• S6高野に駆け寄るチームメイト=駒大テニスコートで(小野沢権悟撮影)

  • 4年生D1中野・森下が力を見せる

チーム力を発揮し2部残留!

[硬式テニス部]関東大学テニスリーグ【男子】入替戦・筑波大戦(2012年09月23日 01時18分)

関東大学テニスリーグ【男子】入替戦・筑波大戦が9月22日、駒大テニスコートで行われた。結果は以下の通り。

トータル ☆駒 大6―3筑波大

D1 ○中野・森下2(7−5、2−6、6−4)1竹中・吉開●
D2 ○坂口・佐粧2(6−3、6−3)0清水・尊田●
D3 ●遠藤・尾形0(2−6、4−6)2石井・豊野○
S1 ●竹内雄太郎0(0−6、2−6)2竹中健矢○
S2 ●目黒優貴1(0−6、7−6[5]、2−6)2石井靖晃○
S3 ○栗原悠輔2(6−3、7−6[9])0吉開健太●
S4 ○坂口雄大2(6−2、6−2)0尊田海司●
S5 ○尾形勇輔2(6−0、6−2)0豊野拓也●
S6 ○高野健一2(6−4、5−7、7−5)1柏木俊紀●

 緊迫した雰囲気に包まれた入替戦、3部1位の筑波大と対戦した。ダブルスではD2坂口・佐粧の安定したストロークに加えセカンドセットには佐粧のサーブが要所で冴え1勝をあげる。D1中野・森下は苦戦を強いられファイナルセットまで縺れ込むが、激しい打ち合いを見事制し2勝目をあげ、勢いづいたまま2−1で前半を折り返す。
 後半、S5尾形は相手を左右に振るストロークで相手を突き放し快勝すると、S4坂口もライン際を突くショットで相手を揺さぶり、ゲームポイントを与えるも4勝目をあげる。残り1勝が欲しい駒大は、S6高野が1年生にして奮闘する。長いラリーが続き競り合う中でセカンドセットを奪われるが、必死にボールに食らいつき苦しい場面を乗り越え見事勝利。チームの残留を決めチームメイトが駆け寄り、喜びを爆発させた。

◆江口淳一監督
「(今日は)良かった。D1の4年生が勝てたことがチームに勢いを付けた。(4年生に向けて)お疲れ様です。2部最下位だったが、ここまで競れたリーグは初めてだった。スター選手がいない分、チーム力が目立った。(次の代に向け)絶対1部を目指す。やれば結果がついてくることを実感できたと思う。リーグ経験者も残るので1部入れ替えを狙いたい」

◆寺嶌祐希主将(経4)
「皆1年間よく頑張ってくれた。1年生の時と比べて考え方も変わり、人間的に成長できたと思う。1年生の頃、4年生の言っていた意味が今になってわかった。(後輩に向けて)楽しくテニスをして欲しい。みんな頑張っている、感謝の気持ちを忘れないで欲しい」

◆後藤俊輔副主将(経4)
「(4年間振り返って)僕が入った頃はくだらない上下関係があったが、それを変えることができて、それがチーム力に繋がった。今までにないチームだと思う。仲が良すぎて後輩を注意できないことがあったから、後輩にはそこを改善すれば良いチームになると思う(駒大テニス部とは)発展途上。この言葉が似合うチームだと思う」

◆佐藤賢朗(法4)
「(4年間を振り返って)僕はムードメーカー的な存在で、仲間とわいわい楽しくできて良い部活動生活だった。(後輩に向けて)今回のリーグは惜しかったから、来年こそは1部に上がって欲しい。(後輩に自分の立場を譲るなら)キャプテンである坂口と中澤に盛り上げてもらいたい。(駒大テニス部とは)家族みたいな感じ」

◆陶山広二(禅4)
「選手、応援、みんなのおかげで勝てた。感謝の気持ちでいっぱいです。(4年間は)最後のリーグに出させてもらって、良い経験ができた。試合に出る為にいろんな人にお世話になって、感謝している。(主務の仕事は)細かい仕事が多くて大変な時もあったが、自分が1人の大人に成長できたので、やって良かったと思う。(同期へ)4年間ありがとう。最高でした。これからもよろしくお願いします。(後輩へ)長い1年が始まって、自分たちができなかった1部昇格に向け、いい意味で駒大のジンクス、伝統を守っていってもらいたい。(駒大テニス部とは)感謝の気持ち」

◆谷端 航(G4)
「(残留は)ほっとした。2、3年のときの入替戦より辛い内容で、楽ができる展開ではなかった。(4年間は)早かった。(一番の思い出は)リーグの5戦目に出れたこと。ずっと出られなくて、下級生に迷惑を掛けてしまっていた。(同期へ)個性が強くてまとまりが無かったが、こんな経験ができることもないと思う。(後輩へ)来年はまた戦力が変わってくると思うので、1部を目指して頑張ってほしい。(駒大テニス部とは)個性溢れるいいチーム」

◆中野弘基(商4)
「(残留が決まって)正直ほっとした。今日はD3が1年生で、4年は僕と森下しか出ていなかったので、勝てて良かった。(入れ替え戦が決まって)青学に勝って勢いがあったので雰囲気としては悪くなかった。(今日の出来は)100点。最後に勝てたから。(最上級生として)前の先輩たちの大変さが分かった。(4年間で1番の思い出は)個人的に去年の夏のインカレベスト8。(同期には)部活を辞めそうになったりもしたけど、一緒に頑張ってこれた。感謝です。(後輩には)リーグのメンバーはほとんど後輩。来年は上を狙えると思うので頑張ってほしい。(駒大テニス部は)自分を成長させてくれたところ」

◆藤井大輔(法4)
「(残留が決まって)めちゃくちゃうれしい。(4年間を振り返って)やっぱり嫌な事とかあって部活を辞めたいと思ったこともあったけど、最後チームが勝って、続けてきて良かったと思った。(1番の思い出は)今日自分たちの代の残留が決まったこと。(同期には)4年間一緒に頑張ってきた。ありがとうございました。(後輩には)また飲みに行きましょう(笑い)。(駒大テニス部は)本当に最高なチーム」

◆森下 優(経4)
「4年生最後の試合でD1に出て、勝つことができて、流れも持っていくことができたのは良かった。(中野選手とのダブルスは)1年生のときから長く組んでいて、途中合わなくなってしまったこともあったけど、最後に組んで意気投合できた。勝ち越せて良かった。4年間は怪我が多くて成績を残せなかったが、最後にいい結果が残せた。(1番の思い出は)今日ダブルスで勝ったこと。(同期へ)元気が溢れる最高の学年だった。(後輩へ)1部昇格目指して頑張ってください。(駒大テニス部は)個性的で元気なチーム」

◆高野健一(英1)
「今日はきつかったが、勝てて良かった。前に出たときは足をつってしまったが、今回はつらなくて良かった。(残留は)うれしいです。筑波は強かった。よく勝ったと思う。(4年生が引退だが)主将も変わって、また新しいチームになって、来年のリーグで1部に上がりたい。(4年生へ)1年間ありがとうございました」

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