• 新主将の猪俣は得点を記録=江東区夢の島競技場で(嵜田将礼撮影)

  • 仲田は正確なキックから猪俣のゴールを演出

猪俣弾で一矢報いるも...法大相手に3失点敗戦で白星発進ならず

[サッカー部](2021年04月04日 19時52分)

JR東日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ戦 第1節・法大戦が4月3日、江東区夢の島競技場で開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
駒大1-3法大

【得点者】
9分:[法]落合 毅人(田部井 涼)
24分:[法]中井 崇仁
65分:[法]佐藤 大樹
70分:[駒]猪俣 主真(仲田 瑠)

【メンバー】
GK
1 松本 瞬[4年=前橋育英高]

DF
3 會澤 海斗[4年=水戸商業高]
6 猪俣 主真[4年=三浦学苑高]
5 相澤 佑哉[3年=熊本Y] (→76分 32 飯田 晃明[1年=丸岡高])
2 桧山 悠也[4年=市立船橋高] (→69分 4 岩本蓮太[4年=長崎総科大附高])

MF
12 宮嵜 龍飛[4年=駒大高] (→60分 20 仲田 瑠[3年=長崎総科大附高])
13 江﨑 拓朗[4年=ルーテル学院高]
14 島崎 翔輝[4年=国際学院高](→85分 13 辻 稔貴[3年=静岡学園高])
7 荒木 駿太[4年=長崎総科大附高]

FW
9 宮崎 鴻[4年=前橋育英高]
10 土信田 悠生[4年=高川学園高] (→56分 27 田海 寧生[2年=丸岡高])

【SUB】
GK 21 深澤 颯人[3年=武南高]
DF 17 篤 快青[2年=広島県瀬戸内高]
MF 11 中村 一貴[4年=駒大高]
MF 16 土井 悠真[4年=広島皆実高]



今季の関東リーグ初戦の相手は、昨季の最終節で2-0から逆転負けを喫した法大。昨季は勝ち星を挙げられなかった宿敵との一戦に気合を入れて臨んだ。

試合は、開始直後から法大がペースを握る展開に。立ち上がりから二度クロスバーに救われるなど、セットプレーやサイド攻撃から再三ピンチを迎える。すると前半9分、自陣右からのコーナーキックを中央で合わされる。シュートは選手に当たってコースが変わり、GK松本は一歩も動けずボールはゴールの左隅へ。不運な形で先制点を献上することになった。そこから悪い流れを断ち切れないでいると、24分にはペナルティエリア内に放り込まれた相手のフリーキックをクリアし損ね、混戦の中から失点。駒大も荒木駿太、島崎翔輝のセンタリングから法大ゴールへ迫るが1点が遠く、0-2で前半を折り返す。

猪俣が「1点取れば流れが変わる」とチームを鼓舞して臨んだ後半。立ち上がりからサイドを攻略し流れを掴むが、65分に3失点目を喫すると試合は再び法大ペースに。70分に途中出場の仲田瑠のフリーキックを猪俣が頭で合わせて1点を返したものの、反撃及ばずここで試合終了。シーズン開幕戦で法大相手に勝ち点を奪うことはできなかった。

試合には敗れたものの、後半には岩本蓮太、辻稔貴、田海寧生、1年生の飯田晃明が関東リーグデビューを果たすなど、新たな顔ぶれたちが続々とトップチームでの出場機会を獲得している。新戦力との融合で、勝利の山を築けるか。次節、桐蔭大相手に今季初勝利を狙う。



◆秋田浩一 監督
ーー今日の試合を振り返って
「走れなかったし、戦えなかった」
ーーついに新しいシーズンが始まったが今年の代は
「食らいついていけばもっと上を狙えるチームになると思っているが、怪我とかをしたらちょっと(厳しい)。今のところ、今日やったメンバーに2人か3人くらいしか使えるのがいないので、うまくやりながらではないと前期は厳しいかなと思う」
ーー今日は1年生の飯田選手、2年の田海選手を使われたが下級生はどうか
「﨑山(友太)と飯田(晃明)は最初から使えるかなと思っていたが、﨑山は前十字靭帯を切ってしまったので、ちょっと勿体無い。あと何人かはA(チーム)でやっているし、ちゃんとやれば使えると思う。これから学校も始まるので今はしんどいと思うが、6月くらいになれば何とかなるのではないかなと思う」
ーー次節に向け
「勝ちにこだわってやりたい。桐蔭は法政よりボールを回してくるので、"振り切られない"というところ。今日は何度か振り切られてしまっていたので、そこを粘って粘って粘れれば」

◆猪俣主真(歴4)
ーー今日の試合を振り返って
「今日の試合は入りから相手の方が気持ち的に強くて、こっちは戦うという部分で負けてしまった。そこで負けているのは自分の責任なので、次の試合(天皇杯予選)は水曜だが、短い期間でもう一度そういうベースの部分をチームで合わせたい」
ーー前半2失点し、ハーフタイムにチームにどのような声を掛けたか
「戦うという部分ができていなかったのと、まだハーフタイムの時は2失点で、1点返せばまだ勝てると思っていたので1点取れば流れが変わるぞというのと、切り替えて頑張ろうというところ」
ーー新しいシーズンが始まったがチームはどうか
「個人的にももうちょっと良い結果が出せると思っていたが、そんなに甘くなかった。優勝という目標を掲げている割には不甲斐ない試合というか、足りない内容だったと思う。ラストシーズン、4年生が多く出ているのでもう一度気持ちを入れ直して、最後優勝できるように頑張っていきたい」
ーー次節に向け意気込み
「もう一度、戦うという部分と駒大生として大事なのは何かというのを、次節までにもう一度チームとしてやり直して勝てるようにやっていきたい」

◆荒木駿太(市4)
ーー今日の試合を振り返って
「2点先制されて自分たちの中で焦りがあったりして、前半は駒大らしくなかった。後半は最初はしっかりサイドを使いながら宮崎鴻と土信田(悠生)を使いながらやれていたが、1点決められてまた流れが悪くなってしまった。そこから巻き返せるチームだと思っていたが、そこがまだまだ課題かな思う」
ーー監督から求められているプレーは
「自分が走って、裏に抜けて、というのは去年と変わらずプレーをしている」
ーー去年はアシスト王だったが
「アシスト王になったからアシストをしたい、といった意識は特になくて、チームのために戦うだけという意識でいつも試合をやっている」
ーー大学ラストイヤーはどのような目標を立てているか
「去年アシスト王を取ったし、薬真寺さんが得点王を取ったので、個人としてはその二つを狙っていきたい。チームとしては、初戦は負けてしまったが、これからまだまだ試合があるので皆で目標にしている優勝を変わらず目標にして頑張っていきたい」
ーー薬真寺選手の影響は
「高校の時からすごく落ち着いていて、点も決められるし上手かった。それでも、あの人が持っていないものは今の江﨑巧朗とか宮嵜龍飛が持っていると思うし、2人でも全然やれると思うのでチームがまた一致団結したら去年とか、自分たちが1年生の時の4年生を超えられると思っている」



なお、次節は4月10日(土)、AGFフィールドにて11:30から桐蔭大と対戦する。
◆AGFフィールド(〒182-0036 東京都調布市西町290)
・京王線「飛田給」駅より徒歩10分

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