• 完投勝利を達成した福山=明治神宮球場で(篠原 由之撮影)

  • 適時二塁打と安打を打った鵜飼(近藤 龍撮影)

  • この日3安打と2盗塁を決めた浦口(西野 岳人撮影)

  • 安打と追加点を挙げる犠飛球を放った大森(篠原 由之撮影)

19年春入れ替え戦以来の福山完投勝利を達成し今季初白星!

[硬式野球部]東都大学野球春季1部リーグ対国学大2回戦(2021年04月10日 10時39分)

東都大学野球春季1部リーグ対国学大2回戦が4月9日、明治神宮球場で行われた。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

駒 大100 001 000=2
国学大000 000 010=1

〈打者成績〉
       打安点
[7]浦口  430
[9]与倉  300
[4]林(琢) 400
[D]鵜飼  421
[5]新田  310
[8]大森  211
[2]岩本  400
[3]佐々木(魁)300
[6]小園  300


〈投手成績〉
    打安点
◯福山9 3241

例年とは変わった日程により3日空けて行われた国学大第2戦。
第1戦の際は国学大投手陣に3安打無得点に抑えられた打線だが、1回表から浦口輝(営3)が中前安打を放ち出塁。その後盗塁などで三塁まで進塁すると、鵜飼航丞(商4)が左越え適時二塁打を打ち、先制に成功する。
先発のマウンドには第1戦と同じく福山優希(社3)。2回裏に死球などで三塁まで進塁を許すも得点を与えない力投を見せた。これを援護しようと新田旬希(商4)、大森廉也(法2)、浦口が安打を放つが後続が続けない展開となった。
このような中迎えた6回表。中前安打で鵜飼が出塁すると、相手投手の2失策で三塁まで進塁。大森が犠飛球を放ち追加点を挙げた。
その後も福山は継投し、8回裏に単独左越え本塁打を浴びたが、後続の打者を打ち取り追加点を与えず、試合終了。駒大は、投打が噛み合った試合内容で2戦目にして今季初白星を獲得。福山はテンポのよいピッチングで、19年春入れ替え戦以来の完投勝利を達成した。
◆大倉 孝一監督
「(素晴らしい試合だったが)言うことのない試合でした。(継投は全く考えていなかったのか)(試合の)展開が、次(の投手)を出すよりも、福山(を続投させる)の方が(勝利のための)計算として高かった。(今日の福山の投球は)ボールが走っていたこともあるが、制球力が良かったことも大きいのではないか。(四番の鵜飼の安打が二得点目の起点になったが)最初の(安打が)一番大きい。一死三塁から二死になった後に四番が仕事をするという。チームとしては一番(勢いに)乗りやすい得点の仕方だった。一点目が大きかった。(監督の福山への印象は。一年時に活躍も、その後苦しんでいたが)(福山は)とにかく練習をする。考えて練習をする。すぐ結果が出る、ということは福山に限らず誰にも無い。(福山の)練習している態度が結果につながったのは、監督としても嬉しい。とはいえまだ一試合。まだ結果が出ているとは言えない。(福山の2試合先発起用は計画してたか)ゲームプランは二戦含めてのもの。さらに言えば、最終週までのプランがあるので、想定内。イレギュラーがあったり、相手の打線が大幅に変わったり、こちらの投手陣にトラブルがない限りは、全てプランを立てている。今日は予定通りという感じ。(鵜飼が守備に入ることはあるか)鵜飼は万全の準備ができている。あとは一番の浦口、二番の与倉、六番の大森との兼ね合いなので、いつでも守備に入れる準備を、本人はできているのではないか」
◆福山優希(社3)
「(今日の手応えは)我慢しながら、四球を出さないよう粘る投球ができたので良かった。(投球が良くなったように見える。改善した点は)フォームを改善したが、そこまで大きく変えたことはない。開幕戦は緊張した。今日も緊張したが、攻めて投げることができた。(開幕戦との具体的な違いは)開幕戦はテンポが早かった。今日は間合いを長くとった。(試合間隔が空いたが、プラスになったかマイナスになったか)どちらにもなっていない。(一年の春以来の勝利となったが)去年もなかなか勝てなかった。毎回チームに貢献できていなかったが、勝てたので良かった。(完投は意識していたか)試合前は意識していなかった。一イニング、一打者、一球をしっかり投げることができた。(疲労感は)思ったより感じなかった。(完投した感想)完投したことよりも、チームが勝てたのでそれが良かった。(去年に比べて球速も上がっているように感じる。要因は)球速はずっと上げていこうと思っていた。やっと上がってきたなという感じ。ウエイトなどを行った。(終盤に一発を浴びた。その後の意識は)攻め方自体は変えようとしなかった。岩本さんもマウンドに来てくれたが、(一発は)関係ないよ、とのことだったので、リセットして本塁打は無かったと思い投げた。(福山がフォームを変えたとの話。去年までや開幕戦とどう変わったか)フォームはどんどん(試合を)やっていくなかで変わっていく。何かを変えようと(意識しているの)ではなく、次第に変化していく。(狙いがあって振りかぶったり、振りかぶらなかったり、ということではない)ではないです。
◆鵜飼航丞(商4)
「(大事な場面で結果が出た。打席を振り返って)前の試合では僕がチャンスで打てず、点が入らないまま負けてしまった。今日は何がなんでも打ってやろうとの気持ちだった。(打った感触は)打球が詰まっていたので獲られるなと思ったが、落ちてくれて良かった。(二本目の安打は)二点目を取るため、長打を狙わずに、逆方向を意識した」

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次戦、1部リーグ対亜大第1回戦は4月12日(月)11:30~明治神宮球場で行われる予定。


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