• 試合前に整列して士気を高める選手たち=駒澤大学テニスコートで(岡田あおい撮影)

  • 梶谷(左)・日暮(右)は相手を圧倒した

  • ファイナルまでもつれ込んだ試合をものにした清水(後)・谷井(前)

  • 粘りのプレーで勝利を掴んだ森島

  • 7-0の勝利を『自信になった』と語った渡辺

ダブルス、シングルスともに全勝!後半戦に向けての「新たな勢いついた」

[硬式テニス部](2019年09月09日 21時35分)

 関東学生テニスリーグ女子第三戦・日大戦が9月9日、駒澤大学テニスコートで行われた。結果は以下の通り。

 これまでのリーグで2連敗し、もう後がない日大との対戦。駒大は初めてのホーム戦となる。まずダブルス2組が先陣を切った。最初の白星はD2の梶谷・日暮ペア。約30分でファーストセットを6-0でものにするとそのままセカンドセットも隙を見せず6-0と完全勝利した。D1の清水・谷井ペアはお得意の谷井のサーブやストロークで相手を崩して前衛の清水がボレーで得点を稼ぐパターンでファーストセットを奪取する。しかしセカンドセットは最初の谷井のサービスゲームを落とすとペースを乱され、このままセットを献上。ファイナルセットにもつれ込むも、冷静に自分たちのプレーを徹底する。ポイントを重ね勝利しダブルスを2-0とした。S1とS2をチェンジして臨んだシングルスは時間が押したため、5面展開でゲームが始まる。S5の清水が早々と勝利を決めると、S1の谷井も「いつのまにか1セット取っていた」と江口監督も驚くスピードで相手選手を撃破すると、ここで駒大の勝利が確定。そのままシングルス全員がストレート勝利し、開幕戦と同じく7ー0で圧勝した。

<ダブルス>
D1○清水里咲・谷井涼香 2(6-1、4-6、6-0)1 ●柿澤明里・橘薫乃
D2○梶谷亜未・日暮春香 2(6-0、6-0)0 ●武田茉里香・中村よし乃

<シングルス>
S1○谷井涼香 2(6-2、6-4)0 ●柿澤明里
S2○日暮春香 2(6-1、6-2)0 ●板谷里音
S3○渡辺安美 2(6-3、6-3)0 ●橘薫乃 
S4○森島優 2(6-4、6-1)0 ●武田茉里香 
S5○清水里咲 2(6-2、6-3)0 ●福田夏菜


◆江口淳一総監督
「(相手が強いとは聞いていたと思うが)ダブルスが1-1になったら(相手の)メンバーも悪くなかったので、夏関のときに柿澤さんや板谷さんとかを見ていて、『強いな』と思っていた。危ないのではないかと思っていたが、ダブルス取って。他も競っているのかと思って見たら、もうファーストセット終わっていて。それからは安心して、負けないなと思って見ていた。本当に強いと思う。いつからこんなに強くなったのか(笑)(第三戦終えて、D1D2に至っては負けなしだが)D1が良い。それがあるからD2も自信をもって出来てきているのかなと思う。1、2年生のペアが、上の学年が勝つから、自分たちも負けちゃいけないというのがあるのではないかなとは思うが、本当に強い。(最初のD1D2が安心感につながっているのか)あると思う。(ダブルスで)2―0つけてくれたらあと2本でいいという、強い相手いるがいけるだろうと思える。(S1とS2がチェンジしていたが)これは八木監督(磯辺薫女子監督)の読みがしっかり当たった。あれの予想が外れていたら少しまずかったかもしれない。(チェンジした意図は相手の相性か)よくわからないが、今朝変えた。『いいのかな』と思いつつ変えたが、変えてよかった。(このまま後半戦突入だが)次の青学大に勝てば上入れ替えが決まる。ただ最終戦の立教大が1敗で来て当たるとアウェイでの試合になってしまう。そこで負けたら2位になってしまうので、そうならないように。男子は次が日大だから、波に乗れるように。今日の結果が男子にもいい影響を与えるかなと思う」

◆渡辺安美(心4)
「(シングルス、ダブルスともにほぼストレート勝ちだったが)簡単に勝たせてくれないメンバーというのはわかっていた。そこで7-0で勝てたというのは嬉しいし、選手の自信にもなったと思う。次戦に向け新しい勢いをつけられたと思う。(前半二つは勝利し、D1D2は負け無しだったが)駒大のダブルスは安心感がある。『このメンバーならやってくれるだろう』とみんな思っているから、それ故の安心感がある。それに加え実力もあるので、どこにも負けないという自信が全員にあると思う。(ダブルスで勝ててシングルスにと言うのは流れも良いのでは)ダブルスで勢いを作ってくれて、そのままの勢いでシングルスも『やるぞ』という気持ちになるのでこれぞリーグ戦なのかなと思う。自分自身もシングルスで出させてもらっていて、ダブルスが頑張っているからシングルスも、と思える。(自身の試合を振り返って)前半は少し手こずった。押され気味だったが、途中で冷静に試合を進めることが出来た。一定(なプレー)にならないように浅いボール(を打ったり)や相手を後ろに下げたり、左右だけでなく前後に相手を動かすように意識してやると相手を離す事が出来たのでそこから流れを掴むことができたと思う。(リーグ戦ならではの応援を受けて)応援の力は本当に大きい。リーグ戦はずっと良い流れがあるわけではない。悪い流れの時こそ応援の力がいい流れに持って行ける。それがリーグ戦の流れだし、醍醐味だと思う。(ここから後半戦だが)先を見すぎず目の前の一試合ずつをみんなで戦っていけば結果はついて来ると思うので、出来る事をやっていきたい」

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