• 2日に及んだ試合を制した日野・田村ペア=緑テニスガーデンで(石曽根和花撮影)

  • 明日に向けてひとつひとつのチャンスをものにしていきたいと語った日野

  • 次戦でも自分たちの持ち味を生かしてやっていきたいと意気込んだ田村(岡田あおい撮影)

【男子】日野・田村ペアが慶大に逆転勝利、3回戦進出!

[硬式テニス部](2018年05月03日 18時09分)

平成30年度関東学生テニストーナメント大会本戦の2回戦が5月3日、緑テニスガーデンで行われた。結果は以下の通り。


<男子ダブルス2回戦>
○日野勇人・田村迅 2(3-6、7-5、10-2)1 ●竹内聡有・中村悠人(慶大)


【日野・田村】
 日野・田村ペアは昨日、3-6でファーストセットを落とし、1-0となったところで試合中断。今日はそこから試合再開となった。
 序盤は、互いにゲームをキープし合う展開。しかし第5ゲーム、相手にブレイクを許してしまう。そのまま流れが持って行かれかけたところ、田村のボレーや日野のロブなど、相手の嫌なところをついていく的確なショットが冴え渡る。そのまま4ゲームを連取してセカンドセットを取り返す。
 その後のスーパータイブレークでも勢いそのまま、10-2で相手に流れを一度も渡さずに勝利を手にした。


◆江口淳一総監督
「(試合の総評は)昨日見た感じだと相手の方がいいテニスをしていた。2人は詰めが速いところを力でねじ伏せようとして、相手はそれを狙って待っているだけだった。そこで昨日の夜にあまり力ではなくて、配球とかでパターンで取るようにというアドバイスをした。今日は先にブレイクされてしまったので『やはりちょっとダメだったかな』と思ったが、そこから緩急をつけて取れて、そこからの集中がすごかった。去年勝ち上がった時のような雰囲気が出てきたので、タイブレークは安心して見ていた。試合が中断してかえって良かった。あのまま続けていたら相手のペースにどんどんはまっていってしまうだけだったので、冷静になる時間ができたし、彼らもなんとか食らいついていこうという姿が見られたのでいい中断だったと思う。(今大会の全体を通しての内容は)今回男子が本数があがって平成25年と同じくらいあがれたのが良かった。シングルス6本、ダブルス3本上がれたという点では男子は良かった。それに対して女子は3本、4本しか上がれず、全日本の本戦ストレートインがひとつもなかったので、その点は今度インカレの予選のときに本戦に上がれるように夏までに立て直していきたい。男子は比較的いい状態。だが、関東学生は本当に強いのでそれを見て刺激をもらって練習してくれたらと思う」

◆日野勇人(営3)
「(調子は)昨日はあまりボールが走ってなくて、相手が壁みたいに思えてしまって、昨日のままだったら本当に負けていた。だが、1日空いて、一晩作戦会議をして、監督たちからもアドバイスもらって、今日の作戦を明確に立てて、自分たちがやりたいことをはっきりさせて試合に臨めた。流れが悪かったので、中断してある意味良かった。雨も最後あたりは降ってくれていて、本当に恵みの雨という感じで、『早く中断しろ!中断しろ!』と思っていた。(試合は)出だしからブレイクはできなかったが、ブレイクできそうな勢いで昨日より全然良かった。昨日は相手が前に2アップしてきて本当に2人が壁だった。格上の慶應さん相手に僕たちがいくら打ったところで跳ね返されていたので、僕たちらしくゆっくりな球で崩して、最後は打つのではなくて上で決めるようないやらしいテニスをしようと。そうしないと僕たち勝てないので、今日はそこを全面的に出せたと思う。(タイブレークの気持ちは)昨日はシードのこともあったので『勝たなきゃ、勝たなきゃ』と思っていたが、今日はチャレンジャーの気持ちを思い出して、『ワンチャンスをものにするぞ』という気持ちで気軽にやれた。タイブレークの時は流れがきていると感じたので、このまま押し込んで行こうと思った。(次戦に向けて)次の相手も新進の大会でベスト4に入っていた相手。正直僕たちより強いが、僕たちらしいゆっくりなボール使って臨めば勝機はあるので、あまり勝とうと思わずにひとつひとつのチャンスをものにしていきたいと思う」


◆田村迅(経3)
「(今日は)コンディション的には良かった。試合に向けて調整できていたと思う。(昨日のプレーを振り返って)相手の土俵で戦っていたというか、自分たちの持ち味で戦うのではなく相手とガチンコでやるみたいな感じだった。その戦い方をしていたら相手の方に分があって、セットを取られてしまった。今日は少し考えを変えて自分たちの戦い方で、緩く打ってコースを変えてというのをいろいろ混ぜていたおかげで相手もペースが乱れてきたので良かった。(試合を振り返って)リターンゲームもブレイクできるなと自信はあった。少し運も頼りつつだが、ブレイクに成功できてセカンドセットを取れた。相方と応援にも感謝のゲームだった。(ファイナルセットは)流れがこっちにあって、勢いもあったので、このまま10ポイント勢いだけでいこうと。(ダブルスは初戦だったが)相手は強くて負けてもおかしくなかった。やはり、勝ったことは自信になった。(明日の試合に向けて)次の相手は、新進の大会で優勝しているペアなので、格上になる。立ち向かう精神で、今日みたいなプレーができたらしっかり勝てると思うので、自分たちの持ち味を生かしてやっていきたい」

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