• 5回1失点と粘りの投球を見せた栗林=神宮球場で(池田初撮影)

  • チームが3安打に抑えられるなか福山は2安打を放った(松井智子撮影)

今季初の完封負け、リーグ3位で閉幕

[硬式野球部]東都大学野球1部秋季リーグ対中大2回戦(2012年10月19日 21時10分)

 東都大学硬式野球1部秋季リーグ対中大2回戦が10月19日、神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大 000 000 000 0
中 大 000 100 00× 1

(7)中 谷 400
(8)小 林 300
PH山 口 100
(5)下 川 400
(6)白 崎 300
(9)江 越 300
(3)福 山 320
DH齋 藤 300
(2)戸 柱 310
(4)砂 川 300
     計3030

▽二塁打=福山、戸柱

      回 打安責
●栗林 5 2/3 2751
 今永 2 1/3 700

 先発・栗林駿一(経4)は4回、死球で走者を出すと2死から連打を浴び先制を許す。打線は5回、先頭打者・福山亮(経2)が左前二塁打で出塁し好機を作るが、後続が凡退し得点できず。6回2死一、二塁から継投した今永昇太(経1)は好投を見せ相手打線を抑えた。流れを引き寄せたいところだが、8回に戸柱泰孝(現4)が左前二塁打を放つに留まった。今季好調の打線が3安打で零封に抑えられ、最終カードを勝利で飾ることはできず3位で幕を閉じた。

◆西村亮監督
「(今季は)みんな集中力を持ってやれていた。もう少し。亜細亜との差は投手力とディフェンス力。そこを鍛えていかないとトップはとれない。(春からは)成長している。このチームはもう終わりだけど、良いところは後輩たちにに引き継いで改善しなきゃいけないことは改善していきたい。結果は徐々に上がってきてはいるがそれで満足はできない。突き詰めなきゃいけないところはまだまだある。(監督に就任してから)春はそれなりの力はあると思ったけど、我慢強さ、粘り強さ、よく言われる駒大野球というのが薄れていると思った。そこをできればもう少し違った野球ができると思う。(打つチームのイメージになったが)でも結局は良いピッチャーから点をとったり、打てなくても点をとるようにしなければ」

◆小林勇登主将(経4)
「(今日は)先に1点とられてしまったのが大きい。少ないチャンスをものに出来なかった。(首位打者もかかるなかで)そこはまだわからないので、特に気にせずいつも通り試合に臨んだ。(今季は)初めて優勝争いに絡む戦いができたことは良かった。後輩たちには良い経験をしてもらえたと思うけど、今後はこれをさらに越えていってほしい。(4年間を終えて)長かったようで終わってみればあっという間だったな、と。(主将として)チームに迷惑しかかけていないような気がするけど、ついてきてくれたみんなに感謝。(後輩たちには)何事も諦めずに頑張っていってほしい」

◆井口拓皓(経4)
「(4年間は)うまく言えないが、いろんな人に出会えて、たくさんのことを教えてもらった。(4年生としての1年間は)立場も違ってくるので引っ張っていかなくてはと思って、4年間では1番きつい1年間だった。(ラストシーズンは)監督が代わって1からのスタートではあったが、常に4年生らしく、エースらしく引っ張っていこうと。(東都の一部は)厳しいところだが、やりがいがあって自分を試せる場所だった。(後輩には)1部にい続けてもらいたいし、思い切って野球をやってほしい」

◆白崎浩之(法4)
「(今日は)やっぱり野球って難しいな、と。こういう展開でも勝たないといけないけどチームでできなかった。(4番として)最後の1本を課題にやってきたが、それがもう1つクリアできなかった。(守備は)春はだめだったので、秋は絶対にしないと思っていた。昨日も集中を切らさずにやっていればエラーはしなかったと思うが、弱さが出てしまった。(4年間は)4年生まで成績を残せなくて。春は賞をもらって秋も優勝に近づいたけど、最後の1本が亜細亜とかとはまだチーム力として違う。(ラストシーズンは)本当に優勝してやろうと。そこを目指してみんなでしっかりできたことは大きな財産」

◆戸柱泰孝
(今日は)勝って終わりたかった。(栗林は)調子は良くなかったが、みんなでカバーして最小失点に抑える事が出来た。4回のピンチでは、4年間やってきた事を出しきれと言った。(今永は)気持ちのこもったボールを投げてくれた。(二塁打も放ったが)追いつきたかったのでチャンスを作れて良かった。相手も勝ちに行くという気持ちが伝わってきた。(後輩には)優勝してもらいたい。下に落ちる事は気にしないでやって欲しい」

◆栗林駿一
「(今日は)勝ってもう一試合つくって後輩に出て欲しかった。情けないピッチングだった。(先発を言われたのは)一回戦の後に戸柱から。(戸柱からは)いつも通り変わらずに、と。(4回は)自分のフォアボールからで、悪い自分が出てしまった。本当に情けないピッチング。(先発だったが)自分自身変わらずにやろうと。納得できるようにやろうって」

◆福山亮
「(今日は)あと1試合やりたかったので残念。(2安打だが)なんとか勝ちたいという気持ちが結果に出たので良かった。(4年生が最後だったが)4年生には本当にいろいろお世話になった。(今季の課題は)あと1本が出なかった。これからはそこのあと1本を目指してやっていきたい。(来季に向けて)主力に2年生が多いので、来年は引っ張っていけるように冬は頑張りたい。やるからには残留とかを考えるのではなく優勝を目指したい」

◆今永昇太
「これで四年生が引退というのは実感が沸かない。また明日からも4年生と一緒に練習するんじゃないかという気持ち。今日は戸柱さんとの最後のバッテリーで最後くらい戸柱さんのミットめがけて何も考えずに投げた。(今日は)優勝の可能性がなくなってはいたがマイナスな気持ちにならずもう何も考えずに気持ちで向かっていった。来年からは学年も上がり今までとは違った責任感も出てくるのでもっと成長して勝ちたい。(井口には)調整であったり技術を教えてもらった。井口さんに教えてもらったことはだいたいノートに書いてありますが実際に引退となると心に穴が空いたような感じ。(今後は)周りから頼られる存在になりたい」

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