• 冷静な試合運びで勝利、来季も期待されている英=国立代々木競技場第二体育館で(佐藤佑樹撮影)

  • 気迫あふれるプレーをした中村兄弟

  • リーグ戦後、笑顔で集合した駒大の選手たち

惜敗も後輩に残した1部の舞台

[卓球部]秋季関東学生リーグ1部・法大戦(2014年09月12日 15時58分)

秋季関東学生リーグ1部・法大戦が9月11日、国立競技場代々木第二体育館で行われた。結果は以下の通り。

駒大1-4法大☆
○英 稔史(営2)3-2南波●
●松田尚樹(営1)2-3鹿谷○
●鈴木大地(営4)1-3村井○
●中村謙吾(法4)、中村祥吾(法4)組0-3鹿谷、尾留川組○
●染谷凌平(経2)0-3尾留川○

リーグ最終日は法大と対戦。昨日に続き1番手・英が、壮絶な打ち合いも打ち負けずフルセットで勝利をあげ勢いをつける。2番手・松田も気迫あるプレーでポイントを積み上げていくが、粘り強いプレーをする相手に苦戦し敗戦。続く3番手・鈴木も巧みなプレーと力のあるドライブを終始繰り出すも相手を倒すことはできなかった。その後、ダブルス、シングルスともにストレート負けを喫し、秋リーグ最終戦を勝利で終わることができなかった。

【関東学生リーグ男子1部最終結果】

1位 明 大   7勝
2位 早 大  5勝2敗
3位 中 大  5勝2敗
4位 専 大  4勝3敗
5位 法 大  3勝4敗
6位 駒 大  2勝5敗
7位 日 大  2勝5敗
8位 筑波大   7敗

 勝敗が同じチームは直接対決の勝者が上位になる。7位は2部2位と入替戦が行われ、8位は2部へ降格。

◆長崎隆志監督
「(今日は)来季のためにも最後勝たないといけないと思っていた。昨日の良い流れをいかしてなんとか勝ちたかった。松田、鈴木が負けたのが残念。そのあと盛り返してほしかった。英も苦しい中よく耐えて勝ってくれた。(秋季リーグは)今季も後半までよく耐えてくれた。英が今大会一番印象に残っている。良い場面で勝ってくれた。来季にもつながる。(新チームは)主力の4年生が抜けるので部内の競争を激しくして、「俺がやるぞ」という存在が出てきてくれることを期待している。(これからの目標は)リーグ1部を維持すること。上位にアタックできるようにひたむきにやる」

◆大場崇志主将
「(リーグ戦を振り返って)最後は勝って終わりたかったが、今日負けてしまい残念。全体を振り返って、去年入れ替え戦で勝って先輩が1部の舞台を残してくれて、それを残せたのでとりあえず今は一安心しています。(4年間を振り返って)1年生の時は勢いでやってたけど、徐々に大学の雰囲気に慣れるにつれて自分に甘さが出てきた。(主将として)3年の後半から主将を任せてもらって、色んな経験をさせて頂いて、自分でチームをまとめるというのは難しかったですし、でもそれが逆に自分の使命だと思ってやっていたので、4年生は充実した時間を過ごせました。(うれしかったことは)去年の秋リーグの入れ替え戦で自分も試合の1週間前くらいに怪我をして出れなくなってしまった中で、同級生の頑張りがあって1部に残れたというのは自分が試合に勝つ以上にうれしかったです。(イチオシの後輩は)水野ですね。自分が悩んでる時に話しかけてきてくれて、話を聞いてくれて、僕との距離が1番近くて色んな話ができたので。卓球の方もこれから自分に厳しくやっていってもらいたいと思っています。(同期へ)自分がチームをまとめて、陰ながら支えてくれて、試合に出て勝ち星を挙げてくれたりしたのが同級生は多かったので、試合に出れなくても応援してくれたりとか、悩みを聞いてくれたりとか、何かするときに協力してくれたりっていうのが多かったので、ありがとうと言いたいです。(新チームへ)新しい風が吹いて、新しい状況になるので、積極的に色々やっていけば結果が出ると思うので後輩にはこれからまた頑張って
いってもらいたいと思います」

◆鈴木大地副主将
「(リーグ戦が終わって)いつもは終わった後に来季のことを考えて不安や緊張があるけれど、今は解放感が強い。(4年間は)入った当初は卓球に対してあまりモチベーションも高くなくて試合に出ても負けることが多かったけれど、途中できっかけがあって卓球に対するモチベーションも上がった。今は成果が出てきて、その時のきっかけがなかったらこういう成果もなかったと思うので4年間頑張ってきてよかった。(駒大卓球部でよかったことは)人数がほかの大学よりも多くて応援も大きくて力強いと思うし、卓球も戦型も多くていろいろなキャラの人がいて4年間楽しく過ごせた。(うれしかったこと)リーグ戦で予想以上に勝てたこと。全部で21勝したけれどその21勝は全部うれしかった。(悔しかったこと)去年の入れ替え戦で力になれなかったこと。チームは勝てたけど自分の力で勝たせたかった。(副将として)自分はどちらかというと1年生の時から自由にやらせてもらっていて副将になっても自由にやってきた。副将になってからはチームのことを見るようになってきたけれど、自由にやらせてもらいました。(エースとして)練習中は気にせず思った通りに練習できたけれど、試合の時は自分が勝たないとチームも勝てないという意識を持って試合に臨んだ。(後輩に残せたことは)1部の舞台。特別な舞台だと思うので来季の春も1部で戦えるという最低限のものを残せたと思うのでみんなに来季頑張ってほしい。(一押しの後輩は)松田。練習の取り組みの意識も練習の量もチームでずば抜けていると思うので、高い意識を4年間持ってやれば彼の目標も達成できると思うので頑張ってほしい。(同期へ)主力としてみんな頑張っていて、ひとりひとり個性が強くてまとまりはあまり良くなかったかもしれないけれど、一致団結した時に強い力が生まれたと思う。(新チームへ)駒沢の取り組みを試合で出すことができれば結果は出ると思うので、自信を持ってプレーしてほしい。(駒大卓球部とは)自由に卓球ができるところ。この4年間が1番卓球人生で強くなったと思うけれど、自由にやらせてもらえたおかげ。だから自由にやらせてもらえた場所です」

◆佐伯純哉副主将
「(リーグ戦が終わって)昨日、日大に勝って、入れ替え戦にまわらなかったことが素直にほっとしている。(4年間は)自分は目立った成績は残すことはできなかったけれど、4年間続けてきたからこそ素晴らしい仲間や、先輩後輩たちに巡り会うことができて本当に良かった。2年生から3年生にかけての1年間ぐらい卓球にモチベーションが上がらなくて、先輩から厳しいことをいろいろ言われたけれど、今思うと自分のためを思って言ってくれていたので、先輩たちにはすごく感謝している。(駒大卓球部でよかったことは)プライベートでは先輩後輩関係なく、仲良く普段過ごしていて、普段の仲の良さが団体戦の時のチーム力につながっているのではないかと思う。(副将として)すごく勉強になったのはチームをまとめるのはすごく大変だなと思った。(うれしかったこと)4年生の全日学予選の2回戦で負けてしまったこと。4年間であんなに応援してくれたのは初めてあった。結果は負けてしまったけれど、今でもその時のことは鮮明に覚えています。(一押しの後輩は)渡部。戦型が同じということもあるけれど、普段の練習はすごく真面目にやっていて、試合の時はすごくガッツがあって、彼から学ぶところはたくさんあると思う。(同期へ)卓球が弱い自分でも、いっぱいご飯を食べに行ったり遊んでくれたり、練習に付き合ってもらったりと本当に4年間ありがとうございました。(新チームへ)今は4年生がリーグ戦に主体で出ていて、来季から今まで以上に厳しい試合がたくさんあると思うけれど、駒沢の持ち味であるチーム力を活かしてなんとか1部優勝をつかみに行ってほしいと思います」

◆刑部康生主務
「(リーグ戦が終わって)最後の試合はあまり雰囲気が良くなくて負けてしまったけれど、昨日のいい流れが駒沢の1番いい面を出せて勝った試合。駒沢のいいところはやっぱり団結力、結束力。それが強く感じられたと思った。(4年間は)正直やめたい時とかもあったけれど、たくさんの人が支えてくれて、それがあったからこそやめないで今もいられた。あとは4年生になって主務をやらせてもらって、学ぶことがあった。1番思うのは駒沢でよかったと思います。(主務として)監督との距離がすごく近くなったというのが第一で、いい意味でも悪い意味でも監督と仲良くさせてもらったことが自分の中ですごくプラスになった。大人の人と話したり、自分のやらなくてはいけないこと、当たり前のことを当たり前にやるというものを学ばせてもらった。(うれしかったこと)1回もベンチメンバーに入ったことがなかったけれど、最後は主務としてベンチでひとつになって、チームを支えられたこと。(悔しかったこと)腐ってしまった時期があったこと。腐ってしまった時期があったということが悔しい。(印象に残っている試合)2年生の時の東京選手権のダブルスの予選。勝てて代表になった試合。監督に負けたら引退と言われていて、このままではまずいと思って大会の1週間前からすごく頑張って練習した。パートナーの塚本と1週間頑張っていたのもあって、いい緊張感で試合ができた。 (一押しの後輩は)佐々木。高校の後輩でどの大学から見ても、チーム内から見ても一目置かれる存在で、1年生の時からリーグ戦にも出ていた。今は出ていないけれど、最後の1年は彼にもいろいろと思うことはあると思うので後輩として頑張ってほしい。(同期へ)正直プライベートでも仲がいいかと言われたらそんなに仲はよくなかったのかなと思うけど、逆に一人一人が自分自身を曲げずに伸ばしていったからこそ今回のように2部に落ちそうになっても自分たちの役割を果たすことができて、結果1部に残ることができた。(新チームへ)来季からはもっと厳しい戦いになると思うけれど、ベンチ外のメンバーに頑張ってほしいと思う」

◆根本一城
「(リーグ戦を振り返って)最後のリーグ戦でとりあえず1部残留できてホッとしています。(4年間は)自分の中で結構悩んでいた時期とかあったが、練習場に行くとチームメイトに会えて、毎日練習して、練習以外の所でも一緒にバカやったり、そういう何気ないことがとても楽しくて幸せでした。(うれしかったことは)入れ替え戦で勝ったこと。埼工大とで、先輩方のためにも勝たなければいけないところで順番がきて、なんとか3対2で勝てて、結果チームとしてもギリギリのところで勝って繋げられたので、それが本当にうれしかったです。僕はいつも「ここぞ」って時に順番が回ってくることが多かったので、そこで周りの期待に応えられた時はうれしかったです。(辛かったことは)逆に必要な時に勝ち星を挙げられなかった時は辛かった。でもだからこそ毎日の練習を頑張れたので良かった。(イチオシの後輩は)決められないです。みんなそれぞれ個性があっていい子達なので、全員です。(同期へ)僕が悩んだりしている時に側にいてくれるのは同期だったし、同期のみんながいたからここまで来れたので感謝の気持ちでいっぱいです。(新チームへ)これからは3年生が主体となってやっていくので3年には頑張ってもらいたいし、1、2年生はそれをサポートしてあげてほしい。あとは1日1日を無駄にせず大切に過ごしてほしいです」

◆中村祥吾
「(リーグ戦が終わって)最終戦で負けてしまったけれど、筑波戦と日大戦で勝てたことが、駒沢の団結力が出ていい結果につながった。応援してくれたベンチ外のメンバーにも感謝したいです。(4年間は)悔いが残ってしまった時もあるけれど、試合を通して自分が成長できたということもあったと思うので、この4年生と一緒に1部でやれたことにうれしく思います。(駒大卓球部でよかったことは)人数が多くて、駒沢にしかない応援の力強さ。(うれしかったこと)自分が入れ替え戦で最後に勝てたこと。誇りに思うし、入れ替え戦があったからこそこのチームで戦えたと思う。(印象に残っている試合は)入れ替え戦の埼工大戦でダブルスとシングルスで勝てたこと。この入れ替え戦で勝ったことがきっかけで駒沢の力が出たと思う。(最上級生として)試合に出るにつれてプレッシャーも相当あったけれど最後に笑顔で終われるように必死で頑張ってきたので、1番きつかったけれど1部に残ることができてよかった。(後輩たちに残せたこと)最後に1部に残せてよかったと思うし、4年生が抜けても1部に残れるように頑張ってほしい。相当厳しい試合になると思うけど駒沢の団結力や努力で上位も狙えると思うので頑張ってほしい。(一押しの後輩は)渡部。1年生で全日学もシングルスで出ているし、メンタルも強いほうだと思うので、思い切りの良さに期待している。(同期へ)一緒に同期としてやれてよかったと思うし、最後まで誰も欠けないで卓球ができたことがうれしく思います。(新チームへ)駒沢のチーム力を忘れずにやってもらいたいです」

◆中村謙吾
「(リーグ戦を振り返って)法大戦では相手の勢いがすごくて向かっていくことしかできなかったけど、ダブルスがなかなかペースが掴めず負けてしまった。最後勝つことができなかったが、このチームでやれてうれしく思います。(4年間を振り返って)1年の時はこのチームで4年間やっていけるかっていう不安もあったし、同期には色々悩んだ時、助け合ってやってこれて、リーグ戦で1部残留できて良かったです。(うれしかったことは)去年の入れ替え戦で勝てて貢献できたこと。その時勝てたから4年生でも1部で試合ができたのでうれしく思います。(悔しかったことは)4年生の最後のリーグ戦の試合で負けてしまったのが1番悔しいです。(後輩に残せたことは)練習に参加して諦めないで努力すればこうやって1部残留できる。最上級生としての気持ちは後輩にも伝わったと思う。(イチオシの後輩は)3年生でベンチメンバーに入っていた内山君と関村君には頑張ってほしいと思います。(同期へ)駒大でやってきたことは忘れないで、駒大でしか味わえない気持ちだったり経験だったりがあると思うので、そういうのを忘れないで社会人になっても頑張ってほしい。(新チームへ)4年生の力は大きかったと思うけど、後輩はみんな強い子が多いので、感謝の気持ちを持ってやれば結果はついてくると思うので頑張ってほしい」

◆小島 渡
「(秋リーグ戦は)1部に残れたのは良かった。後輩たちに1部という舞台を残せたのは最上級生として良かった。自分が活躍したかったなという気持ちもあった。(4年間は)役職もついていなく自分勝手にやらせてもらっていたが、なかなか4年間突っ走ることができなかった。もうちょっとできたかなと。(悔しかったことは)今でも忘れないが2年の関東学生のランク決定戦で負けてしまったこと。あの1本が決めていればと思い返す。(嬉しかったことは)4年生の最後で、シングルス、ダブルスともに全日学の予選を通ったこと。リーグ戦デビュー戦も嬉しかった。緊張したことを今でも鮮明に覚えています。(駒大卓球部の自分は)みんな仲良くてくれて、他の大学のなかでの自分は想像できないし、駒大卓球部だという誇りがあります。(後輩たちに)後悔がないように今を頑張れ。(期待する後輩は)
松田。みんなが認める来季のエース。練習もひたむきで卓球に向き合っている。常に向上心がある。村上も。いま、ベンチ落ちてなかなか難しい時期だが頑張ってほしい。(同期へ)なんだかんだこの同期だからここまで頑張ってこれた。キャプテンの大場、副キャプテンを含め同期には感謝したい。(新チームに向けて一言)これから厳しい戦いになると思うが日々努力してチャンスをつかんでほしい」

◆川合田尚人
「(秋リーグは)他大学も強いので最初はどうなるかと思いましたが日頃の厳しい練習や合宿などを乗り越えてきたのでチーム力があったのではないかと感じる。(4年間は)引退が決まってから思うとあっという間だった。(嬉しかったことは)自分は試合にでる人間ではないので同期が試合で勝ってくれることが自分のことのように嬉しかった。一緒にしんどいことを乗り越えてきたので。(駒大卓球部は)学年関係なくつながりが強い。スポーツ推薦ではない自分に、先輩方をはじめ後輩も分け隔てなく優しく接していただいたり、仲良くしてくれた。こういう状況で卓球ができたことは良かった。(後輩に)一つがやるときはやる。抜くときは抜く。楽しむときは楽しむ。あと、自分は成績を残せていた人間ではなかったが、そのなかで記録よりも記憶に残る人もいるんだよ、別の生き方といいますか、そういうものが示せたのかなと思う。(同期へ)苦しい練習とかも一緒にやってこれて良かった。感謝です。(新チームに)主力の4年が抜けて春は今よりも厳しい戦いになると思うがどんなときも前向きにポジティブに頑張ってほしい。暗くなってへこむことが一番嫌いなので。1年から3年までなかなかポンコツですけどいいものもったやつはいっぱいいるのでいい結果がでることを期待している。(一押しの後輩は)3年の佐々木。一年の時リーグ戦で活躍してここ2、3年でちょっとくすぶってるがポテンシャルも高いし人間もできているので最上級生として持ち前のガッツでチームを鼓舞していってほしい」



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