• PKを決め、雄叫びを上げる薬真寺=フクダ電子アリーナで(嵜田将礼撮影)

  • PKを獲得した米田大介に駆け寄る

薬真寺が後半ATに劇的PK弾!3連戦を勝利で締めくくる

[サッカー部](2020年11月01日 20時03分)

JR東日本カップ2020 第94回関東大学サッカーリーグ戦 第15節・筑波大戦が11月1日、フクダ電子アリーナにて開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大1-0筑波大

【得点者】
90+3分:[駒]薬真寺 孝弥

【メンバー】
GK
31 深澤 颯人[2年=武南高]

DF
2 桧山 悠也[3年=市立船橋高] (→81分 4 小幡 祐稀[=東京VY])
3 猪俣 主真[3年=三浦学苑高]
6 真下 瑞都[4年=矢板中央高]
33 篤 快青[1年=広島県瀬戸内高]

MF
10 薬真寺 孝弥[4年=長崎総科大附高]
13 江﨑 拓朗[3年=ルーテル学院高]
27 島崎 翔輝[3年=国際学園高](→76分 17 藤原 拓海[4年=山梨学院高])
9 矢崎 一輝[4年=駒大高(→71分 14 米田 大介[4年=浦和東高])

FW
7 荒木 駿太[3年=長崎総科大附高]
29 宮崎 鴻[3年=前橋育英高](→87分 18 土信田 悠生[3年=高川学園高])

【SUB】
GK 1 杉本 陸[4年=新潟明訓高]
DF 5 松村 王貴[4年=洛北高]
DF 12 安元 奨[4年=駒大高]
MF 8 中間 俊亘[4年=広島県瀬戸内高]
MF 11 米田 泰盛[4年=駒大高]



中大、立正大と戦ってきた3連戦の最終戦は、リーグ暫定10位の筑波大との一戦。今節では、2年生GKの深澤 颯人がトップチームデビューを果たした。

試合は、筑波大のポゼッションに我慢を強いられる展開。しかし、ボールを握られながらも一瞬の隙を突き、筑波大ゴールへと迫る。前半は、両校チャンスを作りながらも得点は生まれず、スコアレスで折り返す。

後半は、駒大がサイド攻撃から徐々にチャンスを作り出す。MF島崎 翔輝、MF矢崎 一輝の両SHが大車輪の活躍を見せ、交代で入ったFW藤原 拓海とMF米田 大介が、果敢に仕掛けてゴールへと迫る。そして、得点の無いまま迎えた後半アディショナルタイム、薬真寺が「耐えれば絶対にチャンスは来ると思っていた」と語るように、ロングカウンターのチャンスが訪れる。そして、自陣からドリブルで攻め上がり、PA手前で受けた米田大がカットインしたところを倒され、PKを獲得する。蹴るのはもちろんキャプテンのMF薬真寺 孝弥。これを落ち着いて決め、先制に成功。直後に試合終了のホイッスルが鳴り、駒大が勝利を収めた。



◆薬真寺 孝弥(市4)
「(今日の試合を振り返って)今日は耐える時間帯が最初長くて、でも耐えれば絶対にチャンスは来ると思っていたので、自分たちの思った通りになったかなと思う。(今日の内容は)向こう(筑波大)がボールを持つ時間帯が長くなることは大体分かっていた。それでも0点に抑えることができたし、カウンターでPKを取ることができて、点も取れたので良かったと思う。(PKの時の心境は)今日は4年生が沢山来ていて、監督も4年生を信頼してくれていた。それに自分が(点を)決めれば監督も嬉しいだろうと思ったし、みんなの想いを乗せて蹴った。(DF面で特に意識したところは)キーパーも2年生で初めてだったし、メンバーも結構変わっていたが、抜かれても次にどんどんみんなが走ってもう一回行けば、そんなに速い攻撃をしてくるわけではなかったので、とりあえず抜かれても次の人が行くという事は意識した。(前節の立正大戦のあとに「次節で取り返す」と語っていた。まさにその通りになったが)自分の得点と言うよりは、本当にみんなのおかげで取れた点なので、自分が取り返したわけではないが、それでもしっかり決めることができて良かったと思う。(次節に向け)立正大戦は負けたが、あれは前期分だった。後期はまだ負けていないので、このまま全勝したいと思う」

◆宮崎 鴻(G3)
「(今日の試合を振り返って)3連戦の最終節という事で、絶対に落とせない試合だった。普段の練習から絶対に勝とうという気持ちでやっていて、何としてでも勝ちたい一戦だったので、最後ああやってみんなの力で勝つことができて良かった。(今日の自身の出来は)監督に「まだまだ足りない」というのを言われた。それでもボールには行けるようになっているというのも言ってもらっていて、でもやっぱりその更に上のレベルを求められているので、その点についてはまだまだ課題が残る試合だったかなと思う。(高校時代の同期の角田 涼太朗選手がいたが)絶対に負けたくないと思ったし、涼太朗はプロで出ているわけで、やっぱり高校時代から比べてみると差をつけられてしまったので、そういう意味でも今日は負けられないという部分は意識してマッチアップした。(お互いに何かメッセージはあったか)試合前はバチバチだったし、ちょっと話したくらいだった。(どのような話をしたか「今日やるよ」と(笑)。(実際に角田選手のプロ行きが決まった時に何かメッセージは)その時はリアルタイムでは送れなかったが、SNSでおめでとうと言うのは言った。(また対戦することがあると思うが)負けられない。育英同士の戦いは絶対に負けたくないので。(前期に「出場時間をどんどん伸ばしていきたい」という事を話していた。その目標に近付いてきたと思うが)監督に常に、サッカーは90分だから60分、65分と毎試合毎試合積み重ねていけと言われている。普段の練習から取り組んできた結果、伸びてきたという風に思う。(次節に向け)今、順位が3位という事で、まだ結構勝ち点が拮抗していてまだまだ気の抜けない戦いが続くと思うので、次ももちろん勝ちを目指して、まだまだ明治・早稲田に食らいついていけるように絶対に勝ちにいきたい」

◆米田 大介(社4)
「(試合が膠着状態での途中出場だったが、どんなことを意識したか。またベンチからの指示はあったか)立正戦では不甲斐ないプレーをしてしまったので筑波戦では全力で自信を持ってプレーしろと言われ、ドリブルが得意なので縦に仕掛けることを意識した。(今日の自身のパフォーマンスについて)20分くらい出たが、クロスも何本か良いのを上げられて、ドリブルも抜けたので悪くはないパフォーマンスだと思った。(PKを呼び込んだプレイについて)PKは相手がうまく自分をこけさせてくれて、主審にはファールに見えたと思うんでラッキーです(笑)(後期は負け無しで来ているがどう捉えているか)チームが良い方向に向いていて、メンバーに3、4年生が沢山いて、上級生が責任を持ってプレーできているので、後期負け無しが続いていると思う。(次節に向けて)負け無しが続いているので、次も勝てるように練習から努力する。」



なお、次節は11月7日、11:00より順大と対戦する。

※後期は無観客(リモートマッチ)で行うすべての試合でライブ配信を実施。有観客の試合についても可能な範囲内でライブ配信が実施される。

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