• 盟友との直接対決を制して雄叫びを挙げる主将・大塲淳矢=東洋大学朝霞グラウンドで(宮下 響撮影)

  • 中原は2つのPKを獲得。個人技が冴え、チームの攻撃を90分間牽引した

  • 攻撃の起点となるパス、セカンドボールに食いつく積極的な守備。薬真寺は攻守に存在感を放った(奥田葉月撮影)

  • 星(写真左)と伊勢(写真右)の鉄壁センターバックコンビは明大の強力アタッカー陣を封殺した

  • 高橋は大学屈指のDFである明大・岩武と激しいマッチアップを繰り広げた(増田昇悟撮影)

8年ぶりに明大撃破!矢崎が仕留め、大塲が吠えた!

[サッカー部]第23回 東京都サッカートーナメント学生系の部 決勝・対明大戦(2018年04月02日 02時57分)

第23回東京都サッカートーナメント学生系の部・決勝・対明大戦が3月31日、東洋大学朝霞キャンパスサッカー場にて行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大2−0明大

【得点者】
80分:[駒]矢崎
86分:[駒]大塲(PK)

※()内はアシスト

【メンバー】

GK 1 角井 栄太郎[4年=三浦学苑高]

DF
2 須藤 皓生[4年=駒大高] 
3 星 キョーワァン[3年=矢板中央高]
4 伊勢 渉[4年=神戸国際附高] 
5 鈴掛 涼[4年=清水桜が丘高]

MF
6 大塲 淳矢[4年=藤枝東高]
16 薬真寺 孝弥[2年=長崎総科大附高] 
10 中原 輝[4年=ルーテル学院高]
12 高田 和弥[4年=C大阪U-18](→58分 18 矢崎 一輝[2年=駒大高])

FW
9 高橋 潤哉[3年=山形ユース]
11 室町 仁紀[4年=東京Vユース](→71分 14 坂本 和雅[4年=聖和学園高])

【SUB】
GK 21 松村 優太郎[3年=長崎総科大附高]
DF 28 真下 瑞都[2年=矢板中央高]
DF 15 立花 皓之介[4年=三浦学苑高]
MF 30 横山 玄徳[3年=ジェフ千葉U-18]
FW 25 去渡 信吾[3年=日本学園高]




 準決勝で日体大を撃破し、学生系予選決勝に駒を進めた獅子吼の男たち。選手たちはこれまで初戦で敗れていたため、天皇杯予選の2戦目という新たなステージに挑んだ。そこで待ち受けたのは宿敵・明大。トップのカテゴリーでは2010年以来勝利なしの難敵であり、昨年のアミノバイタルカップではあと一歩まで迫った総理大臣杯出場も阻まれた相手だ。
 しかし、試合は思わぬ形で進むこととなる。序盤こそ相手にボールを保持されて攻め込まれたが、10分を過ぎた頃から試合の主導権は駒大へ。これまで散々ボールを回された相手に対して素速い攻撃が見事にフィット。左サイドでは中原がスピードとテクニックを生かして決定機を創出、空中戦では高橋、室町の2トップが制空権を握る展開となった。すると、24分に中原がペナルティエリア内で突破を仕掛けると、相手のハンドからPKを獲得する。これで先制かと思われたが、そう簡単にさせてくれる相手ではなかった。キッカーの中原のシュートは明大GKの長沢祐弥[4年=藤枝東高]に阻まれてしまう。先手を撃つチャンスこそ逃したものの、チームの雰囲気は落ちることなく試合は進む。前半はいい流れを持続したまま互いにスコアレスで折り返す。
 迎えた後半も波状攻撃を仕掛けながら徐々に相手を衰弱させていく展開に。ここで秋田監督が動く。日体大戦で途中出場からゴールを挙げた矢崎を投入。明大のセンターバックを務めた佐藤瑶大(2年=駒澤大高)との元チームメイト対決に挑むと、思い切りのいい飛び出しと前線からのボール奪取で攻撃に拍車をかける
。すると、80分に決定機。高橋のスルーパスに抜け出した矢崎が独走態勢に。ペナルティエリア左に進入すると、ディフェンスと周囲の「矢崎、(パス)出せ!」の声を振り切って自らシュートを放つ。これが決まって待望の先制弾をゲット。ここで終わらないのがこの日の獅子たち。84分には中原が切れ味鋭い個人技から再びPKを獲得。ボールを真っ先にセットしたのは主将の大塲だった。それもそのはず。高校時代の盟友であり、今は良きライバルである長沢との"1対1"の対決に挑んだ。緊迫した空気が流れる中で大塲が豪快に蹴り込むと、長沢にセーブされてしまう。しかしここで反則があり、審判は蹴り直しを命じると、今度はゴール右に突き刺した。1本目を止められた段階でチームメイトからキッカーの交代を打診されたが、引き下がらなかった大塲はその場で感情を爆発させた。試合はこのまま終了し、2−0で明大を8年ぶりに撃破。次戦は社会人代表のチームも混ざり、天皇杯への道はここから佳境を迎える。


◆秋田 浩一監督
「(8年ぶりに明大から勝利を挙げたが、監督としての思いは)まあ…別に…コーチ陣は喜んでいたみたいですけど、そんなに勝ってなかったかなあという感じ。ちょうどトルコ遠征に行った時に調べたらそう(8年ぶり)と言われたので。まあ去年に関して、後期は0−3で負けたけど、上手くやればという気はあった。もちろん相手の方が上手かったんだけど。やっと選手たちが自分のサッカーのやり方を、『駒澤はこうあるべきだ』というのが出てきたから多少遅くてもやれたんじゃないですかね。(攻める時間が長かったが)ボールを失わないでやろうということだったが、ゆっくりやろうというのはうちのサッカーではない。極論を言うと、外と裏と、高橋潤哉か室町の頭というところで。何がよかったかと言うと、立ち上がりの10分がダメだった中でそのあとのセカンドボールをみんなが拾えるようになってきたので、攻めの時間が長かったのだと思う(守備陣は無失点に抑えたが)まだ満足ではないですけど、今日の伊勢は段々(本調子に)戻ってきたかなというところ。これまでは淡白だったんだけど、今日は粘り強くできていた。ああやってやってくれると、キョーワァンの方も自分の場所に集中できるからいいと思う。あと、練習試合では両サイドバックに試合とは反対のサイドをやらせていた。今日は『やりたいようにやればいいよ』と言った。そのことでまたディフェンスに対する逆サイドのことが見えてきたのかもしれないけど。まあでもちょっと不満足かな、この子たちは。(矢崎が2試合連続でゴールを挙げたが、評価は)そういう狙いで出したので、狙い通りだった。シュート力があるので、思い切りもあるし。でもサッカーは90分やるものなので、まだ情けないのかなと思う。まあ、仕事をしたことに関しては素晴らしいと思う。(次戦はリーグ戦だが、どういうところを詰めていきたいか)やはりディフェンス力だと思う。攻撃は水物なので、いい時もあれば悪い時もある。今日だって中原のPKが入っていたら逆にどうなっていたかわからない。外れたおかげで締まったというのもあって…だからちょっとわかんないけど、守備力と運動量ですね。ボールと人が動くとうやり方なので、今日みたいにできればいいと思う。(天皇杯予選に向けて)やり方は同じなので、もうちょっとスピーディにできれば。もうちょっと走れるようになれば相手も嫌がると思う。学生らしく、というか駒澤らしく、走るサッカーをやりたい」

◆大塲 淳矢(法4)
「(試合を終えて)8年間明治に勝てていなかったので、率直に嬉しい。(今日意識したことは)前回の日体戦で立ち上がりが悪く相手にペースを与えてしまった。立ち上がり前に大きくやって、プレスをかけて相手にペースを持っていかれないことを意識した。後半は僕らの方が走る量が多く自ずと自分たちのペースになるので、前半0-0で後半勝負だと意識した。(かなり主導権を握っていたと思うが)実際球際の部分や局面の部分で自分たちの方が勝ちたい気持ちが強かったのかなという印象が強い。球際で勝てていたので、大きく相手の裏に(ボールが)いったとき、僕たちが先に触ったりしてペースは動いていたと思う。(得点はなかなか入らなかったが)焦りはなかった。前半PKを外したが、僕たちは前半0-0でいいとやっているので、もし取れたらもうけものぐらいの気持ちでやって。(中原)輝は責任を感じていたが、PKを外しても全然気にしなかった。後半になって立ち上がり少しペースを取られたが、それでも失点しないでいれば自分たちのペースになるとわかっていたので、焦りは全くなかった。(キャプテンとしてよく声をかけていたが)キャプテンがチームの指針になるのはもちろん当たり前のこと。自分が1番駒大が目指すサッカーをしなければいけないし、そういう方向に後輩やチームメイトを引っ張っていかないといいチームにはならない。声を出すことは常に意識している。(相手のGKが高校の同期だったが)今週も遊びに行ったぐらい仲が良い。今関東1部でコンスタントに出ているのは自分と長澤だけなので、1番のライバルと意識はしているし、やり直しだがPKも決められて良かった。(前半から積極的にシュートを狙っていたが)僕たちのところ(ボランチ)からシュートを打っていくことがこちらがペースを取ることにもなるし、シュートで終わらずにサイドにつけて奪われたりしたらなかなかこっちのペースに持っていけない。シュートで終わったり、クロス上げきって終わるというのはチーム全体として意識はしていた。(学生の部を突破し、次のステージに進んだが)本選に出てプロを倒して日本のサッカーを変えると監督がいつも言っている。ここまで来れたのは大きいが、本当の勝負はリーグ戦。来週の開幕戦の法政戦に照準を合わせ、全てを開幕戦にかけていきたい。(日本のサッカーを変えるとは)今の日本は上手いことが素晴らしいとされているが、頑張って、走った方が強いんだぞと。僕たちが本選に出てプロに勝ったらメディアとかも取り上げてくれる。僕たちは上手い集団ではないので、気持ちの部分で勝てるんだぞと見せていきたい」

◆伊勢 渉(法4)
「(試合を振り返って)リーグ戦一週間前で相手も明治だったのでチャレンジャーとして明治を食ってやろうという気持ちでみんなでのぞんだ。その結果2-0ということになって本当によかった。(自分の持ち味である競り合いは)勝っている時に相手のでかい人が2人ぐらい入ってきて、そこで何回かかぶるシーンがあった。相手のポイントのところにもっと強く行けないともっと強い相手が出てくるので、おごることなく、練習からしっかりやっていきたいと思う。(無失点だったがディフェンスラインとの連携は)まだちょっとラインは自分が下がったりする場面もあったが、強気でラインをあげて。やはり前半にぬるく入ることが失点に繋がるということが日体戦でもあったので、前半相手を0におさえたら後半走りで勝てるので、そういう部分で入りをしっかりしようとみんなで話していた。(新キーパーとの連携は)練習の紅白戦などそれを入れたら新チーム始まってから結構練習を重ねてこれている。そういった部分ではあまり心配はなかった。(コーナーキックなども積極的に出ていたが)コーナーキックがいっぱいある中で、1本取れたら大きいので積極的に攻めていった。(今後の試合に向けて)一週間後はリーグ戦なので、そこで勝とうとみんなで話をしている。初戦はやはり大事で、相手も法政なのでそういう相手に勝てるようにしたい」

◆星 キョーワァン(法3)
「(今日の試合を振り返って)前回の日体大戦の公式戦の初戦というのが、立ち上がりというか前半固かったので立ち上がりも良くなかった。今日は立ち上がり集中して入ればいけるという、みんなの統一意識があったので、みんなで立ち上がり集中していこうという風に入った。(守備で意識していたところは)相手のツートップの18番と20番が速くて、どちらか引いてどちらかが裏抜けてくるというような感じだったので、裏走られたときにラインを下げすぎずに、走られるタイミングを合わせて最後ボールのところにいこうと意識していた。(得点が出るまでどんな声かけがあったか)セットプレーや自分らがチャンスがあって、ショートカウンターで攻められる部分もあったので、とにかくそういう試合こそ後ろはゼロでいこうという話はしていたので、集中は切らさずバックラインで声をかけて、ラインを高く保つのも意識しながらやれたので、そこはリーグ戦につながるかなと思う。(明大相手に完封勝利を収めたが)8年くらい勝てていなかったらしいので、みんなが『倒すぞ』という意識があった。そういう勝利への執着心というか、今年は『一戦一勝』というチームのテーマがあって、その通りみんなチームの気持ちがひとつになって最後まで諦めずにやれたのが良かったかなと思う。(今後は)今年は『一戦一勝』で日本一をとることが目標なので、まずはリーグ戦しっかり開幕から、今日のように自分たちのサッカーをやれば絶対どこにも勝てると思うので、自分たちのサッカーをしっかり徹底してその中で大臣杯に出場して、インカレに出場して今年は駒澤の年にしたい」

◆矢崎 一輝(営2)
「(試合全体を振り返って)前半から案外プレスなどはハマっていて、明治大学が嫌がるようなプレーが出来ていた。(ベンチから見ていて)前半いい流れだったので、後半で自分が入って悪い流れにしてしまったり、したら嫌だなという思いで入ったが、点を決めてやろうという思いで入った(得点シーンについて)じゅんやくんがボールを持った瞬間に前のスペースが空いたと思ったので、そこに走って呼び込んだらいいボールが来たので、後は決めるだけでした。(2試合連続得点については)やはりまだ監督やコーチから信頼というものがまだ足りないと思う。結果を残さないと信用はされないと思うので点を決めたりチームのためを意識してやれて点を取れたのが良かった。(明大22番佐藤選手について)先週の月曜日にも遊んで「来週戦うね」とも言っていた。去年に1年生のうちに戦おうと言っていてそれは叶わなかったが、今年それが出来て明治大に負けたくないという想いはあったので、勝てたのは良かった。(明治大には久々の勝利という事ですが)聞きました。でも一戦一勝というスローガンがあるので、それを達成できたことは良かったかなと思う。(次の試合に向けての一言)天皇杯予選は次(の試合)は社会人だが、その前にリーグ戦がある。やはり一戦一勝という目標があるのでそこに向かってここで謙虚になって驕らずにやれば、勝てると思うので、そうやっていきたいと思う。(ゴールへの嗅覚などは)自分自身そんなに点を取って来たイメージは無いが、点を取るという気持ちで点が取れてるのかな、と思う。(試合に出た時はゴールを意識しているか)チームを助けるというか、アシストとゴールは意識している」

◆薬真寺 孝弥(市2)
「(今日の試合を振り返って)自分は守備をしっかりやろうと思っていたので、いつもよりは出来たと思う。(セカンドボールに意識はしていたか)していた(ボランチの連携)大葉選手が後ろで、自分が攻撃主体という感じだったので、得点に絡めたらいいなということは考えていた。(縦へのパスについて)自分はパスはできる方だと思うので、自分の出したパスで点が取れれば良いなと思っていた。(矢崎が活躍する中での刺激)同じ学年というのもあるが、チームがその点で買ってくれるので自分が点を取らなくても得点に絡めれば良いなと思う。(自身として去年に比べて変わったこと)去年は遠慮していたところがあった。今年は先輩方がみんな優しく、遠慮をすることなくいろいろなことができるので、そこは変わったかなと思う。(やりたいこととは)去年だとビビっていたのもあり、固くなっていたので、何も出来なかった。今年は好きにやって良いという感じで、基本のベースはあるが、それ以外の事は自分の思った通りにやれるというのが大きい。(同じ高校の後輩について)自分たちが入った時は先輩方に優しくしてもらったので、自分も出来るだけ優しくしてあげられたら良いなと思う。(一緒にプレーすることについて)楽しみですし、東京国際大学に宇高魁斗という同級生がいて、魁斗とも選抜などに自分が入って一緒にプレーが出来たらなと思う。(次の試合に向けて)次はリーグ戦なので、リーグ戦もこの流れに乗って勝ち続けられればなと思う」

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