• 逆転弾を挙げた鈴掛(左)とアシストの中原(中央)=中央大学多摩キャンパスサッカー場で(宮下 響撮影)

  • 矢崎は途中出場からトップチーム初ゴールを挙げた

  • 正確なキックで攻撃の起点にもなった右サイドバック・須藤

DF鈴掛ぶっ飛び一番!逆転勝利で決勝進出!

[サッカー部]第23回 東京都サッカートーナメント学生系の部 準決勝・対日体大戦(2018年03月26日 18時23分)

第23回東京都サッカートーナメント学生系の部・準決勝・対日体大戦が3月25日、中央大学多摩キャンパスサッカー場にて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大2−1日体大

【得点者】
11分:[日]勝嵜
71分:[駒]矢崎
85分:[駒]鈴掛(中原)

※()内はアシスト

【メンバー】

GK 1 角井 栄太郎[3年=三浦学苑高]

DF
2 須藤 皓生[3年=駒大高] 
3 星 キョーワァン[2年=矢板中央高]
4 伊勢 渉[3年=神戸国際附高] 
5 鈴掛 涼[3年=清水桜が丘高]

MF
6 大塲 淳矢[3年=藤枝東高]
16 薬真寺 孝弥[1年=長崎総科大附高] 
10 中原 輝[3年=ルーテル学院高]
8 川崎 貫太[3年=流経大柏高](→22分 14 坂本 和雅[3年=聖和学園高])


FW
9 高橋 潤哉[2年=山形ユース](→90分 12 高田 和弥[3年=C大阪U-18])
11 室町 仁紀[3年=東京Vユース](→45分 18 矢崎 一輝[1年=駒大高])

【SUB】
GK 21 松村 優太郎[2年=長崎総科大附高]
DF 28 真下 瑞都[1年=矢板中央高]
DF 15 立花 皓之介[3年=三浦学苑高]
MF 13 鈴木 隆作[3年=駒大高]


関東リーグ開幕を前に行われた天皇杯予選。この日は決勝進出をかけて昨季に数々の激闘を繰り広げた日体大と対戦。GKに角井が入り、両サイドバックには右に須藤、左には昨シーズン複数ポジションで活躍した鈴掛が入った。中盤の顔ぶれは大塲と薬真寺がボランチのコンビを組むと、両サイドハーフは右を中原、左を川崎が務めた。2トップには高橋と室町が君臨し、今シーズン初戦に臨む。

試合は前半から相手ペースとなり、ディフェンスラインが下がったところにつけ込まれてしまう。序盤こそ角井のビッグセーブに救われたが、11分にCKから失点。2部に降格したチームを相手に早速後手を踏む展開となる。複数選手が絡んだリズミカルなパスワークから決定機を迎えるが、これを中原が決められず。1点ビハインドで前半を折り返す。
ハーフタイムに監督から激しい檄が飛ぶと、後半は一転して駒大ペースに。後半開始から矢崎を投入し、中原や高橋と連動性のあるプレーを見せて徐々に相手の最終ラインを疲弊させていく。運動量が落ちたところに波状攻撃を仕掛けると、71分にはその矢崎が同点ゴールを挙げる。その勢いのまま試合の主導権を握ると、85分に逆転弾が生まれる。右からのCKに反応した鈴掛がニアサイドに走り込むと、ダイビングヘッドで枠内に押し込んだ。これを守りきって試合は終了。鮮やかな逆転勝利で決勝進出を果たした。次戦の明大戦に勝利すると、社会人チームと天皇杯本戦の出場権を争う。


◆秋田 浩一監督
「(前半の攻撃について)前半はダメだった。やってきたことが上手くいかなくてちょっとがっかりした。後半、かなり言ったことが上手くいったからまあまあかなと思うけど、今日の試合に関してはがっかりかな。よかったのは逆転勝ちしたこと。途中出場の矢崎に関して)90分間まだ戦えないので、90分間戦える選手になれば、速さもシュート力もあるしおもしろいかなと思う。今の段階では厳しいかなと思う。(オフシーズンはチームとしてどのように取り組んできたか)まず速くボールを運ぶ。ただボカンと蹴るのではなくて、空いてる人を使ってボールをゴール前を運ぶことと、コンパクトにミスをしないということをテーマにしている。あとは、ボールと人を動かす。それをずっとトルコ遠征でもやってきたので、前半にあった中原が(シュートを)外した場面のように速くボールを回していけば、もうちょっとやれると思う。(後半、細かいつなぎを右サイドで展開する場面があったが)後半は坂本とかが入って左サイドも何回かできたと思うけど、上手くやればという感じかな。でも、わかんないかな。使ってみないとわかんない選手が多いから。(次戦に向けて)とても上手いチームなので、そういうチームは関東リーグには多い。ぜひやってみたいので、ボールを回されながら速く正確に攻めて、速く相手のゴール前に運べれば先が見えると思う」

◆大塲 淳矢(法4)
「(今日の試合を振り返って)立ち上がりはビビって引きすぎて、立ち上がりが悪すぎてその流れをズルズル引きずって前半が終わった。そこでハーフタイムに監督に喝を入れられて、後半はいい形で前からプレスをかけられて相手の嫌なことができた。前後半でガラッと変わってしまったゲームですけど、今日の後半のようなゲームを次の試合は前半からできるように意識していきたい。(守備陣の顔ぶれが変わった中で、ボランチの位置からどのようにコントロールをしてきたか)経験がある選手が多いので、ある程度は自分が言わなくてもやってくれるが、前線からプレスをかける声はまだまだディフェンスラインの課題という部分はある。そういうところで自分が声を出せることも一つの特徴。自分が真ん中の位置から声を出して、前からプレスをかける時に前線を動かしたりとか、もっとはっきりして自分がリーダーシップを持ってチームとして同一意識を持っていきたい。(ボールに対するプレスはチームとして取り組んでいたか)リーグ戦の相手は後ろから回してくるチームが多い。プレスをもっとかけていかないといけないし、今年のチームはプレスが生命線。前線にプレスをかけられる選手を揃えて相手のやりたいことをやらせないのが今年一番大事になってくると思う。(ボランチの2枚がセカンドボールを拾っている場面が多かったが)前半は、僕が前にいて薬真寺が後ろにいるような形をとったが、なかなかこっちのディフェンスラインが低くなってしまって間のスペースが増えてしまった。間延びしてしまってなかなか拾えなかったので、自分が後半から後ろに回って前線にプレスをかけさせることでディフェンスラインをあげてコンパクトにして拾うことを意識した。なので後半は拾えていましたけど、もっと反応とか準備をして、こぼれたところを拾えていければいいと思う。(後半のチームのいい流れはピッチ内でも感じていたか)自分たちは走り込みを多くしているので、去年から前半は良くないけど後半押せ押せになるっていうのはよくあったこと。自分たちがトルコ遠征に行った時も、後半に押せ押せになるけど点が取れないことが続いた。押せ押せになるのは自分たちが走れるので当たり前だが、そこで点をとって勝てるというのをもっと意識して制度を高めていきたい。(ライバル・長沢裕弥(明大)がいる中で、次戦に向けた思いは強いか)天皇杯予選で勝つのは自分たちが入学してから初めてなので楽しみですし、リーグ戦前にいい練習になる。プレスを意識してやっていければいいと思う」

◆矢崎 一輝(営1)
(今日の試合を振り返って)前半は結構厳しい試合になっていたが、後半監督の檄が飛んでからは、みんなの出足などが良くなっていたので、悪くない試合が出来たと思う(前半、ベンチから試合を見ていて)チームとして勢いが足らなかったので、自分が入ってチームに勢いを与えたいと思って入った。(公式戦初ゴールの感想)去年から何試合か(リーグ戦に)出してもらって、特に大事な日体大戦で2回決定機を逃している。そこのリベンジで今日のように決められて良かったと思う(ゴールシーンについて)トップ下に入ってからだったので、裏に抜けることは想定していた。うまく薬真寺が前に出してくれたので、(ボールを)奪った形だったが得点できて良かった(交代時に監督から指示はあったか)特にはなかったが、チームに対して言っていたことを自分もやらなければと思って入った(反省点は)(チームに)勢いをつけることは出来たが、最後の方はばててしまいそうだったり、頼りない部分があった。2年に上がって上級生になるので、そう言う面でもっとチームを引っ張っていきたいなと思う。(前線からのプレスについて)ハーフタイムに監督が前からもっと行けと言っていたので、やろうと思っていた。(次の試合に向けて一言)次どっち(の大学)が上がってくるかは分からないが、「一戦一勝」というチームのスローガンがあるので、それを果たせるように頑張りたいと思う」

◆鈴掛 涼(経4)
「(試合を振り返って)前半は入りが悪く、ずっと後手後手に回り、相手にペースを掴まれたまま終わった。後半は別のチームになったというか、皆がハードワークして結果逆転勝利が出来た。(左サイドバックというポジションについて)中学、高校で少しやったことがある。本職とまではいかなかったが、与えられたポジションで監督が使ってくださっているので、しっかりやらなきゃいけない。出来て良かった。(後半の自身のゴールシーンについて)ずっとコーナーキックはいいボールが上がっていた。中原選手や薬真寺選手も良いボールを上げていたが、中が上手く合わせられなかった。一回ぐらい合わせたいと考えていた時にまた良いボールが来たため、当てるだけだった。キッカーに感謝したい。(次の試合への意気込みを)今日もいい勝ち方が出来、初の公式戦を勝利で飾れた。その勢いを無駄にしないように、次の試合まで一週間あるが、良い準備をして臨めたら良い結果が得られると思う」

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