• この日唯一の得点を記録した島崎=AGFフィールドで(嵜田将礼撮影)

  • フル出場が続く江﨑はチームに欠かせない存在だ

1カ月ぶりにリーグ戦復帰も...明大相手に1-5敗戦

[サッカー部](2020年12月13日 19時24分)

JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦 第21節・明大戦が12月12日、AGFフィールドで開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
駒大1-5明大

【得点者】
8分:[明]小柏 剛
17分:[駒]島崎 翔輝(矢崎 一輝)
28分:[明]狩土名 禅(住永 翔)
37分:[明]佐藤 瑶大(岡庭 愁人)
52分:[明]蓮川 壮大(岡庭 愁人)
65分:[明]狩土名 禅(待井 響太)

【メンバー】
GK
31 深澤 颯人[2年=武南高]

DF
4 小幡 祐稀[4年=東京VY]
6 真下 瑞都[4年=矢板中央高]
3 猪俣 主真[3年=三浦学苑高]
28 相澤 佑哉[2年=熊本Y]

MF
10 薬真寺 孝弥[4年=長崎総科大附高]
13 江﨑 拓朗[3年=ルーテル学院高]
9 矢崎 一輝[4年=駒大高(→HT 7 荒木 駿太[3年=長崎総科大附高])
27 島崎 翔輝[3年=国際学園高](→23分 12 安元 奨[4年=駒大高]→81分 17 藤原 拓海[4年=山梨学院高])

FW
8 中間 俊亘[4年=広島県瀬戸内高](→68分 11 米田 泰盛[4年=駒大高])
29 宮崎 鴻[3年=前橋育英高](→81分 18 土信田 悠生[3年=高川学園高])

【SUB】
GK 21 鈴木 悠太[4年=神戸弘陵学園高]
DF 2 桧山 悠也[3年=市立船橋高]
DF 26 小針 宏太郎[1年=鹿島Y]
MF 33 三浦 岳文[4年=駒大高]



新型コロナウイルス感染者発生による活動停止を経て、1カ月ぶりの関東リーグ戦となった駒大。復帰戦はリーグ2位の明大との一戦になった。

先制は明大。8分にこぼれ球を拾った相手FWに裏へ抜け出され、GKとの一対一を冷静に沈められる。立ち上がりに失点した駒大だったが、17分にMF矢崎 一輝のセンタリングをゴール前でMF島崎 翔輝が合わせ、すぐさま試合を振り出しに戻す。このまま逆転し流れを持っていきたい駒大だったが、28分、37分と立て続けに失点を喫し、前半を2点ビハインドで折り返す。

後半も、秋田監督の「(体力的に難しい部分があっても)すべて受け入れてやるべき」という言葉通を背に、明大に必死に食らいついて戦う駒大。後半から投入されたFW荒木 駿太が流れを生み出し、FW宮崎 鴻が最前線で体を張って明大ゴールへと迫る。終了間際には、交代で入ったFW土信田 悠生のヘディングシュートがクロスバーを叩く場面もあったが、得点は奪えず。逆に明大に2得点を追加され、関東リーグ復帰戦は1-5で大敗。

全国大会出場に向け、熾烈な順位争いを繰り広げる駒大。キャプテン・薬真寺 孝弥の「次負けたら全国大会行けないと思って、何がなんでも勝ちに行きたい」という言葉通り、背水の陣で次節へと挑む。



◆秋田 浩一監督
「(今日の試合を振り返って)走れなかった、というか、動けなかった。(1ヶ月ぶりのゲームだったが)やれることに感謝して、というところ。陽性の人はホテルで10日もすれば出て来れたが、陰性の子たちは15日丸々部屋に閉じこもって一歩も外に出れなかった。そういう意味では、点差は開いてしまったがゲームをやれたというのは良かった。(1ヶ月のアドバンテージをどう埋めて行くかという話はされたか)したが、実際に言えば2週間動いていないので、体力的には(難しい部分があった)。だが、そういう部分も全て受け入れて、ダメだと思っていてもそれも全て受け入れてやるべきだと。仮に15点取られたとしても、最後まで諦めないでやってくれという話をした。(その姿勢について監督から見て)あった人もいるが、そうじゃない人もいた。チーム全体で言えば△(三角)かなという感じ。それもやっぱり、彼らの中では辛かった2週間だったと思うので、我々もある程度受け入れて、走れないだろうなというのもある程度分かっていた。特に明治戦だったので、今は(順位が)早稲田、明治という感じだし、連続でやらないといけないので、受け入れてやるしかない。自分たちがなってしまったことなので、という話は毎回毎回しているので選手たちも分かっているとは思うがいかんせん走れなかった。(明大の印象は)動き出しも速かったし、セットプレーも強かった。セットプレーは、うちは今回大きいのがいなかったので特に体をぶつけてやらないと入れられちゃうよ、とかなり言ったが、案の定きっちり入れられてしまった。それとやっぱり動き出しが速い。キュッと動かれるとついていけないというのがあったので、特に明治さんはそれが他のチームよりも速いので、もしかしたら他のチームだったらもうちょっとあれだったのかもしれないが、そういうチームとやれたので次が良くなると思う。(宮崎選手のコンディションや出来は)思ったよりは良かったかなと思う。もうちょっと(ダメ)かなと思ったが、すこし(心が)強くなったんじゃないかなと感じた。(次節に向けて)是非勝ちたいと思っているが、(ここからの)連戦いけるかなというのが少し心配なのでよく見て、フルタイムやった子たちは明日は少し動くだけだが、出なかった子達がどのくらいやれるかというのを見極めてやりたいと思う。ずっと連戦なので、どこかでは休ませないといけないが、うまくやれれば良いがそこがどうかなという感じ。(荒木選手がベンチスタートだったのは連戦を考慮してか)怪我してしまったから。(練習に)戻ってきた日に足首を捻ってしまったので、今日も多少痛かったとは思うが、本人がやると言うので今日はベンチから行こうと話した。今日見た感じではいけるんじゃないかなと思う」

◆薬真寺 孝弥(市4)
「(今日の試合を振り返って)失点が多かった。体が動かないというのは言い訳になると思うし、実際やられたのはほとんどセットプレーだったので、言い訳できないくらいやられたなという感じ。(1ヶ月ぶりのゲームだったが)できなかった分嬉しさもあったし、勝ちたい気持ちもあったが、やられたなという感じ。(試合勘、感覚的な部分で中断前と変化は)そんなには変わらないと思うし、それを言っていたら言い訳にしかならないと思う。自分たちの実力不足だと思う。(次節に向けての修正点)失点が多いので、もうちょっと集中力を上げて、できれば後ろから声を出して欲しいが、自分からもっと声を出して周りを動かしていきたい。(全体的に声が足りなかったか)声も足りなかったし、一番は集中力が足りなかったかなと思う。(次節に向けて)次負けたら全国大会行けないと思って、何がなんでも勝ちに行きたい」

◆江﨑 巧朗(経3)
「(今日の試合を振り返って)コロナ明けで難しい試合になるというのは分かっていて、監督がずっとテクニックも大事だけど今日の試合は特に心で戦えと言っていた。それでもやっぱり監督の求めるレベルまで自分たちが持っていけていなくて、際のところで戦い負けて失点、と繋がってしまった。自分たちにもっと戦う気持ちがあればもっと良い試合ができたかなと思う。(江崎選手を起点に攻撃を展開されていたが意識していた点は)自分がいつも意識しているのは、拾ってサイドに繋いで出て行く、というところ。単純なことだが、それをより正確にというところをいつも練習から言われている。いつも意識していたところなので、今日はそこが出せたかなと思う。(1ヶ月ぶりのゲームだったが)体力的にも結構きついところがあって、試合慣れしていない部分はあったが言い訳になってしまうので、準備をもっとやっていって、(今日で)少し試合に慣れたと思うので次こそはもっと良い試合をして勝ちに繋げられるように頑張りたい。(次節に向け)まだ全国大会へ希望がある。次の試合絶対に落とせないので、期間は短いが次の試合に向けてしっかり準備して次に向けて頑張っていきたい」



なお、次節は12月15日(火)、15:00より立正大と対戦する。

※後期は無観客(リモートマッチ)で行うすべての試合でライブ配信を実施。有観客の試合についても可能な範囲内でライブ配信が実施される。

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