• 主将としての思いを語った物江=道環寮で(奥田葉月撮影)

  • オリンピックへの熱意もみせた堀合

  • ポーズを相談する2人

【紙面連動企画】新主将×駅伝主将対談〜番外編〜

[陸上競技部](2018年03月27日 12時56分)

『原点と氣〜勝利への貪欲さ〜』を目標に掲げ、新たなスタートを切った陸上部。「平成31年1月3日まで悔しさを忘れない」と復活を誓う新主将・物江雄利(地4)、駅伝主将・堀合大輔(国4)の2人にそれぞれの思いを語ってもらった。(聞き手・曽根優衣奈)


―入学当時のお互いの印象は
物江:デカいなあ~大きいなあ~(笑)
堀合:めっちゃイケメンな奴来たな(笑)


―高校時代からお互いのことを知っていましたか?
物江:いや
堀合:あ、でも実は中3の時の東北大会走ってるよね?
物江:そうそう!お互い東北出身なので中3の時一緒に走ってて……
あっでもアレだよね入試でしゃべるようになった


―これまでを振り返って
堀合:2年生の時に箱根駅伝を走ることができたのですが、出雲駅伝、全日本大学駅伝はメンバーに入ることができず、東京に残ってテレビで応援という形で悔しさがありました。
自分が走ったことで優勝したとか3位に入ったとか結果に直結する走りはできなかったのですが、3年目は3つ(出雲・全日本・箱根)走って、しっかりチームの一員となれたので、それは良かったです。今年は最上級生になるので、自覚と責任をもってやっていきたいです
物江:2年生で箱根を走らせてもらって区間18位。ブレーキを踏んでしまい、リベンジの思いが強かったのですが、今年はエントリーにも入れず悔しさの残る年になりました


―お互いに期待することは
物江:大輔さんは、今年1年間の活躍を見ると本当に駅伝での安定感というか、The安定感という感じ。大輔さんがいるから多分後半大崩れしない。駅伝で順位を下げないというのは大輔さんがいるからで、全日本での区間賞だったり、箱根のシード権が厳しくなってくる中での意地の走り(区間2位)だったりと、次の年に向けて勢いをつけるような走りをしてくれました。今年はラストイヤーですので、期待したいというか自分もそういう走りがしたいと思いますけど、今年もお願いしますという感じです(笑)
堀合:物江はこれまでも苦労している姿はずっと見ているので、4年目はいい結果を出して、最後笑って終われたらいいなと思っています。また、2年目で初めて箱根を走ったときに自分たちの学年が沢山走ったわけですが、物江が区間18位という形でブレーキになってしまってかなり落ち込んでいて、来年こそはということで意気込んでいたんですけれども、昨年度は故障の影響もあってメンバーにも入れず、今回の箱根はサポートという形で頑張ってくれました。でも、やはりサポートで頑張っている姿よりは一緒に走って結果を残す方が自分としてもうれしいので、今年はトラックもそうですが、駅伝の方でも結果を出してほしいなと思います


―同期に対して期待することは
物江:箱根での悔しさをラストイヤーにぶつけてほしいという思いだけですね。あとはもう、来年の1月3日大手町で笑って終われるようにしたいなというのと、個人的には胴上げしてほしいなという……(笑)笑って終わりたいというのが本当に思いますね
堀合:初めて箱根を走る人がしっかりいい走りをできるようなチーム作りをすることによって、結果的に目標としているところにたどり着けると思うので、箱根を経験している者が先頭に立って「箱根はこういうものだから、こういう準備をした方がいいよ」と雰囲気を伝えてくれるよう、箱根経験者には期待したいです


―後輩に対して期待することは
物江:新3年生に関しては、中心となる山下一貴(市3)、中村大聖(政3)あたりがもっと発言して、しっかり学年をまとめてほしいなと思います。新2年生に関しては、三大駅伝にエントリーされている加藤淳(経2)や小原拓未(政2)などは引っ張っていく選手だと思うので、頑張ってもらいたいなと思います
堀合:全体として、いい練習ができていてもそれが試合に出てこないというのがあります。練習だけ見たら大体このくらいで走るだろうなと思っていても、あれ?みたいな。そういうことが大勢に見られるので、今年のテーマである『原点と氣』を念頭に置いて普段の練習から取り組んでほしいという思いがあります。また、先頭に立って発言する者が少ないので、しっかりと表だって発言してくれた方が最上級生としてもありがたいですし、チームとしてもここは良くないとか良いとかいう確認にもなるので、もっと言ってほしいなという気持ちはあります


―物江選手は中距離専門から長い距離へも対応してきていますが
物江:隣に大輔さんがいてとても恐れ多いんですけど…マラソンは現時点では考えていないです。トラックのスピードをどれだけあげられるかが長い距離にも活きてくると思います。なので、土台となるスタミナとそこを上げてくスピードを、さらに二段階三段階と上げていかないと長い距離でも足りないと考えています。まずはトラックで一回勝負したいというのがあって、将来的にもトラックで戦っていきたいなという気持ちがあります


―堀合選手はオリンピックに挑戦したいと公言していましたが
堀合:2月18日の青梅マラソンで初めて30キロに挑戦して、結果としてはあまり納得できるものではなかったのですが、30キロという距離を初めて走ったことに関しては、自分の中でとても良いイメージが持てました。マラソンまではあと12キロあるわけですが、しっかり練習を積んだらマラソンも走れるんじゃないかなというのが自分の中であったので、今年しっかり練習が積めたら来年の春に挑戦したい気持ちはあります。卒業後は東京オリンピックがありますが、まだまだ練習が足りないと感じているので、次の2024年パリオリンピックでマラソン日本代表を目指して取り組んでいけたらいいなと思います


☆お二人には主将としての意気込みや、今年のチームとしての目標などたくさん語っていただきました!
続きは駒大スポーツ第87号に掲載しております。ぜひお手にとってご覧ください!

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