• 懸命に戦ったものの得点は奪えなかった=富士通スタジアム川崎で(嵜田将礼撮影)

  • 今季のBIG8は6位で幕を閉じた

最終節を勝利で飾ることは叶わず...異例のシーズンは6位でフィニッシュ

[アメリカンフットボール部](2020年12月07日 14時06分)

関東大学1部BIG8秋季リーグ戦 順位決定戦・対明学大戦が12月5日に開催された。結果は以下の通り。

【スコア】
● 駒澤大 BLUE TIDE  0-20 SAINTS 明学大 〇
第1Q (0-6)
第2Q (0-7)
第3Q (0-7)
第4Q (0-0)
合計(0-20)


第1Qは明学大の攻撃からスタート。QBへのタックル、FGを狙われた場面で#2佐伯がブロックするなどダウンを更新させない。しかし相手2回目の攻撃でQBのランプレーを止められず6点の先制を許す。攻撃ではパスやパントのミスがあり、リズムに乗れない状態で第2Qへ。エンドゾーンぎりぎりまで攻め込まれるが、#99所や#96蓑田のタックルが冴えこのピンチを回避。攻撃陣もランでダウンを更新するがなかなか得点にはつながらない。しかし、#34鈴木がインターセプトを決め攻撃権を獲得する。追いつくチャンスと思いきや、相手#29にインターセプトを返され、再びエンドゾーンまで1ydと背水の陣。#18畔川がパスカットするなど守備陣が粘るも追加点を許し、13-0で試合を折り返す。
第3Qは駒大の攻撃から。ランでダウンを更新し、2度#3小川がFGを狙うもわずかに外れてしまう。その後相手に37ydのランTDを許し7点を追加される。巻き返せないまま第4Qに突入。エンドゾーンまで16yd地点からTDを狙ってQB#4油井がパスを放つも相手#20にインターセプトされ攻撃権を奪われる。その時点で残りおよそ30秒、相手がハドルで時間を使い試合終了。得点をあげられないまま今季最終戦の幕を閉じた。



◆新倉 晴彦監督
「(今日の試合を振り返って)完敗。いろいろチームによってコロナの条件はあれど、しんどいのはどこも一緒なので、それがこの結果に出ている。全体にも言ったけど、やっぱり練習をやらなければ勝てないよという部分。やっぱり甘えがあって、練習をやりきれていない部分が課題。(今季を振り返って)例年よりレベルは落ちているかなと。選手層という意味じゃなくてだんだんダレてきているので、1から叩き直さないと。(来季に向け)まだ全然白紙。ただ、厳しくはする」

◆市川 司韻主将(経4)
「(今日の試合を振り返って)実力的には多分そんなに差はなくて、オフェンスが決めたいところで決めきれない悪循環がキッキングにも出て、ディフェンスはいいディフェンスをしてくれたがジリジリといかれた。オフェンスで繋げなかったのが一番の敗因だと思う。(今季を振り返って)今年は特別なシーズンで、個人練習が再開したのが6月末。全体練習が始まったのが9月なので、全体練習3ヶ月、個人練習含めて半年くらいのチーム活動しかできなかった。その中でも誰1人腐らず欠けることなく、シーズンを終えられたというところ。そこに一番僕は感謝しなきゃいけないし、試合もこうやってできたので、運営の方々も含めて感謝のシーズンになったかなと思う。(4年間を振り返って)フットボールの選手として見ると不完全燃焼というか、もっとやれたんじゃないかというのが下級生の時にあって、4年生というのは必然的にやらなければいけない存在なので、やるのは当たり前だが、1、2、3年生の時にもっと自分がチームのために行動していればという気持ちが今は強い。(主将としての今季はどうだったか)特別なシーズンということで、ミーティングも対面で出来なければ、練習時間も全体で2時間、個人編集で1時間という制限があった。チームとしてどうまとめていいのかという戸惑いしかなかったし、何を目標にやらせるのかというのもあった。TOP8への昇降格がないので、今年何を目指すのかという部分で、全体活動が始まる9月まで僕自身迷いながらやっていたので、その分チームがあまり良くない雰囲気になってしまった。そこは僕が反省しなければいけないところ。9月の全体練習が始まる時に、今年のチームのテーマを改めて確認し直して、今日まで3ヶ月やり切れたというのは良かったことだなと思う。(後輩たちに向け)今年僕たちはコロナウイルスの影響でフットボールが出来ない時期が長く続いた。いつフットボールが奪われるか分からないので、やれる時に全力でやって欲しいなと思う」

◆ 三浦 和真(社4)
(今日の試合を振り返って)もっともっと戦えたのではないかなと思っている。練習でよく出るミスだったりとか、そこで攻めきれなかったりしたのが悔しい。(今季を振り返って)シーズンインからチーム内でごたごたしていて、そこにコロナというのもあって、苦しいシーズンではあった。オフェンスチームとしては、選手一人ひとりがどうやったら勝ちに向かえるのかというのを考えてやろうということから始めて、色々挑戦した年だった。(4年間を振り返って)正直、早いなと思う。アメフトというのは、自分のなかで上手くならなければいけないという思いが強くて、どうやったら上手くなれるのかというのを常に考えてやっていた。有意義な、良い時間だったなと思う。(後輩へ向けて)まずは本気でやってみろ、ということを言いたい」

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