• 延長10回、3連打を浴びて2失点した井口=神宮球場で(山本春煕撮影)

  • 6回、一時同点となる中越適時三塁打を放った戸柱

優勝消滅、井口力投も延長戦で力尽く

[硬式野球部]東都大学野球1部秋季リーグ対中大1回戦(2012年10月17日 18時49分)

 東都大学硬式野球1部秋季リーグ対中大1回戦が10月17日、神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

中 大 000 020 000 2 4
駒 大 000 011 000 0 2

(7)中 谷 400
(8)小 林 320
(5)下 川 411
(6)白 崎 310
(9)江 越 300
(3)福 山 410
DH齋 藤 200
RD藤 原 000
HD柳 原 100
(2)戸 柱 411
(4)山 口 310
4 砂 川 110
     計3282

▽二塁打=山口
▽三塁打=戸柱

     回 打安責
●井 口 10 43114

 先発・井口拓皓(経4)は5回、3連打で2点を先制される。打線は6回、四球と犠打で走者を二塁まで進めると、下川知弥(営2)が中前適時打を放ち1点を返す。続く7回、2死二塁の場面で戸柱恭孝(経4)の中越適時三塁打で同点に追い付く。9回にも2死三塁の好機を作るが決めきれず延長戦へ。10回表、井口は先頭打者に出塁を許すと続く打者に左中間越適時三塁打を放たれる。さらに右前適時打を浴び、3連打で2点を献上し決勝点に。チームはこのまま敗れ優勝の可能性が消滅した。

◆西村亮監督
「(今日は)9回に1本が出ていればサヨナラ勝ちだったし、最後は良く粘った。(今季は)優勝争いを最後までできたことが収穫。(選手の成長は)エラーで崩れたり、春のようなミスは無くなってきた。普段の練習の中でも切羽詰まった場面でどんなプレーができるかをイメージして。少ないチャンスをものにできるか、そこが大事。やっぱり守りをしっかりしないと。(守備は)まだまだ危ないプレーもある。今日も最後に白崎にエラーが出たし、そういうところ。あのような緊迫した場面で出てしまうというのはチームとしても良くない。(次戦は)負けより、勝って終わりたい」

◆小林勇登主将(経4)
「(今日は)まだ整理がついてないからなんとも言えない。(鍵谷投手は)打ちたいなと思っていたので、そこは打ててよかった。(島袋投手は)良いピッチャー。やっぱりそう簡単には打てなかった。(首位打者は)特に気にしていない。(優勝は無くなったが)そこはもうしょうがないかな、と」

◆井口拓皓
「(今日は)悔しい。最後の最後で今日みたいなだらしない投球をしてしまって申し訳ない。(延長戦だったが)疲れは無い。完全に力不足。(久々に均衡した試合で)負けられない試合だった。でも、なかなか緊迫した試合の中で投げれることも少ないし、その中で投げるのは楽しかった。(明日からは)変わらず、変に落ち込む必要はない。切り替えるのは難しいけど良い終わり方ができるように。ここからボロボロ落とせないし、締まった試合をしたい」

◆戸柱泰孝
「(7回の適時打は)とにかく後ろにつなごうと思って。(球種は)ストレート、越えるかなと。(ガッツポーズは)優勝もかかっていたので熱くなっていました。(井口は)いつもより入りが良かったから上手くいくかなと思ったけど、そう簡単にはいかないのが東都の怖さ。(島袋対策は)ストレートが速いのでセンターに打ち返していこうと。(今季最終週だが)2連勝で優勝につなげたかったが負けてしまったので、勝ち点をとって卒引退しようと話していた。(明日は)また全員の力で勝てるように頑張っていきたい」

◆山口修平(市1)
「(リーグ戦初スタメンは)昨日の夜聞いて、緊張した。4年生には色々教えてもらえたから試合にも勝ちたかった。(優勝が消滅したが)ちょっと足を引っ張ってしまって、4年生と一緒にできる期間は短いし勝てなかったのは本当に悔しい。(6回の二塁打は)とにかくきたボールを打った。いいところに打てたので良かったが、塁を飛び出してタッチアウトになったときの失敗は本当に反省。(次戦は)4年の引退でこのまま負けて終わるのは嫌なので、この後の試合は勝って良い雰囲気で4年生を送り出したい」


※また、twitterでも試合の速報をしています。併せてご利用ください。(@koma_baseball)

 なお、次戦・中大戦1回戦は10月18日、13:00から神宮球場で行われる予定。

■神宮球場へのアクセス
JR中央線「信濃町」駅、「千駄ヶ谷」駅から徒歩15分
地下鉄銀座線「外苑前」駅から徒歩5分
大江戸線「国立競技場」駅A2出口から徒歩10分

発行冊子最新号一覧背景(左)

硬式野球部の前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)
発行冊子最新号一覧背景(左)

前後のニュース

発行冊子最新号一覧背景(右)