1ゴールの結果を出した=RKUフットボールフィールドで(宮下 響撮影)

  • 4年生ながらトップデビューとなった立花。圧倒的な空中戦の強さが持ち味

  • 高橋は負傷箇所にテーピングを巻きながら奮闘。チームトップの4ゴール目を挙げた

鈴木隆作同点ミドル弾も及ばず…3失点競り負けで今季初の連敗

[サッカー部]JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦 第7節・流経大戦(2018年06月01日 13時42分)

JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦 第7節・流経大戦が5月31日、RKUフットボールフィールドにて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。


【スコア】
駒大2−3流経大☆

【得点者】
33分:[流]高澤 優也(PK)
42分:[流]高澤 優也(PK)
50分:[駒]高橋 潤哉(中原 輝)
65分:[駒]鈴木 隆作(安藤 翼)
74分[流]新垣 貴之



【メンバー】

GK
1 角井 栄太郎[4年=三浦学苑高]

DF
40 桧山 悠也[1年=市立船橋高]
2 須藤 皓生[4年=駒大高]
15 立花 皓之介[4年=三浦学苑高]
28 真下 瑞都[2年=矢板中央高]

MF
6 大塲 淳矢[4年=藤枝東高]
16 薬真寺 孝弥[2年=長崎総科大附高]
12 高田 和弥[4年=C大阪U-18](→60分 14 坂本 和雅[4年=聖和学園高])
7 安藤 翼[4年=長崎総科大附高](→77分 11 室町 仁紀[4年=東京Vユース])
10 中原 輝[4年=ルーテル学院高](→86分 19 深見 侑生[3年=駒大高])

FW
9 高橋 潤哉[3年=山形ユース]


【サブ】
GK 21 松村 優太郎[3年=長崎総科大附高]
DF 32 猪俣 主真[1年=三浦学苑高]
DF 4 伊勢 渉[4年=神戸国際大付高]
MF 5 鈴掛 涼[4年=清水桜が丘高]


連戦の中で迎えた流経大戦。先発にはトップチームデビューの立花、ルーキーの桧山を抜擢。2列目には高田、安藤、中原のスピーディな3人を起用して臨んだ。
試合は序盤から押せ押せの状況だったが、あと一歩のところで相手に粘られてしまう展開。優勢のまま試合は進んで行くが、33分にPKを与えてしまう。角井はボール方向に反応するが、わずかに届かず先制を許す。さらにその9分後には再び不用意なプレーからPKを献上。2点差となって折り返す。

しかし、ここで黙っていないのが今年の駒大。5分にはペナルティエリア手前の右からFKを獲得すると、中原の絶妙なクロスに怪我から復帰した高橋がヘディングで合わせてゴール。反撃の狼煙をあげる。さらに15分、安藤が真下のロングスローを体を張ってマイナスの位置に落とす。これに反応した鈴木が右足を振り抜くと、地を這うような弾道のボールが見事に決まって同点に追いつく。
ここから畳み掛けたいところだったが、前のめりになったところを相手に突かれてしまう。74分にはシュートのこぼれ球を押し込まれて勝ち越しを許す。

その後は室町を投入して巻き返しを図るが、あと一歩及ばず。今季初のリーグ戦連敗となった。次節は勝ち点で並ぶ明大戦に臨む。

◆秋田 浩一監督
「(桧山、立花の起用について)流経大の速い選手に対しては連戦をしている選手よりも、初めての子の方がいいかなと思った。相手の9番のヘディングが強いと思ったので、立花はヘディングだけだから。まあキックもうまいんですよ。ただスタミナが…。桧山は体が強いので、猪俣と迷ったけど流経大に対しては体が強い方がいいと思った。(0-2→2-2→2-3というスコア展開は順大戦と同じだったが)そこ(2点差を追いつく)まではやれるようになったのでそこは成長したと思うけど、一番大事なところでやられてしまう。その弱さはいままでより前進したけど耐えられない。順大戦もそうだけどつまらない失点じゃないですか。特に須藤のやつ(2失点目)は振り向く必要はなく、キーパーにバックパスをしたりタッチラインに蹴ればよかった。セーフティファーストを教えて来たつもりだったが、残り時間が5分くらいで、雨が降っていて、自陣のゴール前というところでそうする必要はない。ディフェンダーとしてあの時間はセーフティに行くんだというのが浸透していない。周りも言ってやればよかったんだけど。あの1点は必要なかった。いらん失点をしてしまうのがまずい。天皇杯もそうだけど、内容的には全然負けていない。もう一回キーパーも含めて考えなくてはいけない。今専大が勝って来たのはうちに5点取られて負けた後にディフェンスを改善して1-0なんかで勝ってくる。今勝ち点で並ばれてしまった。サッカーのようなコンタクトのあるボールゲームはディフェンスが大事。それをきっちり理解しなくてはいけない。攻撃は最大の防御というけれど、ちゃんとしたディフェンスで100回あったら100回カバーリングするという真面目さ、きっちりさが必要なのがディフェンス。フォワードは1,2回ミスしたって1本決めればヒーローになれるけど、ディフェンスは100回あったら100回やらなくてはいけない。相手がうまくてやられたなら納得するけど、あくまでもそうではない。よく追いついたけど、そのあとがまだうちはダメなんじゃないですか。そこを克服できればもうちょっと上で戦えるんじゃないですかね。(後半のいい時間帯に2点を取って追いついた。攻撃は乗っていたように思えたが)そこで畳み掛けられないのが弱さで、一番ダメだったのが(中原)輝のCKで、ああいうボール(ファーサイドへのボール)は蹴るなと言っているのに、ニアサイドにいた流経大の大きい選手(アピアタウィア久)がいて蹴れない。それが徹底できなかったのが…。昨日は運動量と徹底が足りなかったと思う。ここのところ僕が言っているのはチームが一つになろうというのと、徹底してやろうということ。これが駒大のサッカーなんだから徹底しましょうよと。1点目のFKも速いボールを蹴っているのに、CKの時に蹴れない。もちろんキッカーに任せているから、キッカーの判断だったと思う。それでダメだったら諦めがつく。まあでも一回も使ってないわけだから。スペースに立花が走っていけと何回も言っていて、そこに行っていたらわからなかった。囮にしようという考えもあったとは思いますけど。その辺がちょっとまずかったわけじゃないけど、選手とスタッフのmギャップがあったと思う。(3月の明大戦勝利から自信をつけたように、次節は大事な試合になると思うが)相手は負けているから余計にやってくる。ここをターニングポイントにきっちりやれば上を目指していける。前期で一番大事な試合だと思う」


◆大塲 淳矢(法4)
「(リーグ連敗となったが、試合を振り返って)前半の流れがいい時に点が取れないとああいう試合になってしまうというのが第一印象。PKということであまり良くない形の失点だったが、2点取られた後に追いつけているのは自分たちの実力として自信を持っていいところだと思う。そこは大事なこととして、そこで勝ちきれないのが現時点での自分たちの実力。何を変えたらあれを勝ちに持っていけるかが大事になる。(前半に『やること変えるな』という声があったが)いつもと違う印象があったというか、前半にいい形で前に行っていたのにもかかわらず点が取れなかったので、ちっちゃいことをやって違うことをやるよりは同じことをやり続けて点を取ろうというのが言いたいことだったと思う。(失点のパターンが順大戦と同じになっているが)追いついたところの慢心というか、みんなが2点追いついたところでいけると思ったと思う。そこでの気持ちの緩みが原因だったと思う。(明大戦に向けての改善点はチームの立ち上げ当初にできていて、今できないことはなんなのかというのを明確にすることが一番重要。正直、今勝てていないのは理屈ではないと思うし、気持ちの部分であったりの抽象的な部分が足りていないと思う。気持ちや頑張る部分をもうちょっと勝てていた時のように戻して行くのが重要。(3月の明大戦から流れに乗れたが、プラスの意味でどういった試合にしたいか)ここで明大に勝てたらもう一回いい流れを取り戻せる。ここが終わればあとは1週間空く日程なので、ここをとってチームをいい方向に修正したい」


◆立花 皓之介(営4)
「(トップデビューへの想いは)4年目でやっとというのもあったが、監督に少しは認められているということを感じられた。だからこそ試合の結果が悔しい。(監督からの指示は)自分の役割は(ヘディングで)弾いて(相手のチャンスを)潰すということだった。それは1年の時から言われているというか、自分が出るということはそういうことなので。自分の仕事をだだやった。(空中戦の勝率が高かったが、自身のパフォーマンスについて)前半の前半が悪くて、自分が最初から勝てていればいい流れに持っていけたと思う。後半の最後も力が落ちてきたので、それができないと自分がいる意義がない。(3失点から生まれた課題は)連戦の中で、自分は1試合目だから疲労は考えていなかった。相方だった須藤や大塲は疲労がありながらもやらなくてはいけなかったし、夏にもハードな日程が組まれているので、そういうところも言い訳にならない。PK2本で、厳しい中でもやっていかなくてはいけないということを思い知らされた。(次節に向けて)自分が出られればやることはただ一つ決まっているので、弾いて潰すということを徹底したい。チームが勝つことが大事なので、チームが一番勝てる状態を作りたい」



◆鈴木 隆作(経4)
「(久々のスタメン出場となったが、試合を振り返って)立ち上がりも悪くなくて、押し込めている時間帯に点が入らなかった。その時間帯に先制点を与えてしまった。先に先制点を取れたら試合は変わっていたと思う。(自身のゴールシーンついて)前半からああいうシーンはあったので、翼が丁寧に落としてくれた。ふかさないことと枠に飛ばすことを意識した。いい感じで入ってくれたのでよかった。(ミドルは得意な形か)苦手でもなく得意でもなくという感じ。あったら決めるという気持ちは結構あります。(次節に向けて)連敗中で絶対に勝ちに行けるように、チームとしてやることを徹底して、チームとして勝ちに行きたい」


◆高橋 潤哉(営3)
「(復帰戦となったが)自分のミスから2失点をしてしまって、結果としてはそんなに良くなかった。うまくいかないこともあると思うので切り替えて次に向けて準備したい。(ミスというのはどういったところか)1,2失点目は自分のパスミスから持っていかれた。3失点目はチームとしていい流れの時に自分のミスから失点してしまった。そういうところは反省しなくてはいけない。(自身のゴールシーンについて)マークが甘かったので、マークを剥がす作業が必要なかったぶんどこにボールが来るという予測の部分で、輝くんからいいボールが来たので合わせるだけだった。(相手CBの2人がマークを固定してこなかったが、駆け引きの面ではどうだったか)手を怪我しているぶん、コンタクトのところでボールに集中できた。相手をあまり意識せずにヘディングできた部分があったのであまり相手のことは気にならなかった。(次節に向けて)結果にこだわること。今は連戦なので負けたことは引きずらずに勝点3を取れるように頑張っていきたい」


なお、次節は6/2の14:00より保土ヶ谷公園サッカー場にて明大と対戦する。

◆保土ヶ谷公園サッカー場
〒240-0017 神奈川県横浜市保土ケ谷区花見台4−2
・JR横須賀線「保土ヶ谷」駅より「横浜駅西口」行きまたは「保土ヶ谷駅」行き循環バスにて「保土ヶ谷野球場前」下車、徒歩2分。
・JR「横浜」駅西口より「保土ヶ谷駅西口」行きバスにて「保土ヶ谷球場前」下車、徒歩2分。
・相模線「星川」駅より「保土ヶ谷駅西口」行きバスにて「保土ヶ谷野球場前」下車、徒歩2分。
・相模線「星川」駅、または「和田町」駅より徒歩20分。

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