• 卒業生とマネジャーたち=駒沢キャンパスで(岡田あおい撮影)

卒業式特集〜陸上競技部〜

[陸上競技部](2018年03月24日 00時29分)

平成29年度駒澤大学卒業式が3月23日と24日に、駒沢キャンパス記念講堂で開かれ、陸上部からは卒業した4年生11名にコメントを頂いた。


◆高本真樹
前主将
学法石川高(福島)から駒大へ
経済学部経済学科卒
「(4年間を振り返って)自分にとってすごく大きい4年間だったなと思う。自分の成績ではチームに貢献できなかったが、この4年間の経験を社会人になって活かしてやっていきたい。(駒大に入って良かったことは)監督が指導者としてもすごい方で、人間性の部分ですごく学べたと思う。監督と藤田さんに出会えたことが自分の1番の財産かなと思う。(陸上部での思い出は)夏合宿。精神的にはきついが、その中でもどうにかしてみんなで盛り上げて乗り切ってきた。きつい思い出でもあるが、終わって振り返るとあの時が1番楽しかったなと思う。(同期へ)本当に4年間ありがとう、これからもよろしく。(後輩へ)頑張って欲しいという気持ちが一番。自分は実業団でやるので、お互いに切磋琢磨してやっていけたらなと思う。(監督・コーチへ)本当に感謝の気持ちしかない。言葉では表せない。選手としての部分もそうですし、1人の人間として成長させていただいたので、本当にありがとうございますしか言葉に表すことが出来ないが、その気持ちが1番。(SUBARUでの意気込み)SUBARUで自分が活躍することによって、後輩への刺激となるし、監督と藤田さんに応えられる場だとも思っているので、自分の活躍を見ていただいて、ちゃんと頑張っているという姿を見せられるようにやっていきたい。(駒大陸上部を一言で表すなら)『熱』。監督も熱いですし、コーチも熱いですし、熱量がある中でやっているので。あとはこれは誰も選ばないだろうと思うので(笑)」


◆工藤有生
前駅伝主将
世羅高(広島)から駒大へ
法学部政治学科卒
「(駒大に入ってよかったこと)自分自身の成長と、いろいろな人に巡り会えたという縁があったこと。縁が自分を強くしてくれたというのがある。人間性という部分でいろいろなことを監督から学んできたので、それを今後もいかしていきたい。(学んだことは)勝つことに対して、上を見て世界と戦うという部分を意識した。(印象に残っていること)やはり4年目の箱根駅伝。しかし、良い意味でも悪い意味でも自分の次につながると感じた。今後の駒大に期待して応援したい。(社会人の目標は)第一線で活躍すること。上を目指して、オリンピックもあるのでそういった舞台でマラソンで活躍できるように積極的にがんばっていく。(同期へ)同じステージに立つ子もいるし、新しいステージに進む子もいるので、同じ競技をする子はライバルとして、違う道に進む子はその道でしっかり共に励まし合えるようにがんばりたい。(監督・コーチへ)これからしっかり走りでアピールします。見ていてください。(駒大陸上部を一言で表すと)『魂』」


◆藤木海人
前主務
諫早高(長崎)から駒大へ
法学部法律学科卒
「(4年間をふりかえって)選手とは別の立場で入ってきて、まだ全然だめだが、少しは気を遣えるようになったと思う。(学んだことは)集団をまとめる難しさ。強い大学なので高校時代強かった人が集まってくるわけで、ひとつにまとめるというのが難しい時期もあった。(印象に残っていること)今年の夏、みんなが帰省期間のときに工藤(有生)、片西(景)、監督と自分の4人でユニバーシアードにむけて合宿に行って、その2人が結果を残してくれたということが嬉しかった。(同期へ)4年間ありがとう。実業団に行く人、陸上から離れる人それぞれいると思うが、駒澤大学での4年間を糧にみんなでがんばっていきましょう。また休みが合えば集まって遊びましょう。(監督・コーチへ)4年間本当にお世話になりました。1番近くで、選手よりも近い立場で接することができて、監督とコーチの情熱がものすごく伝わってきて、これからもずっと応援していきたいと思います。また東京に来ることがあれば挨拶に行くので、よろしくお願いします。(後輩へ)今年はシード権をとれなかったので、まずは予選会をトップ通過で、みんな2.5冠を目指すと言っているが、できる力を持っていると思うので、今年の箱根駅伝の悔しさを胸に、また新しい駒澤大学を作っていってほしい。(駒大陸上部をひとことで表すと)『原点』」


◆板橋賢吾
花輪高(秋田)から駒大へ
経済学部市場戦略学科卒
「(駒大陸上部でよかったこと)チームメイトや先輩や後輩と一緒に普段の生活だと得られないような経験をさせていただいた。4年間を通して自分はあまり良い結果が出せなかったが、続けられたことは自分としてもよかったと思う。(学んだことは)結果を出すことはそんなに簡単なことではないということを学んだ。結果一つ出すのも軽い気持ちでは出せない。練習であったり色々なものの積み重ねで結果が出てくる。(1番の思い出は)夏合宿。3週間という長い時間だったが、その時間でチームメイトと一緒に切磋琢磨できた。本当に色々な思い出があって、きついこともあったが、それを乗り越えた後に駅伝に向かうということもあり、夏合宿が一番の思い出。(同期へ)本当に同期に迷惑をかけた部分もあったが、みんな本当に優しくて支えてもらった部分もあった。同期がいなかったら今の自分はいないと思うので感謝しかない。(監督・コーチへ)厳しい部分もあったが、厳しさの中にも優しさがあり、見放さずにいてくれた本当に優しい方だった。自分も大人になった時に監督やコーチのような、厳しさの中にも優しさがあるような男らしさを持った人になりたい。(陸上部へ)同級生には感謝しかない。先輩方には本当にたくさんのことを学ばせていただき、後輩には情けない先輩だったので残せたものは少なかったと思うが、それでも自分たちについてきてくれて本当に感謝している。先輩にも後輩にも同級生にもたくさん学ばせてもらった。(駒大陸上部を一言で表すと)『漢』。大八木監督の人柄もそうだが、男子の長距離だけの部活は他の大学の陸上部を見ても少ないと思う。そういう意味でも男の集まりということでこれにした」


◆川戸拓海
伊賀白鳳高(三重)から駒大へ
文学部国文学科卒
「(駒大陸上部に入ってよかったことは)やはり監督に出会えたということが一番大きかった。監督に人柄であったり、信念であったり、考えについていけたことが4年間でよかったことだと思う。(学んだことは)スポーツマンである前に1人の人間としてきちんとしなければいけないということを学んだ。(1番の思い出は)最後の箱根駅伝。自分はマネジャーとしての参加だったが、不甲斐ない結果だったが、良い意味でも悪い意味でも自分の陸上の集大成になったかなと思う。(同期へ)自分たちの学年は本当に苦労した学年で、なかなか結果も思うように出なかったが、今まで頑張ってこれたのはみんなのおかげだということを伝えたい。(監督・コーチへ)監督・コーチに出会えて、大学呼んでいただいて本当に感謝しています。ありがとうございます」


◆昆充
一関学院高(岩手)から駒大へ
経済学部商学科卒
「(4年間を振り返って)1番は悔いが残ったというのが正直な感想。振り返れば振り返るほどいっぱい出てくる。その点はすごく悔しかった。それを踏まえていい経験にはなったと思うので、ここから先、精神的な面で生かさなければいけない。しかし、悔いがあったとしても駒大を選んで良かったと思う。それは監督や同期とか。そういうことが今の自分に繋がっている。その点ではこの大学を選んで良かった。(駒大陸上部で学んだことは)人に勝ちたかったら人と同じことをしてはいけないということ。監督が常に言っているが、人より一歩でも前に出て人がやってないことをやらないといけない。それは一番学んだことだし実践できたと思う。結果が結び付く結び付かないに関わらず、大事だなと思った。スポーツ以外のことでも大事。(1番の思い出は)普通に練習することが、終わってみて良かったと思った。些細な日常が凄く充実して、それが大事だったのかなと思った。1年間、仲が良い主将の高本から相談を受けてきた。4年間一緒にやってきたことも感謝の気持ちでいっぱいだが、『お前がいなかったらこのチームとしてキャプテンは出来なかった』と言われたときは何物にも変えがたい嬉しさだった。結果としては12位だったが、やりたかったことができたんだと思った。(同期に向けて)みんなやっぱりいいやつ。競技者としてだけでなく人間としてすごくいいやつばっかりだった。自分はわがままや自分の意見を通している方だったので『ありがとう』と伝えたい。(駒大陸上部を一言で表すなら)やはり『一』。一番やって良かったし、一番好きだから。自分たちは『一』にこだわってきたし、何よりも優先してきた。(社会人の目標)目標は海外で仕事することとか、自分で事業を起こすことで、その中で陸上部に何かできることをしたい。社会人になって少しでもサポートできればと思う」


◆紺野凌矢
鯖江高(福井)から駒大へ
文学部歴史学科卒
「(4年間を振り返って)あまり結果を残せなかったのでいい思いはできなかったが、仲間に恵まれた。先輩も後輩も同期も4年間一緒にやってきて、陸上での結果は残せなかったが、自分の中では仲間が1番の宝物になっている。一緒に走れてよかった。(駒大陸上部で学んだこと)勝負の厳しさ。どれだけ努力をしても結果が報われないこともある。社会に出てもそういうのはあると思う。(1番の思い出は)やっぱり夏合宿は仲間と苦しい中一緒に走れてすごくいい思い出。苦しいことばかりだったが、終わってみればいい思い出になった。(同期へ)自分の中で人生の宝物でいつまでもお互いに頑張っていきたい。また会えたらどこかで会いたい。(監督、コーチには)自分はなかなか結果が出せない選手だったが、常に見てくれたから感謝している。(後輩には)後輩たちも自分たちの代でシードを落として申し訳ないが、自分たちにはどうすることもできないから悔いがないようにやってほしい。(駒大陸上部を一言で表すなら)やはり『宝』。(社会人での意気込みは)自分は警察官になるから人の役に立てるような警察官になりたい」


◆藤木悠太
佐久長聖高(長野)から駒大へ
経営学部経営学科卒
「(駒大に入ってよかったこと)陸上部のみんなに出会えたこと。(学んだことは)日常生活であったり、先輩後輩の関係だったり、礼儀作法など、陸上を通じてこれから社会人としていきる経験ができたかなと思う。(印象に残っていること)最後の箱根駅伝。悔しかった。(トヨタ紡織で競技を続けるが目標は)やはりいちばん目立つのはニューイヤー駅伝で、それに出ることが後輩たちの応援にもなると思う。(後輩へ)シード権落ちしてしまっているので、本当に申し訳ないが、それでもがんばって箱根駅伝優勝してほしい。(駒大陸上部を一言で表すと)『家族』」


◆中西亮貴
益田清風高(岐阜)から駒大へ
文学部地理学科卒
「(4年間を振り返って)振り返ってみるとすごく短いなという印象があるし、きつかったこともあったが、自分の身になったと思うので、自分として大学4年間は誇りに思えるものになった。(駒大でよかったこと)監督・コーチや同期の仲間、先輩後輩など周りの人たちにすごく恵まれていたことが一番かなと思う。(陸上部で学んだことは)陸上自体で言えば自分が4年間で身についたのは忍耐力だったり、陸上にすごくひたむきに取り組めた4年間だったので、これからの競技人生でも活かしていけるかなと思う。(印象に残っている思い出)最後の箱根駅伝で思うように走れなかったのが一番悔しい思い出。しかし、それだけでなくみんなと一緒に走っていたという、何でもない日頃の練習などもすごく思い出として残っている。(印象に残っているレース)やはり最後の箱根駅伝。結果的には走ったが、あまり力が出せなかった。やることはやってきたので悔いというのはないが、思い出すと泣けてくるような思い出かなと思う。良い思い出としては、やはりみんなと練習してきたのが楽しかった。最後の箱根駅伝も工藤(有生)とタスキをつなげることができたし、走り終わった後も高本(真樹)と板橋(賢吾)が迎えてくれたのは嬉しかった。(同期へ)4年間以上の思い出というか、もう家族としての思いというか。本当にずっとやってきた仲間なのでこれからも大切にしたいと思う。(監督・コーチへ)大学に呼んでいただいたのも、監督はじめスタッフのみなさんのおかげで、4年間やってこれたのも、少しずつ力をのばせたのも、しっかり面倒見ていただいて、企業でも走れる環境を作っていただいたというところには本当に感謝している。本当に熱心に面倒を見ていただいたので、この恩を今度は企業で結果として喜んでもらえるような、良い報告ができるような結果を残していきたい。(後輩へ)シード権を逃してしまったのは本当に申し訳ないが、後輩たちの力だったら、シード権からだが箱根駅伝を走るというのが目標ではなくて、トップを争う力を持っていると思うので、自信を持って、みんなは強いと伝えたい。(駒大陸上部を一言で表すと)『勝』。とにかく勝たなければいけないチームだし、負けてる駒澤は駒澤ではないと思うので、挑戦者としてでもあるが、しっかり駒大のプライドをもって『常勝軍団』と呼ばれていた頃のような強さをもう一度取り戻してほしい。(社会人の目標)大学ではあまり目立つことができなかったので、社会人になったら日本のトップクラスの選手と走り、そこで勝てるような選手に。目標としては日本選手権で優勝できるような力をつけていきたい」


◆三嶋淳司
駒澤大学付属高(東京)から駒大へ
法学部政治学科卒
「(4年間で学んだことは)『この世の中の自分に対しての不条理は、全部お前の実力不足だ』と監督に言っていただいたことが心に残っている。自分が結果を出せていないのは、監督の指導が悪いとかそういうのではなく、自分のせい。自分が何かを成し遂げたいのであれば、自分1人の力で強くなるしかないんだな、と自分の甘さを見透かされた感じだった。(駒大に入って1番良かったことは)同期はみんなキャラが濃くていい奴で、そんな仲間に会えて4年間一緒にやってこれたことが一番良かった。(同期へ)自分は一般生で、入部した時もみんなより1分くらい自己ベストが遅かったが、そんな自分を除け者にすることなく、受け入れて仲良くしてくれたので本当に感謝している。(後輩へ)駒大の4年生らしさというのはやはり、『強さ』『陸上の競技力』という感じだが、あまり見せることが出来ず、情けない先輩だったかなと思う。しかし、弱いなりに最後まで諦めずに努力する姿勢というのは、少なからず見せられたのかな、と思う。結果を残している強い子たちもこのままもっと強くなってほしいし、故障したりして結果が出ない子たちも4年間しっかり頑張れば何かしら得るものがあると思うので、頑張って欲しい。(監督・コーチへ)監督へは、強い陸上部にこんな自分を受け入れて下さって本当に感謝の言葉しか出ない。藤田さんも、自分に対して分け隔てなくアドバイスして下さいましたし、遠征とかでも助言を頂いたりしたので、本当に感謝している。(1番の思い出は)日常が1番楽しかった。特に土曜日の距離走で40キロくらい走ってから、みんなでシャワー浴びて、『ご飯どうする?』みたいな(笑) そういう日常が1番の思い出。(社会人になることへの意気込み)不動産業会に進むということで、陸上で結果を残せなかった分、会社できちんと結果を残せるように培ってきたものを発揮したい。また、自分たちの方がメンタルも強いでしょうし、今までやってきたことに自信を持っているので、しっかり結果を出せるように頑張りる。(駒大陸上部を一言で表すなら)『バケモノの巣窟』いや、『才能の巣窟』(笑)。 すごい人たちが集まっているので」


◆平山理美
星美学園(東京)から駒大へ
法学部政治学科
「(4年間をふりかえって)とても濃くて、自分の甘さを痛感する期間で、すごく充実していた。(駒大で良かったこと)大八木監督や藤田コーチ、女マネの先輩などいろいろな人として尊敬する人にたくさん出会えたこと。これからの人生の財産だと思う。(陸上部で学んだこと)いろいろなことに興味を持つこと。本当に言い表せないくらいたくさんのことを学んだ。(印象に残っていること)夏合宿。唯一みんなと同じ生活をして、みんながどういう顔つきで走っているのかなども見れる良い期間だったなと思う。4回とも違う学びや気づきがあり、自分の立場も変わるのでいろいろなことを学んだ。(印象に残っているレース)工藤(有生)くんがユニバーシアード出場を決めたとき。(同期へ)すごく良い学年に入れてもらったなと思う。みんなすごく優しいし、いろいろ迷惑をかけ、自分はマネジャーとして力不足なところもあったと思うが、何も言わず話を聞いてくれたり、『ちゃんとやれよ』って言ってくれる子もいて、良かったなと思う。(監督・コーチへ)すごく忙しい中でもたくさん気を遣っていただいて、ありがたかったなと思う。(女子マネジャーの後輩へ)女子マネには女子マネにしかできないことが絶対にあるので、それだけはしっかりやって、うまくチームのために何ができるかを考えてがんばってほしい。(駒大陸上部を一言で表すと)何だろう。『おうち』みたいな感じ。うまく言えないけど、良いところだと思う。(社会人の目標)駒澤の陸上部といって恥ずかしくないように。OGとして先輩たちとみんなを応援していけるので、しっかり働いていこうと思う。社会人として恥ずかしくないようにやっていこうと思う」


☆駒澤大学陸上競技部のご卒業生のみなさん、4年間駒大スポーツの取材にご協力いただき、誠にありがとうございました。
新天地でのご活躍を心よりお祈り申し上げます。

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