• 今大会キャプテンを務めている猪俣は積極的に声を出しチームをまとめる=流通経済大学フットボールフィールドAで(阿部愛実撮影)

  • 島崎が放ったシュートは相手GKの手をかすめ先制点を獲得した

  • 仲田のコーナーキックはそのままゴールに吸い込まれた(大黒哲志撮影)

  • セットプレーでの得点となった會澤(写真中央)

  • 交代直後に須田はフリーキックを決め、チームの4得点目となった(阿部愛実撮影)

大量4得点勝利!初制覇に向け決勝へ駒を進める

[サッカー部](2019年12月21日 22時01分)

第3回全日本大学サッカー新人戦準決勝・桃山大戦が12月21日、流通経済大学フットボールフィールドAで開催された。結果とメンバー(駒大のみ)は以下の通り。

【スコア】
☆駒大4-0桃山大

【得点者】
42分:[駒]島崎 翔輝(辻 稔貴)
67分:[駒]仲田 瑠
82分:[駒]會澤 海斗(仲田 瑠)
88分:[駒]須田 晃輝

【メンバー】
GK
1 松本 瞬[2年=前橋育英高]

DF
2 岩本 蓮太[2年=長崎総科大附高]
3 猪俣 主真[2年=三浦学苑高]
5 桧山 悠也[2年=市立船橋高]
6 島崎 翔輝[2年=国際学院高](→83分 25 塚原 舜介[1年=前橋育英高])
12 會澤 海斗[2年=水戸商業高]

MF
7 荒木 駿太[2年=長崎総科大附高](→83分 30 石井 陽向[1年=前橋育英高])
8 江崎 巧朗[2年=ルーテル学院高]
15 仲田 瑠[1年=長崎総科大附高](→88分 13 須田 晃輝[1年=前橋育英高])
23 辻 稔貴[1年=静岡学園高](→50分 9 宮崎 鴻[2年=前橋育英高])

FW
10 土信田 悠生[2年=高川学園高](→79分 11 中村 一貴[2年=駒大高])

【SUB】
GK 21 松永 海斗[2年=長崎U-18]
DF 4 山田 虎之介[2年=三浦学苑高]
DF 20 相澤 佑哉[1年=熊本ユース]
MF 14 宮嵜 龍飛[2年=駒大高]


全日本大学サッカー新人戦、予選Aグループを首位で通過し迎えた準決勝。関西地区代表の桃山大との対戦となった。

前半は両チーム硬い入り。ロングボールから土信田を起点とした攻撃や、辻や島崎のサイド突破、岩本のロングスローからゴールを狙うが、桃山大も球際で粘り強く守り決定的なチャンスが少ない。すると30分、自陣右サイドを起点とされ、カットインからシュートを放たれる。際どいコースへと打たれたシュートだったが、ここは松本のビッグセーブで難を逃れる。攻撃の形をなかなか作れない中で迎えた42分。バイタルエリアで受けた島崎が右脚を思い切って振り抜く。距離こそあったが、島崎のシュートは相手ゴールキーパーの手をかすめてゴールへと吸い込まれ、先制に成功。1-0で前半を折り返す。

後半は立ち上がりの5分に辻に替えて宮崎を投入し、攻撃の活性化を図る。宮崎は前線でタメを作ったり、自らも果敢にゴールへと迫り、チームのチャンスを演出した。すると22分には、この日セットプレーで素晴らしいボールを供給し続けた仲田のコーナーキックが直接ゴールへ。試合の流れを引き寄せる貴重な追加点となった。37分には仲田が自身のゴールシーンと同じ形で放ったコーナーキックを、會澤が中央で頭で合わせ3点目。そして終了間際の44分に迎えたフリーキックのチャンス。ペナルティエリア手前で仲田がボールをセットし、そのまま交代。仲田と替わって入った須田が蹴ったフリーキックは直接ゴールネットを揺らした。大量4得点かつクリーンシートで勝利を収めた駒大は、明日の決勝へと駒を進めた。


◆秋田 浩一監督
「(今日の試合を振り返って)思っていたよりは点数を取れたし、守備も頑張っていたのでよかったと思う。少しだけ不満足な点もあるが、相手も疲れていてうちもそういう意味では頑張ったと思う。(新人戦に向けて特化した練習はあったか)特にはないが、やろうとすることをいくつか決めていた。例えば今日だと声を出してやろうとか、準備をして早く動き出そうとか、そういうできることをちゃんとやろうということはきっちりやったという感じ。(今日の得点シーンについては)効率的に取れたのがよかったなと思っている。昨日もたくさん取ったので(今日は)取れないかなと思っていたが、上手く入ってくれてよかった。(無失点だったことについては)ディフェンスがよく頑張ってくれた。思ったよりも會澤や(岩本)蓮太が頑張ってくれたし、よくなった。江崎と仲田瑠の2人もディフェンスの面でよく頑張れるようになったと思う。(明日の決勝に向けての意気込みは)(決勝に進むのは)初めてだが、2年生はこれで新人戦が終わりなので優勝して終わってほしいなと思う。めげないでちゃんとやれればできると思う」

◆猪俣 主真(歴2)
「(今日の試合を振り返って)後半は前からディフェンスに行っていい形で攻撃まで繋げて、セットプレーなどで点を取れてよかった。前半の入りは、うまく守備が連動できていないことがあったり、かなりピンチが多かったりと悪い時間帯が多かった。そこで結果として0で抑えられたのは良かった。(キャプテンとして意識していることは)チームを鼓舞する声やまとめるところなど、チーム全員でやろうというところを意識してやっている。(無失点だったが)ピンチは多かったがキーパーの(松本)瞬が止めてくれたり、相手のオフサイドに助けられたりした。100点の内容ではないのでそこを次は改善していきたい。(今のチームの状況は)今はかなりいいと思う。乗れているという部分もあるが、1、2年という(距離の)近さなどで仲がいいところもあってうまくできていると思う。(明日の意気込みは)疲れているというのは関係なしにして駒大人らしく、自分たちのできることをしっかりやっていきたい」

◆島崎 翔輝(商2)
「(今日の試合を振り返って)試合の立ち上がりは良くも悪くも普通にできて、今試合を振り返ってみると4-0で無失点で終われてとてもよかった。(自身の得点シーンを振り返って)1日目の甲南大戦と同じようなシュートで決められたのでよかった。相手キーパーが前に出てきて打とうと思った。よく言われているシュートをゴールの枠に入れることができて先制点となって、先制点を取れるとチームの雰囲気がよくなったり試合のリズムを作れるので、次戦も点を取って流れを作っていきたいと思う。(無失点だったが)試合が終わってみんなで話したが、無失点で終われると気持ちよく終われる。今大会無失点勝利が(今日の試合を合わせて)2回あって、チームも無失点にこだわって勝利できて、テンションも上がる。次戦も失点なしで得点をどんどん取っていきたい。(今のチームの雰囲気は)1日目は最後同点になってしまったが、どんどん試合を重ねていくうちに全員のテンションが上がっていっていて得点も結構取れているので、今チームのみんなは自分の120%を出せるまできていると思う。(2年生として意識していることは)できるだけ試合でも生活面でも引っ張っていくというか、行動で示すようにしている。(次戦への意気込みは)新人戦はまだ3回しか開催されていなくて桐蔭大は三連覇狙ってくると思う。そこでいかに駒大のサッカーをできるかということが来年に向けて全然違うと思うので、優勝を狙っていきたい」

◆會澤 海斗(営2)
「(今日の試合を振り返って)チームとして監督から走ることだったり球際をしっかりすることだったり対人で負けないといったことをしっかりやれば負けないと言われていたので、それをみんなでしっかりやれたということは勝ちにつながったと思う。前半は相手に押し込まれるシーンが結構多く、その中で先制点を取ろうという気持ちがあった。後半に入って勢いに乗れて無失点で終われてよかった。(自身の得点シーンを振り返って)コーナーキックのキッカーだった仲田がすごくいいキックを蹴ってくれたので、触るだけだった。(無失点だったが)自分はディフェンスなので基本無失点が一番ベストな結果。その中で(今大会)2試合失点してしまっている試合があるので、今日はみんな集中して守れたと思うので集中を切らさずに守っていきたい。(今のチームについて)初日は自分のミスで同点になってしまって、そこから自分もあまり試合に出れなくなってしまった。どうしても今日はそのミスを取り返したくて、自分がミスした時は周りのみんながカバーしてくれた。試合に出れない人がチームのために働いてくれていると考えると自分もやらなければいけないなという気持ちにさせてくれている。日に日にチームが団結していっているなと思う。明日も団結してやっていきたい。(2年生として意識していることは)学年が近いということもあって学年関係なく言いたいことが言える雰囲気作りはしている。(次戦への意気込みは)守備陣はあとで全員集まるので、無失点でいって勝ちきりたい」

◆仲田 瑠(現1)
「(今日の試合を振り返って)終わってみたら楽しかった。替わった後も須田が決めてくれて嬉しかった。(自身の出来は)セットプレーのところは良かったと思うが、守備の部分とかはまだまだだなと思う。(得点シーンを振り返って)自分はゴールを狙うつもりで蹴って、それを中(の選手)がごちゃごちゃと競ってくれたので自分より中の人に感謝している。(セットプレー時のキックで意識していること)速いボールで、キーパーに取られないボールを意識している。(明日の決勝へ向けての意気込みは)セットプレーが鍵になると思うので、自分が良いボールを供給して得点に絡めたらいいと思う」

◆須田 晃輝(商1)
「(今日の試合を振り返って)残り少ない時間で出たが良い場面で自分が出場できた。フリーキックはあそこは(仲田)瑠が蹴るはずだったので申し訳なかったが、でもそういうのもあって絶対に決めないといけないなと思っていたので決めることができてよかった。(自身の出来は)残り少ない時間の出場で結果を残せたのは良かったが、まだまだ試合に絡める時間も少ないし、結果を残すこともできていないのでこれからどんどん試合に出れるように頑張っていきたい。(自身のゴールシーンについて)フリーキックは得意な方なので、いつも通り蹴ろうと心がけて蹴った。(交代の時、仲田選手を待ちながら考えていたこと)結構良い位置のフリーキックだったので自分が蹴れたら良いなと思っていたが、監督に「お前が蹴れ」と言われたので、決めようと思っていた。(明日の決勝へ向けての意気込みは)最初から出ることはほぼないと思うので、途中から出れたら今日みたいに結果残したりチームにいい風を吹かせられるようなプレーをしたいと思う」


なお、この試合で勝利したため決勝戦への進出が決定。決勝は12月22日9:30より浦和駒場スタジアムで桐蔭大と対戦する。

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