• 今季累計投球数900に到達した福山=明治神宮球場で(東都ベースボールweb撮影)

  • 7回表3号弾を放ち同点に追いついた鵜飼

  • この日2安打を放った与倉

  • 最後の打者を打ち取った川名

鵜飼3号弾が出るも入替戦回避へ崖っぷちに立たされる

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対青学大1回戦(2021年05月06日 22時33分)

東都大学野球春季1部リーグ対青学大1回戦が5月6日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

★駒 大000 000 100=1
☆青学大100 000 22✕=5x

〈打者成績〉
       打安点
[4]林(琢) 310
[D]浦口  410
[9]与倉  420
[7]鵜飼  411
[5]新田  300
[8]大森  300
[3]藤原  300
[2]岩本  200
[6]小園  100
 H 藤田(龍) 100
 6 坂本  000

〈投手成績〉
        打安点
●福山  6 2/3 30 9 3
 染谷  0  1 0 0
佐藤(翔) 1/3 1 0 0
高井    2/3 4 2 2
川名   1/3 1 0 0

先発を務めたのは、これまで全ての試合で登板しているエース福山優希(社3)。
1回裏、青学大主将の2番泉口に中前安打を許すと、続く3番佐々木泰に左前安打を許し、1死一、ニ塁とすると、続く4番井上に右前適時打を許し、先制点を奪われる。その後はボールの出し入れを上手く使った投球で6回まで0点に抑える。しかし7回裏、山田(拓)に右前二塁打を許し、2死ニ塁とされると、またしても、主将の泉口に右越え2点本塁打を浴び、痛恨の追加点を許した。さらに、8回、安打から2死一塁のピンチを迎えると、代わった髙井駿丞(経1)が佐藤(英)に右越え2点本塁打を浴びダメ押しの追加点を許した。
何としてでも反撃したい打線は7回表、鵜飼航丞(商4)の右越え単独本塁打で同点とする。しかし、その後は打線が得点に絡むことが出来ずに無得点。9回表も上位の打順から始まったものの、青学大のエースで抑えを務める森(圭)から安打を奪えず試合終了。
またしても打線の援護がむなしく、入替戦回避へ崖っぷちに立たされた。

◆大倉 孝一監督
ーー福山はいつも通りテンポよく投げていたが、追いついた後の一発が痛かった。
「痛すぎますよね」
ーー被弾は二死を取った後。青学大の泉口選手の調子が上がっていたのは分かっていたと思う。不用意だったのでは。
「不用意だったということではないと思うが、絶対にコントロールミスをしたらダメな場面。不用意ではないが、あれ(コントロールミス)が、あそこ(被本塁打)までになった。歩かせてもいいケースだった。意識してボール球で、と思っていたはずだが」
ーー打撃では、調子の上がってきた与倉と鵜飼以外に当たりが出ない。
「そうですね。もうずっと(当たりが出ていない)なので。選手たちは、センターや投手の足元(を狙うこと)を徹底してやってはいるが、試合の中で、得点という形に結びついていない」
ーー昨年まではもう少し打線全体に活気のあるチームだった。今年の打低の要因は。
「一番大きいのは、一番二番というところ。一番二番が出塁できる確率が上がってくると、得点できるチャンスが増えてくるとは思う」
ーー途中までは緊迫した投手戦。福山選手の投球は良かった。
「ずっと全試合投げているわけで。そのなかで一つずつ修正しながら、次の課題を出しながら、勝っても負けても自分の成長につながる投球をしてきている。今日の場合は、力を抑えようと(していた)。力を抑えて、ボールの使い方を意識して、試合を作っていこう、ということで。(捕手の)岩本を含めて、バッテリーとして考えながら一球ずつ使ってきた。今日はそれがある程度できていた。(そのうえで)ツーランを打たれたので、今度はその引き出しを増やさないといけない。調子が悪くても勝てる投手になっていく、ということにつながる。もう少し辛抱しながら(起用していく)」
ーー「力を抑える」とは、力まないということか。
「そうですね。力で押さえるのではなくて、ボールの出し入れだったり、タイミング、緩急だったりというところ。少し力を抑えて投げるということ」
ーーもう負けられないと思う。残り3試合全部勝っていくしかない。
「そうですね。前節から、一つも落とせないと思って試合に入っていた。試合がある以上は最後まで、ひとつでも、一球でも、ということを繰り返すだけですね」
ーー今季は2チームが入れ替え戦に向かう。
「それは事前に分かっていたこと。とにかく一戦一戦、勝ちにいっている。それが結果として入れ替え戦になれば、またそれを一試合ずつやっていくだけ。それしかない」
◆鵜飼航丞(商4)
ーー本塁打はどんな球種、コースを打ったものだったか。
「打ったのは真っ直ぐで、高めのボール球だったと思う。その前までの打席では、真っ直ぐを捉えきれず変化球に泳がされる、ということが多かった。真っ直ぐを狙ったわけではないが、仕留められてよかった」
ーーチーム全体で、点を取るためにはどのようなことが必要だと思うか。
「各回の先頭打者の出塁。このチーム(の選手)は基本的に足が速いので、盗塁やエンドラン、バントで(走者を)得点圏に進めることができれば、もっと点数が増えるのかな、と」
ーーなかなか本塁打が勝ちに結びつかない。残り3試合に向けての意気込みは。
「先制点が取れていない。自分にチャンスが回ってくる形が多いので、まずは先制点を取って、福山をもっと楽に投げさせてあげたい。そうすれば勝ちにつながるかな、と思う」


*Twitterでの試合の速報は継続いたしますが、Instagramでの更新は諸般の事情により、当面の間休止させていただきます。予めご了承ください。(Twitter:@koma_baseball)(Instagram:@komaspo_offcial)


次戦、1部リーグ対青学大第2回戦は5月7日(金)14:00~明治神宮球場で行われる予定です。
緊急事態宣言発令中のため無観客試合で行われます。特別招待券をお持ちの方でもご入場はできません。詳しくは東都大学野球連盟公式HPをご確認ください。

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