• 2年次でのインカレシングルスの最高成績を更新した田村=岐阜メモリアルセンターで(岡田あおい撮影)

  • ファイナルセットで集中力を見せた平林

  • ランキング9位の強敵を下した谷井(元井可奈子撮影)

男女単、田村が自身初の3回戦へ!谷井も格上を撃破!!

[硬式テニス部](2019年08月13日 22時53分)

令和元年全日本学生テニス選手権大会本戦2日目が8月13日、岐阜県メモリアルセンターで行われた。結果は以下の通り。


<男子シングルス2回戦>
○田村迅 2(7-5、6-2)0 ●西岡航(近大)
●中山樹 0(0-6、6−7(8))2 ○加藤彰馬(亜大)
○平林輝 2(7-6(6)、4-6、6-2)1 ●岡村大倭(甲南大)

<女子シングルス2回戦>
●渡辺安美 0(0-6、1-6)2 ○吉田明日香(明大)
●日暮春香 0(6ー7(1)、3−6)2 ○末野聡子(慶大)
○谷井涼香 2(6−4、6-1)0 ●今村凪沙(鹿屋体大)
森島優 1(2−6、6−3、1−3)1 藤原夕貴(姫大) ⇒中断。翌日に延期


【田村】
第1セットは0―2で迎えた第3ゲーム、相手のサービスゲームをデュースで粘りながらブレイクに成功。本人もここがキーポイントだと語ったように第1セットを7-5で競り勝つ。第2セットでもその勢いは止まらず、セットを連取。終始主導権を握ったまま6-2で第2セットを取り、この試合に勝利。インカレシングルスでの自己最高記録を更新し、3回戦へ進出した。

【平林】
シード選手として本戦の2回戦から出場となった平林。ファーストセット、4−2でリードする中、自身のサービスゲームをダブルフォルトで連続失点。このゲームをブレイクされると追いつかれタイブレークへ。相手のミスも重なりなんとかこれを制し、ファーストセットを奪取するも、続くセカンドセットはファーストサーブが入らず苦戦。第2、第7ゲームをブレイクされるとそのまま6−4でセットを落とし、自身の持ち味を発揮しきれないままファイナルセットへもつれ込む。「サーブで点を取れるように」と気持ちを切り替えて臨んだ。第1ゲームをサービスエースでキープし流れを掴むとその後もサーブから仕掛けるプレーでポイントを量産し、6−2で勝利。3回戦進出を決めた。

【谷井】
ファーストセット、左利きの相手のショットに苦戦する場面も垣間見えたが、第4ゲームで長いデュースを制し、初ブレイク。流れを掴み始め、第9ゲームではサービスエースやライン際を狙った鋭いショットが決まりラブゲームでポイントを奪取。6ー4で先手を取る。セカンドセットは長いラリー戦にも粘り強さを見せ、最後は無失点で6ー1で相手を制し、初戦から続いてストレート勝ちを収めた。


◆江口淳一総監督
「(谷井の活躍について)この試合でどんどん成長している。怖いもの知らずで積極的に打っていて、本当に頼もしい。先輩に刺激を与えていると思う。相手が西日本のトップだったが、かなり攻めていた。もう1回、2回でも勝ってもらいたい。(上級生については)日暮はドローを見た時から相手が1部慶大のレギュラーということで、考え過ぎてしまっていた。ファースト6ー5でリードしていたところでいつもしないプレーに質を上げすぎてしまっていた。自分のプレーに徹すれば、良い展開になったと思う。ダブルスで挽回してもらいたい。ここまで来るともう弱い人はいない。この試合を通して、負けても勝っても自分がどれだけ成長できるかを考えながら、プレーして欲しい。(男子については)中山はファイナル行けば、本人はファイナルが好きなのでいけたと言っていた。ファーストでもう少しゲームをとって、セカンドでラリーをなどで時間をかけてプレーさせて、ファイナルセットで体力勝負とかメンタル勝負になれば負けなかったのではと思う。田村と平林はよく練習していたので、それが結果につながっている。田村は4年生最後のインカレになるし、平林は幹部になることを期待されている人物なので、自覚して頑張って欲しい」

◆田村迅(経4)
「(昨日より暑い炎天下の中での試合だったが)自分の持ち味はコートを走り回って、ラリーを続けて相手のミスを誘い、ポイントを取ること。今日は暑い中、相手の選手が先に体力が切れたのかなという感じ。自分はまだまだ動けたので、持ち味を生かして勝ちパターンに持っていけたのは良かった。(今日の相手は格上のシード選手だったが)昨日、相手は試合がなくて動画等で研究してきた。やはり、とても安定したプレイヤーでフォア、バックともにコートに深く入れてくるというのは動画でも確認した通り。実際試合でもそういったプレーが多く、自分から攻める展開に中々恵まれなかった。その少ないチャンスを逃さず攻め切れた。(第1セット、ゲームを競り合っていた中での獲得だったが)0-2の3ゲーム目をブレイク出来たのが今日のキーポイント。デュースなどで粘って踏ん張れたことが後半のゲームに繋がったのではと思う。(セカンドセットはどういう気持ちでのぞんだのか)1セット目を取ったことで流れも良かった。プレーは変えずに、チャンスが来る前でもひたすら走る。自分も辛かったが相手も相当辛かったはず。根性勝負で挑んだ。(明日の意気込みは)シングルスは早稲田の強いメンバーの方となので思い切っていくしかない。自分も4年生なので悔いの無い試合をシングルスもダブルスも全部出し切っていこうかなと思っている」

◆平林輝(法3)
「(今日の試合は)相手は結構何回もやったことのある相手で、手の内もお互い知っていた。自分は今日が初日だったのでどうしても固かったというか、あまり自分の力を発揮できなかったなというのが全体的な感想。(試合を振り返って)ファーストセットはタイブレークになった時点で(どっちが取るか)わからないのでそこまでに取りたかったが先行されて、6−6になってしまった。そこでやるしかないという気持ちでやった。(序盤はファーストサーブの入りが悪かったが)暑さなどもあって体がきつかった。セカンドの最後の方からはサーブに集中するようにして、サーブで点を取れるようプレーができるようにした。(ファイナルセットでは流れを引き寄せていたが)それは応援のおかげ。サーブにめちゃくちゃ集中できたし、あとは(ポイントを)とるだけだった。(インカレの目標は)ベスト8を見つつ優勝も視野に入れている。先を見据えている。(次戦への対策などは)相手の選手は話によるとフォアが少し強くないと聞いたのでフォアをめちゃくちゃ狙おうかなと思っている。毎球、毎球しっかりと打っていきたい」

◆谷井涼香(英1)
「(前日よりも気温が高い中の試合だったが)本戦の初戦で全身が筋肉痛になってしまった上に、気温の高い時間帯で外の試合だったので、つらないか心配だった。序盤、相手も左利きで苦手意識があった。ラリーとかポイントを取るのに手こずっていたが、ラリーをミスらないということを第一に、自分からミスしないということを考えてできたかなと思う。(試合後半にあったラブゲームでは)相手も自分のボールにミスが続いて、イライラしていたがそこを取りきれるように、自分からミスしないように。攻めるときはせめて、守る時は守ることを意識してプレーした。(ランキング上位の相手に対し、緊張は)緊張はしなかった。このインカレという舞台に本戦でプレーできるということを楽しみながらやっている。今回も途中で競って緊張するような場面があったが、そういう部分でも楽しんでやることができたと思う。(インカレの目標は)ベスト4。今は一年生なので、チャレンジャーで。自分の持っている力を全力で発揮したいと思う」

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